Comprinno が AWS Well-Architected フレームワークを使用して顧客によるクラウドインフラストラクチャのモダナイズをサポート

2013 年に設立された Comprinno は、インドを拠点とし、500 を超える顧客にサービスを提供するクラウドコンサルティングおよびプロフェッショナルサービス企業です。同社の Software as a Service (SaaS) ブランドである Tevico は、AWS ソリューションの上に人工知能レイヤーを提供し、顧客がプロセスを自動化し、異常を検出して、問題を自動的に修復するのをサポートします。

テクニカルエキスパートのチームによって設立された Comprinno は、営業プロセスを改善および標準化するにはビジネスの専門知識が必要であることを認識していました。以前は、ソリューションアーキテクトが営業前の会話の方向性を独自に決定していました。この戦略は、同社の経験豊富なスタッフのおかげで効果的でしたが、一貫したカスタマージャーニーを提供するものではありませんでした。同社はまた、カスタムソリューションの構築と販売のみを行うのではなく、より幅広いオーディエンスにリーチするために標準化を求めました。2019 年、Comprinno は AWS ソフトウェアパートナーになりました。このパスは、AWS サービス上でまたは AWS サービスとともに実行するソフトウェアを開発する組織のために設計されています。プロセスの一環として、Comprinno は自社の Tevico ソリューションを評価するために AWS Well-Architected レビューを実施しました。AWS Well-Architected レビュープロセスを経て、Comprinno にはそれが顧客にとっても優れたツールとなることがわかっていました。

2021 年 4 月、Comprinno が AWS Well-Architected パートナープログラムに参加することが承認されました。このプログラムは、組織が優れたアーキテクチャ習慣を確立し、リスクを軽減して、堅牢なアプリケーションを構築するのに役立ちます。Comprinno は、優れた AWS Well-Architected レビューをクライアントに提供できるように、徹底したトレーニングとブートキャンプを受けました。「スタートアップとして、Comprinno は AWS が提供する実績のあるフレームワークの恩恵を受け、より優れたビジネスの構築を促進しています」と Comprinno の CEO である Prasad Puranik 氏は述べています。「このフレームワークは、営業、顧客関係、および技術的ソリューションを構築する方法を教えてくれるため、ビジネスの成熟度を高めるのに役立っています」。

Comprinno は主にスタートアップセクターの顧客と連携しています。同社は複数の業界に顧客を抱えていますが、多くの場合、共通のニーズがあり、クラウドインフラストラクチャのモダナイゼーションという共通の目標を持っています。Comprinno は、次のステップについて顧客と速やかに相互理解できるように、標準化を迅速かつ正確に行う必要があります。この目標を達成するために、Comprinno は AWS Well-Architected フレームワークの原則を説明するコンテンツを開発し、Tevico で利用できるようにしました。複数のユーザーが顧客のニーズに関する情報を提供できるため、コラボレーションとエンゲージメントが促進されます。顧客が Tevico を利用することで、Comprinno はビジネスニーズをより深く理解し、より優れたソリューションを構築して、それらのニーズを実用的な技術要件に変換できます。

例えば、e コマースの企業がコンバージョンの増加を目標に Comprinno にアプローチするケースでは、Comprinno は Tevico と AWS Well-Architected フレームワークの構造を使用して、その企業の既存のインフラストラクチャ、トラフィックの量、他のビジネス要件に関するデータを取得します。その後、Comprinno は、クラウドでのスケール、コードのリファクタリング、追加の AWS サービスの採用 (必要な場合) のために顧客が実行できる技術的な変更を特定するためのコンサルティングを提供します。「AWS Well-Architected フレームワークを使用すると、お客様はソリューションの実装を整理および構造化された方法で理解できるようになります」と Puranik 氏は述べています。「この構造化されたアプローチは、お客様と当社の双方に大きなメリットをもたらします。なぜなら、お客様には正しい方向に向かうためのガイドが、当社にはお客様の目標を達成するための道筋がもたらされるからです」。 この構造を使用して顧客に価値を提供することで、Comprinno は 2022 年にローンチされたオポチュニティの数を 2.5 倍に増やし、クオリファイドオポチュニティからローンチオポチュニティへのコンバージョン率は 71% でした。

金融テクノロジーやヘルスケアなど、多様で規制の厳しい業界においてサービスを提供していることで知られる Comprinno は、顧客に提供できる専門知識を豊富に備えています。Tevico と AWS Well-Architected フレームワークを利用することで、Comprinno はベストプラクティスを明確に提示し、顧客が抱えている可能性のある盲点を特定できます。「当社は複数の業界のお客様と連携し、さまざまなセットアップを目にしてきたため、教訓を共有し、AWS Well-Architected フレームワークを使用して顧客が盲点をより迅速に特定できるようサポートできます」と Puranik 氏は述べています。例えば、Comprinno はフレームワークを使用して、セキュリティのベストプラクティスと、ベストプラクティスに従わない場合に何が起こるかについての説得力のある導入事例を提示できます。

また、Comprinno は AWS Well-Architected フレームワークを使用して信頼関係を構築し、顧客維持とビジネス拡大に役立てています。同社の収益の推定 55～60% は、AWS Well-Architected レビューを毎年実施する付加価値サービスやマネージドサービスの契約を通じて既存の顧客から得ているものです。「AWS Well-Architected フレームワークはアイスブレーカーのような役割を果たし、お客様が当社のソリューションアーキテクトの有能さ、提案の思慮深さ、会話がいかにインサイトに富んでいるかを理解するのに役立ちます」と Puranik 氏は述べています。「これらのコンポーネントは信頼関係の構築の基盤となり、お客様がその後のエンゲージメントのために Comprinno と連携したい理由となっています」。 Comprinno の顧客の 1 社である、インドのウェアラブルおよびヒアラブルテクノロジー業界の大手企業は、最初のプロジェクトの成功後も関係を継続しています。「当社はお客様と AWS Well-Architected レビューを実施し、コストの最適化をサポートしました」と Puranik 氏は述べています。「現在、お客様の既存のアーキテクチャを再設計することでコストをさらに削減するために、アプリケーションのモダナイゼーションに取り組んでいます」。

Comprinno は、AWS Well-Architected フレームワークのすべての柱について引き続き学習し、より深く投資することを目指しています。同社はまた、スタートアップセクターでの影響力を維持しながら、中堅・中小企業からより多くの収益を得るために、リーチを拡大する予定です。中堅・中小企業に対応するために、Comprinno は迅速にデプロイできるパッケージソリューションをさらに開発することを計画しています。「AWS Well-Architected フレームワークがなければ、これほどの成功を収めることはなかったでしょう」と Puranik 氏は述べています。「当社は、問題解決能力とビジネス遂行能力の両方が求められることを学びました。AWS のチームは過去数年間にわたって、優れたビジネスガイダンスを提供してくれました」。