Amazon CloudWatch に初期費用や最低利用料金はかかりません。支払いは従量課金制です。その月に使用した分のみ、月末にお支払いいただきます。
無料利用枠
Amazon CloudWatch は無料でお試しいただけます。ほとんどの AWS のサービス (EC2、S3、Kinesis など) は、無料で自動的にメトリクスを CloudWatch に送信します。無料利用枠内で利用できるアプリケーションを多数ご用意しています。AWS 無料利用枠の詳細については、こちらを参照してください。
メトリクス | 基本モニタリングのメトリクス (5 分間隔) 詳細モニタリングのメトリクス 10 個 (1 分間隔) 100 万の API リクエスト (GetMetricData および GetMetricWidgetImage には適用されません) |
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ダッシュボード | 毎月最大 50 個のメトリクスに対応するダッシュボード 3 個 |
アラーム | 10 アラームメトリクス (メトリクスを直接リストアップし、Metrics Insights クエリを使用しない標準解像度アラームにのみ適用されます) |
ログ | 5 GB データ (取り込み、ストレージのアーカイブ、ログ Insights クエリによってスキャンされたデータ) |
イベント | カスタムイベントを除くすべてのイベントが対象 |
Contributor Insights | 1 か月に 1 つの Contributor Insights ルール ルール / 月に一致する最初の 100 万のログイベント |
Synthetics | 1 か月あたり 100 回の Canary 実行 |
Evidently | 初回の無料トライアルには、アカウントごとに 300 万の Evidently イベントと 1000 万の Evidently 分析ユニットが含まれます |
RUM | 初回の無料トライアルには、アカウントごとに 100 万の RUM イベントが含まれます |
有料利用枠
初期費用や最低利用料金はかかりません。支払いは従量課金制で、その月に使用した分のみ、月末にお支払いいただきます。
注意: 料金はリージョンごとに異なります。AWS 料金見積りツールを使って、月間の請求額をお見積りいただけます。
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メトリクス
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ダッシュボード
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アラーム
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ログ
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イベント
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Contributor Insights
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Canaries
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Evidently
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RUM
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Metrics Insights
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クロスアカウントオブザーバビリティ
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Internet Monitor
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メトリクス
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ダッシュボード
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アラーム
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ログ
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イベント
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Contributor Insights
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Canaries
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Evidently
