BlueDot は感染症のリスクの検知および対応に AWS による機械学習を利用しています

世界では感染症のためのグローバルな早期警戒システムが必要である一方、政府や民間団体は感染症の流行をすばやく特定し、潜在的なリスクを緩和するテクノロジーが必要です。

「私たちは、世界的な脅威をほぼリアルタイムで検知するために機械学習を利用しています」と BlueDot の創設者兼 CEO である Kamran Khan 氏は述べています。Khan氏 によると、BlueDot の SaaS プラットフォームは「65 の言語で 150 種類以上の病気や症候群に関する情報を24 時間、15 分ごとに収集しています」。BlueDot は公式通知、健康フォーラム、オンラインメディアをスキャンして潜在的な脅威を特定したり、こうしたソースを民間の飛行機の旅程やその他のデータセットと相互参照したりしています。これにより、感染症の流行リスクを予測し、すばやくクライアントに知らせることができます。

BlueDot のプラットフォームでは、大量のデータを処理する必要があります。そこで、Amazon Web Services (AWS) の出番です。「病原体の名前、流行の場所と時間、その他の背景データなどの重要な情報の抽出に AWS がサポートする自然言語処理と機械学習を利用しています」と Khan 氏は述べています。例えば、BlueDot は自社のプラットフォームを使用し、後に COVID-19 として知られるようになる中国の武漢での感染症の流行を検知しました。「この分析を使用して、COVID-19 が蔓延し続け、最終的に中国本土の外に広がった場合に最も影響を受けるリスクがあると思われる、上位 20 都市を特定しました」と Khan 氏は言います。