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Amazon Auroraサービスレベルアグリーメント

最終更新:2022年5月19日

本Amazon Auroraサービスレベルアグリーメント(「SLA」)は、Amazon Auroraの利用に適用される方針であり、Amazon Auroraを使用する各アカウントに個別に適用される。本SLAの契約条件と、AWSカスタマーアグリーメントまたは利用者による本サービスの利用に適用される当社と利用者との間の他の契約(「本件契約」)の契約条件の間に齟齬がある場合は、かかる齟齬の範囲に関してのみ、本SLAの契約条件が適用される。本SLAにおいて使用する用語(英文では大文字で始まるもの)のうち、本SLAで定義されていないものは、本件契約で定められた意味を有するものとする。

SLA

AWSは、Amazon Auroraについて以下の2つのSLAを確約する。(1)マルチAZ SLA(2つ以上のAZに配備されている各Amazon Auroraクラスターに適用)、および(2)シングルAZ SLA(単一のAZに配備されている各Amazon Auroraクラスターに適用)。

マルチAZ SLA

Amazon Auroraクラスターが2つ以上のAZに配備される場合(「マルチAZクラスター」)、AWSは、毎月の請求期間において、以下の表に示す月間稼働率で各マルチAZクラスターを利用可能にするため、商業上合理的な努力を行う(「マルチAZ SLA」)。

月間稼働率

サービスクレジット率

99.0%以上、99.99%未満

10%

95.0%以上、99.0%未満

25%

95.0%未満

100%

シングルAZ SLA

Amazon Auroraクラスターが単一のAZに配備される場合(「シングルAZクラスター」)、AWSは、毎月の請求期間において、以下の表に示すシングルAZ稼働率で各シングルAZクラスターを利用可能にするため、商業上合理的な努力を行う(「シングルAZ SLA」)。

シングルAZ稼働率

サービスクレジット率

99.0%以上、99.9%未満

10%

95.0%以上、99.0%未満

25%

95.0%未満

100%

サービスクレジット

サービスクレジットは、該当するSLAが満たされなかった月次請求期間について、Amazon Auroraに対し利用者が支払った料金の定率として計算される。

サービスクレジットは、Amazon Auroraについて今後請求される支払いに対してのみ適用できる。当社はその裁量において、利用不可状態が発生した請求期間の支払いの際に利用者が使用したクレジットカードに対して、サービスクレジットを発行することができる。サービスクレジットは、利用者に対し、AWSから返金その他の支払いを受ける権利を与えるものではない。サービスクレジットは、該当する月次請求期間の当該クレジット金額が1米ドル($1 USD)を超える場合のみ適用され、発行される。サービスクレジットは譲渡できず、また他のアカウントに充当することはできない。本件契約に別段の規定がない限り、Amazon Auroraの提供において、当社による利用不可状態、パフォーマンスの不実行、その他不履行が生じた場合、利用者の唯一かつ排他的な救済は、本SLAの契約条件に従いサービスクレジット(該当する場合)を受け取ることである。

クレジットの請求および支払手続
 
サービスクレジットを受け取るには、 AWSサポートセンターでケースを作成することにより、請求(リクエスト)を提出する必要がある。 利用者は、特定のAmazon Auroraクラスターの配備について、マルチAZ SLAとシングルAZ SLAに基づく請求を結合すること、または重複して行うことはできない。利用者は、インシデント発生後、2回目の請求期間の末日までに、以下の情報を添えてクレジットのリクエストを当社に提出しなければならない。
 
マルチAZ SLAおよびシングルAZ SLAに関するリクエストに必要な情報:
 
i. 件名に「Amazon Aurora SLA Credit Request(Amazon Aurora SLAクレジットリクエスト)」という文言
ii. 利用者が請求する各利用不可インシデントの日時
iii. 影響を受けたマルチAZクラスターまたはシングルAZクラスターのDBクラスターIDおよびAWSリージョン
iv. エラーを記録し、利用者が主張する停止を裏付けるリクエストログ(これらのログ内の機密情報または機微性の高い情報は削除するかアスタリスク(*)で置き換えること)
 