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CloudWatch Evidently を使用すると、アプリケーションデベロッパーは実験を行い、新機能がベースラインよりも統計的に優れているかどうかを特定できます。デベロッパーは、新機能をリリースするときに、機能をユーザーのサブセットに公開し、主要なメトリクスをモニタリングして、一般的な利用のためにロールアウトを安全に拡張できます。Evidently の料金は、Evidently イベントの数、および Evidently 分析ユニットに応じて請求されます。
Evidently イベント
Evidently イベントには 2 つのタイプがあります。 1 つのタイプは、クリックやページビューなどのユーザーアクションから発生するデータイベントです。もう 1 つのタイプは、ユーザーに提供する機能のバリエーションを決定する割り当てイベントです。Evidently イベント: 100 万イベントあたり 5 USD
Evidently 分析ユニット
Evidently 分析ユニットは、Evidently で作成したルールに基づいて、Evidently イベントから生成されます。つまり、イベントでルールが一致した数です。例えば、単一の Evidently 分析ユニットであるクリック数を生成するユーザークリックイベントがあります。もう 1 つの例は、2 つの Evidently 分析ユニット (チェックアウト値とカート内のアイテム数) を生成するユーザーチェックアウトイベントがあります。Evidently 分析ユニット: 100 万分析ユニットあたり 7.50 USD
注: CloudWatch メトリクスのコストは、Evidently によって生成されたメトリクスにも課金されます。
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RUM
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CloudWatch RUM の料金は、収集された RUM イベントの数に基づいて設定されます。RUM ウェブクライアントを使用して収集された各データ項目は、RUM イベントと見なされます。RUM イベントの例には、ページビュー、JavaScript エラー、および HTTP エラーが含まれます。データプラグインを柔軟に設定できます。 詳しくはこちらをご覧ください。
RUM イベント: 100,000 イベントあたり 1 USD
追加料金
CloudWatch Logs、Amazon Cognito、AWS X-Ray など、利用している他の AWS のサービスには追加料金が発生する場合があります。AWS のサービスの料金詳細については、該当する AWS のサービスの詳細ページにある料金セクションを参照してください。
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Metrics Insights
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CloudWatch Metrics Insights は、CloudWatch コンソールから無料でご利用いただけます。CloudWatch Metrics Insights は、GetMetricData API を介して利用することもできます。
CloudWatch Metrics Insights クエリを作成すると、クエリ定義に基づいて、Metrics Insights はアカウント内のすべてのメトリクスをスキャンし、クエリで指定された名前空間、メトリクス名、WHERE 句に基づいて分析対象のメトリクスを選択します。次に、選択されたメトリクスの時系列データを取得し、そのデータを分析して、クエリ句で指定された GROUPING と ORDERING を適用してから、要求された結果を返します。
GetMetricData API を介して Metrics Insights でクエリを実行する場合、結果の出力方法に関係なく、分析されたメトリクスの数に基づいて料金が計算されます。分析した 1000 メトリクスごとに 0.01 USD が請求されます。
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クロスアカウントオブザーバビリティ
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CloudWatch の統合観測機能に追加されたクロスアカウント観測機能では、モニタリングアカウントとソースアカウントという 2 つのアカウントカテゴリが導入されています。詳細は、クロスアカウントオブザーバビリティ関するドキュメントをご覧ください。
クロスアカウントオブザーバビリティでは、ログやメトリクスの追加料金が発生しません。CloudWatch は、最初のモニタリングアカウントに保存された最初のトレースコピーを追加料金なしで提供します。追加のモニタリングアカウントに送信されたトレースコピーは、AWS X-Ray の料金に基づいて、記録されたトレースのソースアカウントに請求されます。CloudWatch Dashboards、アラーム、Logs Insights クエリなど、モニタリングアカウントで使用する機能については、CloudWatch の標準料金が適用されます。
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Internet Monitor
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料金の例
