九州大学は、日本西部の福岡県にある国立大学です。同大学は 1903 年に設立され、日本の主要 7 国立大学の 1 つです。九州大学は約 299 万平方メートルの敷地に 7 つのキャンパスが広がり、2,180 人の教職員が勤務し、18,600 人を超える学生が在籍しています。さらに 80 ヵ国からの約 1,700 人の留学生がこの大学で学んでいます。

九州大学大学院のシステム情報科学府は、人に優しい先進的高度情報化社会を支える研究者および技術者を養成することを目的としています。このことを実現するために、同大学では柔軟性と利便性に優れたコンピューティング環境を必要としていました。しかしながら、コンピュータの使用量は学期による変動があるため、コンピュータリソースの季節的需要に対応するために大学が追加のハードウェアに投資することは効率的ではありませんでした。

九州大学はアマゾン ウェブ サービス(AWS)を選択しました。その理由は、AWS ならばオンプレミス環境の能力を超えるピーク需要にも対応できると判断したことにあります。同大学は、AWS パートナーネットワーク(APN)のアドバンストコンサルティングパートナーである SCSK 社と協力して、高度なデータ処理を行うためのオンプレミスクラウド環境をセットアップすると共に、拡張性のある従量課金制の計算処理能力とストレージ容量を利用するために AWS への接続を行いました。同大学は Amazon Virtual Private Cloud(Amazon VPC)を使用してセキュリティ強化機能を開発しました。これを大学の内部 IP アドレスと一緒に使用すると、内部サーバーへの接続が簡単になります。図 1 は同大学のソリューションを示しています。

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Figure 1. Kyushu University’s Hybrid Solution Using AWS

九州大学は AWS への移行により、予測したニーズを基に高価なハードウェアを調達する必要がなくなったため、大幅なコスト削減が可能になりました。AWS は九州大学に対して大学が必要とするレベルのコンピューティングリソースをオンデマンドかつ低コストで提供しています。今後、九州大学はビッグデータの解析および分散処理に役立つと考えられる AWS ソリューションの使用を検討する予定です。同大学は、アジアパシフィック(東京)地域におけるハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)インスタンスの拡張を待ち望むと共に、大学の組織構造に柔軟に対応するために AWS Identity and Access Management(IAM)によるユーザー特権のコントロール強化を期待しています。

クラウドソリューションを備える教育機関における AWS の活用状況の詳細については、教育分野の詳細ページ http://aws.amazon.com/education/ をご覧ください。

SCSK 社による AWS クラウド実行のサポートの詳細については、AWS パートナーディレクトリSCSK 社の情報をご覧ください。