該当するSLAに基づく請求を当社が確認した場合、当社は、リクエストが発生した月の翌請求期間内に利用者にサービスクレジットを発行する。上記要件を満たすリクエストおよびその他の情報を提供しなかった場合、利用者はサービスクレジットを受け取る権利を失う。
 
Amazon Aurora SLA除外事項
 
サービスコミットメントは、直接または間接を問わず、以下の場合(以下、総称して「Amazon Aurora SLA除外事項」という)、いかなるAmazon Auroraの利用不可状態、停止もしくは終了、またはその他のAmazon Auroraのパフォーマンス上の問題にも適用されない。(i)不可抗力事由またはAmazon Auroraの責任分界点を超えるインターネットアクセスもしくは関連する問題を含む、当社の合理的支配の及ばない要因に起因する場合、(ii)利用者の作為または不作為に起因する場合、(iii)マイクロDBインスタンスクラスまたは同様のCPUとメモリリソース制約がある他のインスタンスクラスに属するインスタンスに起因する場合、(iv) Amazon Auroraユーザーガイドに記載されている基本運用ガイドラインに従わなかったことに起因する場合(例:データベースインスタンスが動作不能になるまでのオーバーロード、リカバリー時間が極端に長くなるような過度のテーブル作成など)、(v)データベースクラッシュが繰り返される、またはデータベースインスタンスが動作不能になるといった現象を引き起こす、基盤となるデータベースエンジンソフトウェアに起因する場合、(vi)利用者のデータベースワークロードの入出力キャパシティが不十分であるため、リカバリー時間が長くなることに起因する場合、(vii)利用者の装置、ソフトウェアもしくはその他のテクノロジーに起因する場合、または、(viii)本件契約に従った、Amazon Auroraを利用する利用者の権利の停止または終了に起因する場合。
 
当社の月間稼働率またはシングルAZ稼働率(該当する方)の計算に明確に使用される要因以外の要因が可用性に影響を与えている場合には、当社はその裁量において、かかる要因を考慮してサービスクレジットを発行することができる。
 
定義

  • 「アベイラビリティゾーン」および「AZ」とは、AWSリージョン内の隔離された区分を意味し、AWSリージョンコードの後に続く1文字の識別子で特定される(例:us-west-1a)。
  • 所定のマルチAZクラスターの「月間稼働率」は、月次請求期間中において、マルチAZクラスターが利用不可状態となっていた1分間のインターバルのパーセンテージを100%から減じて計算する。利用者が月の一部期間のみマルチAZクラスターを稼働させていた場合、稼働していなかった部分のマルチAZクラスターは100%利用可能であると想定される。 
  • 所定のシングルAZクラスターの「シングルAZ稼働率」は、月次請求期間中において、シングルAZクラスターが利用不可状態となっていた1分間のインターバルのパーセンテージを100%から減じて計算する。利用者が月の一部期間のみシングルAZクラスターを稼働させていた場合、稼働していなかった部分のシングルAZクラスターは100%利用可能であると想定される。 
  • 「マルチAZクラスター」とは、少なくとも2つのアベイラビリティゾーンに配置されたインスタンスを含むAmazon Auroraクラスター(Amazon AuroraのMySQL互換エディションまたはPostgreSQL互換エディションのいずれか)を意味する。
  • 「シングルAZクラスター」とは、Amazon Auroraクラスター内のすべてのインスタンスを単一のアベイラビリティゾーンに配置するAmazon Auroraクラスター(Amazon AuroraのMySQL互換エディションまたはPostgreSQL互換エディションのいずれか)を意味する。
  • 「サービスクレジット」とは、対象となるアカウントにクレジットされることのある、上記の規定により計算されたドル建てのクレジットをいう。
  • 「利用不可」および「利用不可状態」とは、実行中のマルチAZクラスターまたはシングルAZクラスター(該当する方)へのすべての接続リクエストが1分間のインターバル中に失敗する状態を意味する。