注: ここで示す料金の値は一例です。各リージョンの最新の料金情報については、[料金] タブをご覧ください。
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例 1 – EC2 の詳細モニタリング
詳細モニタリングとして EC2 インスタンスから送信されるメトリックの数は、EC2 インスタンスタイプによって異なります。詳細については、インスタンスメトリックのドキュメントを参照してください。この例では、最も一般的に使用されるインスタンスタイプをカバーする 7 つのメトリックを想定しています。
10 個の Amazon EC2 インスタンスで、24 時間 365 日 (1 か月を 30 日とする) アプリケーションを実行し、すべてのインスタンスで EC2 詳細モニタリングを有効にした場合、料金は以下のようになります。
メトリクスの合計数 = インスタンスあたり 7 メトリクス x 10 インスタンス = 70 メトリクス
CloudWatch メトリクスの月額料金 (カスタムメトリクス 1 個につき 0.30 USD) = 70 x 0.30 USD = 21 USD
CloudWatch の月額料金 = 21 USD/1 か月
メトリクスの合計数が 10,000 を超えると、ボリューム料金が適用されます。詳細については、メトリクスの料金を参照してください。
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例 2 - アカウント間の可観測性
1 時間あたり 2,000 の受信リクエストを受け取るアプリケーションがあり、10% のサンプリング率を使用している場合、ソースアカウント X に記録されるトレースは次のようになります。
1 か月あたりのトレース記録件数 = 1 時間あたり 2,000 リクエスト x 24 時間 x 31 日 x 10% = 148,800 トレース
1 か月あたりの有料トレース記録件数 = 148,800 トレース – 無料利用枠の 100,000 トレース = 48,800 トレース
月間トレース記録料金 = 48,800 トレース × 0.000005 USD = 0.244 USD
ソースアカウント X のトレースをモニタリングアカウント Y とクロスアカウント観測機能で共有すると、モニタリングアカウント Y にトレースのコピーが作成され、追加費用は発生しません。したがって、月額請求額は以下のようになります。ソースアカウント X に記録された月次のトレース請求書 = 0.244 USD
モニターアカウントに記録された月次のトレース請求書 Y = 0 USDソースアカウント X からの同じトレースを 2 番目のモニタリングアカウント (モニタリングアカウント Z とします) と共有したい場合、これはトレースの追加コピーを作成します。この場合、お客様のソースアカウントであるアカウント X に、この追加コピーの料金が課金されます。つまり、ソースアカウント X の最終的な請求額は、次のようになります。
ソースアカウント X に記録された月次のトレース請求書 = 0.244 USD+
モニタリングアカウント Z の 148,800 秒のトレースコピー × 0.000005 USD = 0.244 USD + 0.744 USD = 0.988 USD
モニターアカウントに記録された月次のトレース請求書 Y = 0 USD
モニターアカウント Z に記録された月次のトレース請求書 = 0 USD
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例 3 – カスタムメトリクス
51,000 個の Amazon EC2 インスタンスで、24 時間 365 日 (1 か月を 30 日とする) アプリケーションを実行し、PutMetricData API を使用して 5 個のカスタムメトリクスをパブリッシュした場合、料金は以下のようになります。
メトリクスの合計数 = インスタンスあたり 5 メトリクス x 51,000 インスタンス = 255,000 メトリクス
最初の 10,000 個のカスタムメトリクス (1 個あたり 0.30 USD) = 10,000 x 0.30 USD = 3,000 USD
10,001~250,000 個のカスタムメトリクス (1 個あたり 0.10 USD) = 240,000 x 0.10 USD = 24,000 USD
250,001~255,000 個のカスタムメトリクス (1 個あたり 0.05 USD) = 5000 x 0.05 USD = 250 USD
CloudWatch カスタムメトリクスの月額料金 = 3,000 USD + 24,000 USD+ 250 USD = 1 か月あたり 27,250 USDAPI リクエストの合計数 = 51,000 インスタンス x (43,200 分 / 5 分) = 440,640,000 リクエスト
最初の 1,000,000 件の API リクエスト = 0 USD
1,000,001~440,640,000 件までの API リクエスト = 439,640,000 / 1,000 x 0.01 USD = 4,396.40 USDCloudWatch の月額料金 = 27,250 USD + 4,396.40 USD = 31,646.40 USD
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例 4 – S3 レプリケーションメトリクス
