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Unilever の導入事例

2014 年

Unilever は 1930 年にオランダのマーガリン生産業者であるマーガリンユニと英国の石鹸メーカーであるリーバブラザーズの合併により設立されました。今日、消費財の最大手企業である同社は 190 を超える国で食品、ホームケア、リフレッシュメント、およびパーソナルケア製品を販売しています。Unilever は英国のロンドンとオランダのロッテルダムに本社を置き、90 を超える国に子会社があります。同社では 170,000 人を超える従業員が働いています。2012 年、Unilever の収益は 510 億 EUR を上回りました。 

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「AWS は私たちの話を聞き、有益なことを別の方法で行うアイディアを思いつくように手助けしてくれます」

Nick Morgan
デジタルマーケティングのエンタープライズアーキテクト

課題

ニュージャージー州イングルウッドクリフの Unilever North America では、Unilever のデジタルマーケティングアプローチをサポートするインフラストラクチャの再設計を必要としていました。Unilever はこれまでオンプレミス型のデータセンターを使用して Web プロパティをホストしてきましたが、そのすべてにさまざまなテクノロジーとプロセスが混在していました。「市場投入までの時間の加速化をサポートするために私たちは環境の標準化を必要としていました」とデジタルマーケティングサービス (DMS) のグローバルテクニカルマネージャーである Sreenivas Yalamanchili 氏は語っています。Unilever はパイロット国でマーケティングキャンペーンをテストすることによりビジネスモデルを最適化します。キャンペーンが成功した場合、同社はそれを他の国とリージョンにデプロイします。IT 組織はクラウドを使用して同じプロセスを実装することを希望していました。 

アマゾン ウェブ サービスが選ばれた理由

16 社を超える企業が参加した包括的な RFP およびレビュープロセスの後、Unilever はアマゾン ウェブ サービス (AWS) を選択しました。デジタルマーケティングプラットフォームを選択する際に Unilever が優先したことは、柔軟性、グローバルインフラストラクチャ、テクノロジー、そしてメンバーの豊かなエコシステムなどです。「AWS を使用することにより、当社はすべての地域で同じホスティングプロバイダーを利用できるようになりました。つまり、地域ごとにソリューションをカスタマイズおよび調整する必要がなくなりました」と Yalamanchili 氏は語っています。さらに、「Unilever はすばらしいブランドをお客様に届けることに集中しています。それは IT ショップではありません。私たちは、AWS と AWS パートナーネットワークのメンバーと協力して作業を進めることで、より短い時間でより多くのイノベーションを成し遂げることができます」と同氏は続けています。

Unilever IT チームは AWS への移行のために 2 つの目標を掲げました。1 つはリージョンコンテンツ配信アーキテクチャによる Web サイトに共通のテクノロジープラットフォームを提供すること、もう 1 つは既存の Web プロパティをクラウドに移行することでした。

このようなプラットフォームを開発するために、Unilever はアーキテクチャを設計するための AWS ワークショップに参加しました。次に DMS チームは、パイロットプラットフォーム (マイアミでのサードパーティーホスティングに対する災害対策サイト) を構築し、出資者によるレビューを受けました。事業承認を取得した後、Unilever はシステムの統合とアプリケーションの開発のために Amazon パートナーネットワーク (APN) のアドバンストコンサルティングパートナーメンバーである CSS 社を選択しました。DMS チームは CSS と協力してグローバルコンテンツ管理システム (CMS) を開発しました。CMS プラットフォームにより、代理店はブランド Web サイトをグローバルに構築し、それを複数の AWS リージョンにわたって公開することができます。Unilever では HAProxy ロードバランサーを使用して Web サイトのパフォーマンスを向上させ、データベースを Microsoft SQL Server と MySQL で実行しています。

災害対策として、Unilever はバックアップデータ、スナップショット、製品、およびレシピメディアの各ファイルを Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) に格納し、EBS Snapshot Copy を使用して Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) スナップショットを米国東部 (バージニア北部) リージョンから米国西部 (北カリフォルニア) リージョンにコピーしています。「私たちは、コンテンツ管理システム、コンテンツデプロイアーキテクチャ、および数多くの非常に重要なウェブプロパティを保護するため、さらに AWS クラウドに安心してビジネスを任せるために災害対策ソリューションを設計しました」と Yalamanchili 氏は語っています。図 1 に、AWS での Unilever のアーキテクチャを示します。

Unilever と CSS は、およそ 400 の Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスで使用するための Windows および Linux を実行する Amazon マシンイメージ (AMI) を作成しました。Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) を導入すれば、デプロイとインターネットアクセスを柔軟に行うことができます。デジタルマーケティング用エンタープライズアーキテクトを担当する Nick Morgan 氏は「AWS を使用することについて何がすばらしいかというと、キャンペーンの評価の特性に基づいてインスタンスをいとも簡単に拡大縮小できることです。私たちは Recipedia.com や Axeapollo.com などのサイトに対して Auto Scaling と手動スケーリングを使用していました。私たちはさまざまな AWS リージョンおよびアベイラビリティーゾーンにわたってインスタンスをデプロイし、Amazon EBS スナップショットを使用することにより、サービスを回復させることができます」とコメントしています。

