投稿日: Dec 14, 2017
デプロイと管理を簡略化するために AWS Systems Manager (SSM) と統合された新しい CloudWatch エージェントは、複数プラットフォームのメトリクスとログの収集を 1 つのエージェントに統合し、ゲスト内システムメトリクスを収集して EC2 インスタンスおよび仮想マシンの可観測性を向上させます。SSM Run Command またはステートマネージャーを使用して、EC2 インスタンス、オンプレミスサーバー、またはハイブリッド環境にエージェントをデプロイし、Windows パフォーマンスカウンタとイベントログを含む Linux および Windows OS の両方のメトリクスとログを収集します。
エージェントには、カスタマイズ機能や、ディスク、メモリなどを含むシステムレベルのメトリクスを収集するための複数のデフォルト設定から選択する機能があります。また、ディスクあたりのメトリクスなど、サブリソースレベルで収集するオプションがあります。これらのシステムレベルのメトリクスは、デフォルトの EC2 メトリクスと同様に CloudWatch アラームとともに使用して、使用可能なメモリが少なくなっているときにインスタンスを自動スケーリングしたり、ネットワーク I/O の p99 統計をダッシュボードに表示したりできます。
このエージェントは、Auto Scaling グループ名などのコンテキスト情報について EC2 ディメンションを自動的に追加します。カスタムディメンションの追加、集約メトリクスの設定、メトリクス解像度のカスタマイズを行うことができ、最小で 1 秒の解像度までサポートされます。また、同じ CloudWatch エージェントを使用して、Linux ログと Windows ログの両方を収集することもできます。現在 SSM Agent または EC2Config を CloudWatch で使用しているお客様は、SSM の移行 run command を介して新しいエージェントに移行できます。
CloudWatch エージェントは、すべての AWS パブリックリージョンで利用でき、AWS GovCloud および中国リージョンでの提供開始が予定されています。
CloudWatch エージェントの使用を開始するには、AWS SSM コンソールから直接ダウンロードするか、CLI を介して S3 バケットからダウンロードし、スタンドアロンインストールを実行できます。詳細については、CloudWatch エージェントおよび SSM 移行ユーザーガイドをご覧ください。このエージェントの使用は無料で、標準の CloudWatch Logs およびカスタムメトリクスの料金がかかります。