お客様の S3 バケットに 5 つの有効なレプリケーションルールがあり、各ルールに対して S3 メトリクスおよび通知が有効、または S3 Replication Time Control (RTC) が有効な場合、請求は次のようになります。
レプリケーションメトリクスの総数 = レプリケーションルールごとに 4 メトリクス x 5 レプリケーションルール = 20 レプリケーションメトリクス
最初の 10,000 のカスタムメトリクス (1 メトリクスあたり 0.30 USD) = 20 x 0.30 = 6.00 USD
CloudWatch の月額料金 =6.00 USD/1 か月
(注: S3 レプリケーションメトリクスでは、API リクエストの料金はかかりません。)
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例 5 – ログを使用したモニタリング
ウェブアプリケーションのアクセスログを使用し、HTTP 2xx、3xx、4xx のレスポンスコードを 24 時間 365 日 (1 か月を 30 日とする) モニタリングする場合 (取り込まれたログデータ 1 GB を送信して HTTP レスポンスをモニタリングし、そのデータを 1 か月間アーカイブする方法による)、料金は以下のようになります。
取り込まれたログの月額料金
取り込まれたログデータの合計 = 1 GB x 30 日 = 30 GB
0~5 GB = 0 USD
5~30 GB = 0.50 USD * 25 = 12.50 USDモニタリングの月額料金
CloudWatch メトリクス 3 個 (1 個あたり 0 USD) = 3 x 0 USD = 0 USDアーカイブされたログの月額料金 (データが 6 GB に圧縮される場合)
0~5 GB = 0 USD
5~6 GB = 0.03 USD x 1 = 0.03 USDCloudWatch の月額料金 = 12.50 USD + 0 USD + 0.03 USD = 12.53 USD
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例 6 – CloudWatch Logs に配信された VPC フローログのモニタリング
取り込まれた VPC フローログを CloudWatch Logs に 1 か月あたり 72 TB 送信する VPC をモニタリングし、そのデータを 1 か月間アーカイブする場合、料金は以下のようになります。
ログ取り込みの月額料金
0~10 TB (0.50 USD/GB) = 10 x 1,024 x 0.50 USD = 5,120.00 USD
10~30 TB (0.25 USD/GB) = 20 x 1,024 x 0.25 USD = 5,120.00 USD
30~50 TB (0.10 USD/GB) = 20 x 1,024 x 0.10 USD = 2,048 USD
50~72 TB (0.05 USD/GB) = 22 x 1,024 x 0.05 USD = 1,126.40 USD
取り込みの合計料金 = 5,120 USD + 5,120 USD + 2,048 USD + 1126.40 USD = 13,414.40 USDログアーカイブの月額料金 (ログデータが 30 TB まで圧縮される場合)
30 TB (0.03 USD/GB) = 30 x 1024 x 0.03 = 921.6 USDCloudWatch の月額料金 = 13,414.40 USD + 921.6 USD = 14,336 USD
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例 7 – S3 に配信された VPC フローログのモニタリング
取り込まれた VPC フローログをオプションの Apache Parquet 形式で 1 か月あたり 72 TB 直接 S3 に送信する VPC をモニタリングし、そのデータを 1 か月間アーカイブする場合、料金は以下のようになります。
ログ取り込みの月額料金
0~10 TB (0.25 USD/GB) = 10 x 1,024 x 0.25 USD = 2,560.00 USD
10~30 TB (0.15 USD/GB) = 20 x 1,024 x 0.15 USD = 3,072.00 USD
30~50 TB (0.075 USD/GB) = 20 x 1,024 x 0.075 USD = 1,536.00 USD
50~72 TB (0.05 USD/GB) = 22 x 1,024 x 0.05 USD = 1,126.40 USD
取り込みの合計料金 = 2,560 USD + 3,072 USD + 1,536 USD + 1,126.40 USD = 8,294.40 USDApache Parquet 形式変換の月額料金 (オプション)
72TB (0.03 USD/GB) = 72 x 1,024 x 0.03 USD = 2,211.84 USD
ログアーカイブの月額料金 (ログデータが 6.5 TB まで圧縮される場合)* *
6.5 TB (0.023 USD/GB) = 6.5 x 1,024 x 0.023 = 153.01 USD月額料金 = 8,294.40 USD + 153.01 USD + 2,211.84 USD = 10,659.25 USD