Web サイトプロパティをクラウドに移行するために、Unilever はいくつかの既存の Web サイトに対応する本番前環境および本番環境を AWS で構築しました。Unilever の広告代理店や製作代理店が本番前環境で Web サイトを認定すると、Unilever は本番環境の DNS アドレスを切り替えて AWS での運用を開始できるようになりました。

パイロット立ち上げに成功した後、Unilever は 500 を超える Web プロパティをデータセンターから AWS に 5 か月足らずで移行しました。以降、AWS で稼働する Unilever の Web プロパティは世界中で 1,700 を超えています。「グローバルに展開するビジネスを通して、私たちは繰り返し可能なモデルの作成に努めています。AWS ならば当社のホスティング環境を標準化することは簡単です」と Yalamanchili 氏は語っています。さらに、「例えば、米国東部 (バージニア北部) でデプロイしたマーケティングキャンペーンが成功した場合、私たちは 同じものを APAC 諸国向けのアジアパシフィック (シンガポール) リージョンに簡単にレプリケートできます」と同氏は続けています。

CSS は Unilever にさまざまなオペレーティングシステム、API、およびツールのマシンイメージを提供して、新しいプロジェクトを立ち上げるプロセスを自動化しました。Morgan 氏は「CSS がインスタンスの作成を自動化した方法によりプロジェクトの立ち上げにかかる時間が約 75 パーセント短縮されました。4 日かかっていたことが今では 1 日で済みます。毎回 Web サーバーやデータベースサーバーを基礎から再構築する必要はありません。イメージをクローン化して再利用できるためです」と語っています。

利点

Unilever の場合は、AWS クラウドへの移行によりビジネスの俊敏性と運用効率が改善しました。「これまで、マーケティングキャンペーン用の Web サイトをリクエストすることは長期にわたるプロセスでした。AWS を使用することにより、私たちはデジタルマーケティングキャンペーンの立ち上げに要する時間を 2 週間から平均 2 日に短縮できました。当社の従来環境の 7 倍以上の速さです。ブランドマネージャーは自分のアイデアを競合が始まる前に形にできます」と Yalamanchili 氏は語ります。

Yalamanchili 氏はさらに続けて「AWS を使用することで私たちは時間を節約できます。AWS ウェブサイトにアクセスし、数字を入力するだけでコストが計算できます。これにより、ウェブサイトの標準的な請求モデルを簡単にセットアップできるようになりました。このモデルを使うと、パートナーである CSS はキャンペーン Web サイトの料金を 12 時間足らずで計算できます。私たちはやりたいと思ういかなることにも対応できる能力を持っていると、私はマーケティングの人々に自信を持って言えます。インフラストラクチャではなくイノベーションに集中できるのです」と語っています。

「もう 1 つの利点は AWS クラウドの対応能力です。AWS を使用することにより、ブランドマネージャーの 1 人は 24 時間以内にキャンペーンを完全に変更できました。物理的インフラストラクチャの場合はそうはいきません」と Yalamanchili 氏は語ります。

Morgan 氏は「AWS は私たちの話を聞き、有益なことを別の方法で行うアイディアを思いつくように手助けしてくれます」と述べ、「私は AWS によってもたらされる急速なイノベーションを存分に楽しんでいます」と続けました。 さらに Yalamanchili 氏は「AWS は常に顧客志向です。AWS は、私たちの話を聞き、製品とサービスに革新をもたらすことにより、顧客志向であることを私たちに証明しました」と付け加えています。


Unilever について

Unilever は 1930 年にオランダのマーガリン生産業者であるマーガリンユニと英国の石鹸メーカーであるリーバブラザーズの合併により設立されました。今日、消費財の最大手企業である同社は 190 を超える国で食品、ホームケア、リフレッシュメント、およびパーソナルケア製品を販売しています。

AWS の利点

  • ビジネスの俊敏性と運用効率を向上しました。
  • AWS クラウドの応答性
  • デジタルマーケティングキャンペーンを開始する時間を改善
  • 急速なイノベーション

使用されている AWS のサービス

Amazon S3

Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) は、業界をリードするスケーラビリティ、データ可用性、セキュリティ、およびパフォーマンスを提供するオブジェクトストレージサービスです。つまり、あらゆる規模や業界のお客様が、ウェブサイト、モバイルアプリケーション、バックアップおよび復元、アーカイブ、エンタープライズアプリケーション、IoT デバイス、ビッグデータ分析など、広範にわたるユースケースのデータを容量に関係なく、保存して保護することができます。

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EBS スナップショットコピー

EBS スナップショットコピーを使用すると、AWS リージョン間で EBS スナップショットをコピーできるため、複数の AWS リージョンを活用し、地理的拡張、データセンターの移行、災害復旧を簡単に行うことができます。

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Amazon Elastic Block Store

Amazon Elastic Block Store (EBS) は、Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) と共に使用するために設計された、スループットとトランザクションの両方が集中するどんな規模のワークロードにも対応できる、使いやすい高性能なブロックストレージサービスです。

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Amazon Virtual Private Cloud

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) では、AWS クラウドの論理的に分離されたセクションをプロビジョニングし、お客様が定義した仮想ネットワーク内の AWS リソースを起動することができます。

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開始方法

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