投稿日: Nov 29, 2016
2016 年 12 月 1 日より、AWS Storage Gateway の料金を改訂し、オンプレミスのアプリケーション用のクラウドストレージをよりコスト効率よく導入できるようにします。料金について次の 3 つの変更を行います。ボリュームと仮想テープのストレージ料金を値下げします。月額のゲートウェイ料金を AWS に書き込まれたデータの量に基づく料金に変更します。仮想テープの取り出しをシンプルにして、レートベースの料金から GB あたりの料金に変更します。
- GB あたりのストレージ料金が、ボリュームと仮想テープについては最大 28%、アーカイブされた仮想テープについては最大 43% 値下げになります。この値下げは、2016 年 11 月 21 日に Amazon S3 と Glacier について発表されたストレージ料金の値下げに準じるものです。
- 月額のゲートウェイ料金は、実際に使用中のゲートウェイによって AWS に書き込まれたデータの量に基づく料金に変更されます。すべてのリージョンにおいて、お客様はゲートウェイあたり 125 USD/月を上限として、GB あたり 0.01 USD の料金を支払います。新規のお客様には、サービスをセットアップして試せるように最初の 100 GB が無料で提供されます。
ゲートウェイによって AWS に書き込まれるデータが 12 TB/月に達しない場合、月額利用料は減額されます。ゲートウェイによって AWS に書き込まれるデータの量は、既存の Amazon CloudWatch メトリクスを通じてモニタリングできます。また、ゲートウェイの帯域幅制限を設定してコストを管理できます。 - アーカイブされた仮想テープの取り出しについては、現在のピークレートの取り出し料金から、よりシンプルな GB あたりの料金に変更されます。すべてのリージョンにおいて、データの取り出し料金は GB あたり 0.01 USD となり、仮想テープから取り出すデータの料金を予測しやすくなります。たとえば、ある月に 1 TB のデータを含む仮想テープを取り出した場合、新しい料金表では 10.24 USD となり、現在のレートベースの料金と比べて最大 97% の減額となります。
今回の値下げは、コストを削減し、その削減額をお客様に還元するという AWS の伝統を受け継いだものです。この新しい料金表は、すべてのリージョンで 2016 年 12 月 1 日から発効し、その時点で AWS Storage Gateway の料金ページに反映されます。12 月中は、減額された料金がお客様への請求金額の見積りに反映されない場合があります。新しい減額された料金は、月末の請求明細書に反映されます。