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例 8 - データ保護による機密ログデータの検出とマスキング
このシナリオでは、支払い処理アプリケーションから毎月 1 GB のログデータを収集するロググループに対して、継続的なデータ保護を有効にしています。
取り込まれたログの月額料金
取り込まれたログデータの合計 = 1 GB × 30 日 = 30 GB
ログデータ取り込み料金 (0~5 GB) = 0 USD
ログデータ取り込み料金 (5~30GB) = 0.50 USD × * 25 = 12.50 USD機密データのスキャン、検出、マスキングにかかるデータ保護費用
データ保護でスキャンされたログデータの合計 = 1GB × 30 日 = 30GB
スキャンしたログデータの料金 = 1 GB あたり 0.12 USD × 30GB = 3.60 USDアーカイブされたログの月額料金 (データが 6 GB に圧縮される場合)
0〜5 GB の料金 = 0 USD
5 GB~6 GBの料金 = 0.03 USD × 1 GB = 0.03 USD
CloudWatch の月額料金 = 12.50 USD + 3.60 USD + 0.03 USD = 16.13 USD
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例 9 – Amazon Kinesis Data Firehose に配信された VPC フローログのモニタリング
この例では、料金設定リージョンを米国東部 (バージニア北部) として考えています。取り込まれた 72 TB の VPC フローログを直接 Amazon Kinesis Data Firehose に月々送信する VPC をモニタリングしている場合、料金は以下のようになります。
ログ配信の月額料金
0~10 TB (0.25 USD/GB) = 10 x 1,024 x 0.25 USD = 2,560.00 USD
10~30 TB (0.15 USD/GB) = 20 x 1,024 x 0.15 USD = 3,072.00 USD30~50 TB (0.075 USD/GB) = 20 x 1,024 x 0.075 USD = 1,536.00 USD
50~72 TB (0.05 USD/GB) = 22 x 1,024 x 0.05 USD = 1,126.40 USD配信料金の合計 = 2,560 USD + 3,072 USD + 1,536 USD + 1126.40 USD = 8,294.40 USD
KDF 取り込みの月額料金
VPC に処理される 1 GB あたり = 72 x 1,024 x 0.13 USD = 9584.64 USD合計月額料金: 8294.40 USD + 9584.64 USD = 17879.04 USD
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例 10 – 異常検出によるアラーム
1 か月あたり 10 の標準解像度メトリクスで Amazon CloudWatch 異常検出を有効にし、そのうち 5 つのメトリクスについてのみアラームを出したい場合は、5 つの標準解像度異常検出アラームを作成します。異常検出は、標準解像度のアラームでのみ利用可能です。月額料金は、以下のように計算されます。
標準解像度異常検出アラームの総数 = 5
アラームは、アラームごとのメトリクス数に基づいて請求されます。すべての異常検出アラームについて、アラームごとに 3 つの標準解像度のメトリクスがあります。1 つ目は評価される実際のメトリクス、2 つ目は予想される動作の上限、3 つ目は予想される動作の下限です。
1 つの標準解像度異常検出アラーム = 0.10 USD * アラームごとに 3 つの標準解像度のメトリクス = 0.30 USD/1 か月
5 つの標準解像度の異常検出アラーム = 標準解像度異常検出アラームあたり 0.30 USD * 5 つのアラーム = 月あたり 1.50 USD
CloudWatch の月額料金 = 1.50 USD/1 か月
ここに表示している料金の値は、米国東部リージョンの場合です。各リージョンの最新の料金情報については、[料金] タブをご覧ください。異常検出は現在、すべての商用 AWS リージョンで利用可能になりました。
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例 11 – Amazon ECS 用 Container Insights
10 個の Amazon EC2 インスタンス、50 個の平均的な実行中のコンテナ、20 個の一意のタスク名、5 個の一意のサービス名をもつ 1 つのコンテナクラスターをモニタリングする場合、料金は以下のようになります。
CloudWatch メトリクス
各クラスター、タスク、サービスに関してレポートされるメトリクスの数は、事前に定義されています。各クラスターでは 8 個、各タスクでは 6 個、各サービスでは 11 個のメトリクスがレポートされます。CloudWatch メトリクスは、タスクおよびサービスごとにその名前に基づいて集計されます。 実行中のインスタンスの数を増やしても、CloudWatch メトリクスの生成数に影響はありません。CloudWatch メトリクスはすべて 1 時間単位で比例配分されます。この例では、データポイントが 1 か月間レポートされると仮定しています。クラスターあたりの CloudWatch メトリクスの数 (月間)= 8 個のクラスターメトリクス + (6 個のタスクメトリクス * 20 個の一意のタスク名) + (11 個のサービスメトリクス * 5 個の一意のサービス名)= 8 + (6 * 20) + (11 * 5)= 183 CloudWatch メトリクスCloudWatch メトリクスの月額料金 = 0.30 USD (最初の 10,000 メトリクスにおけるメトリクスあたり料金) * 183 メトリクス = 54.90 USDメトリクスの合計数が 10,000 を超えると、ボリューム料金が適用されます。詳細については、メトリクスの料金を参照してください。CloudWatch Logs
Amazon ECS では平均して 1 時間あたりメトリクスごとに 13 KB が取り込まれます。ログ取り込みの料金は、クラスター、コンテナ、ポッド、サービス、インスタンス名、ラベルなどに使われる名前によって変わります。取り込む CloudWatch Logs の月間 GB = (13 KB/1024/1024) GB * 183 メトリクス * 月平均 730 時間 = 月間 1.66 GBログ取り込みの月額料金 = 取り込んだログ 1 GB あたり 0.50 USD * CloudWatch Logs としてのパフォーマンスイベント 1.66 GB = 月額 0.83 USD月間 CloudWatch 料金 = 54.90 USD + 0.83 USD = 月額 55.73 USD。
ここに示す料金の値は、米国東部 (バージニア北部) AWS リージョンに基づいています。お使いのリージョンの料金情報を、別途ご確認ください。 -
例 12 – Amazon EKS および Kubernetes (k8s) 用 Container Insights
10 個のノードまたは Amazon EC2 インスタンス、20 個のポッド、5 個の一意のサービス名、1 個の名前空間をもつ 1 個のコンテナクラスターをモニタリングする場合、料金は以下のようになります。
CloudWatch メトリクス
各クラスター、ノード、ポッド、サービスに関してレポートされるメトリクスの数は、事前に定義されています。各クラスターでは 24 個、各ノードでは 8 個、各ポッドでは 9 個、各サービスでは 6 個のメトリクスがレポートされます。CloudWatch メトリクスはポッド、サービス、名前空間ごとにその名前に基づいて集計されます。 実行中のインスタンスの数を増やしても、CloudWatch メトリクスの生成数に影響はありません。CloudWatch メトリクスはすべて 1 時間単位で比例配分されます。この例では、データポイントが 1 か月間レポートされると仮定しています。クラスターあたりの CloudWatch メトリクスの数 (月間)= 24 個のクラスターメトリクス + (10 個のノードまたは EC2 インスタンス * 8 個のノードメトリクス) + (20 個の一意のポッド名 * 9 個のポッドメトリクス * 1 個の名前空間) + (5 個の 一意のサービス名 * 6 個のサービスメトリクス * 1 個の名前空間) + (1 個の一意の名前空間 * 6 個の名前空間メトリクス)= 24 + (10 * 8) + (20 * 9 * 1) + (5 * 6 * 1) + (1 * 6) = 320 CloudWatch メトリクスCloudWatch メトリクスの月額料金 = 0.30 USD (最初の 10,000 メトリクスにおけるメトリクスあたり料金) * 320 メトリクス = 96 USDメトリクスの合計数が 10,000 を超えると、ボリューム料金が適用されます。詳細については、メトリクスの料金を参照してください。CloudWatch Logs
Kubernetes では平均して 1 時間あたりメトリクスごとに 38 KB が取り込まれます。 ログ取り込みの料金は、クラスター、コンテナ、ポッド、サービス、インスタンス名、ラベルなどに使われる名前によって変わります。取り込む CloudWatch Logs の月間 GB = (38 KB/1024/1024) GB * 320 メトリクス * 月平均 730 時間 = 月間 8.47 GB
ログ取り込みの月額料金 = 取り込んだログ 1 GB あたり 0.50 USD * CloudWatch Logs としてのパフォーマンスイベント 8.47 GB = 月額 4.23 USD月間 CloudWatch 料金 = 96 USD + 4.23 USD = 月額 100.23 USD。ここに示す料金の値は、米国東部 (バージニア北部) AWS リージョンに基づいています。お使いのリージョンの料金情報を、別途ご確認ください。 -
例 13 – ServiceLens を使用したアプリケーションのモニタリング
API (Amazon API Gateway を使用)、10 個のノードまたは Amazon EC2 インスタンスを含む 1 個のコンテナクラスター、20 個のポッド、5 個の一意のサービス名、1 個の名前空間、3 個の Lambda 関数、1 個の DynamoDB テーブルを含むアプリケーションをモニタリングする場合、料金は次のようになります。
CloudWatch メトリクス
API、Lambdas、および DynamoDB: これらの AWS service のメトリックスは追加料金なしで利用できます。Kubernetes: 例 7 で説明したように、クラスター、ノード、ポッド、およびサービスごとにレポートされる定義済みのメトリック数があります (詳細については、「AWS での Kubernetes」をご参照ください)各クラスターでは 24 個、各ノードでは 8 個、各ポッドでは 9 個、各サービスでは 6 個のメトリクスがレポートされます。CloudWatch メトリクスはポッド、サービス、名前空間ごとにその名前に基づいて集計されます。実行中のインスタンスの数を増やしても、CloudWatch メトリクスの生成数に影響はありません。CloudWatch メトリクスはすべて 1 時間単位で比例配分されます。この例では、データポイントが 1 か月間レポートされると仮定しています。
クラスターあたりの CloudWatch メトリクスの数 (月間)
= 24 個のクラスターメトリクス + (10 個のノードまたは EC2 インスタンス * 8 個のノードメトリクス) + (20 個の一意のポッド名 * 9 個のポッドメトリクス * 1 個の名前空間) + (5 個の 一意のサービス名 * 6 個のサービスメトリクス * 1 個の名前空間) + (1 個の一意の名前空間 * 6 個の名前空間メトリクス)
= 24 + (10 * 8) + (20 * 9 * 1) + (5 * 6 * 1) + (1 * 6) = 24 + 80 + 180 + 30 + 6 = 320 CloudWatch メトリクスCloudWatch メトリクスの月額料金 = 最初の 10,000 メトリクスにおけるメトリクスあたり 0.30 USD * 320 メトリクス = 96 USD。メトリクスの合計数が 10,000 を超えると、ボリューム料金が適用されます。詳細については、メトリクスの料金を参照してください。
CloudWatch Logs
API と Lambdas: CloudWatch で取り込まれた API Gateway ログまたは Lambda ログの場合、月ごとの取り込みログコスト = 取り込まれたログ 1 GB あたり 0.50 USD * CloudWatch Logs としてのパフォーマンスイベント 50 GB = 25 USD/1 か月。AWS X-Ray
1 時間あたり 2,000 件の受信リクエストを受け取るアプリケーションを使用していて 10% のサンプリングの頻度を使用している場合、料金は以下のように計算されます。記録されたトレース
1 か月あたりのトレース記録件数 = 1 時間あたり 2,000 リクエスト x 24 時間 x 31 日 x 10% = 148,800 トレース
1 か月あたりの有料トレース記録件数 = 148,800 トレース – 無料利用枠の 100,000 トレース = 48,800 トレース
トレース記録の月額料金 = 48,800 トレース * 0.000005 USD = 0.24 USDさらに、 キャプチャしたデータの 1 時間ごとにスキャンするクリエを 100 回実行し (200 トレース)、クエリ 1 回につき 50 kwンのトレースのフルトレースデータを取得すると仮定します。
取得およびスキャンされたトレース
1 か月あたりのトレースのスキャン件数 = 100 クエリ x 1 時間あたり 200 トレース x 31 日 = 620,000 トレース
1 か月あたりのトレースの取得件数 = 100 クエリ x 1 クエリあたり 50 トレース x 31 日 = 155,000 トレース
1 か月あたりのトレースの取得/スキャンの合計件数 = 155,000 トレース + 620,000 トレース = 775,000 トレース
AWS X-Ray で毎月取得またはスキャンされる最初の 1,000,000 個のトレースが無料となるため、775,000 個のトレースの取得およびスキャンに要する費用が 0 USD となります。AWS X-Ray の月額利用料金は合計 0.24 USD となります。
毎月のモニタリングコスト = 96 USD + 25 USD + 4.23 USD + 0.24 USD = 125.47 USD/ 月
ここに示す料金の値は、米国東部 (バージニア北部) AWS リージョンに基づいています。お使いのリージョンの料金情報を、別途ご確認ください。
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例 14 – Contributor Insights を使用したモニタリング
1 か月あたり 2,250 億の CloudWatch Logs へのログイベントがある Amazon VPC フローログをモニタリングし、これらのログイベントの 100%、50%、10% にそれぞれ一致する 3 つの Contributor Insights ルールがある場合、料金は以下のようになります。
ルールの料金
ルールの総数 = 3 ルール
最初の Contributor Insights ルール = 0 USD
2つの Contributor Insights ルール @ ルールあたり 0.50 USD = 1.00 USD一致したログイベント
一致したログイベントの総数 = (225B * 100%) + (225 * 50%) + (225B * 10%) = 225B + 112.5B + 22.5B = 360 億
0 から 100 万の一致したログイベント = 0 USD
1M から 360B に一致したログイベント = 359,999M * 0.02 USD = 7,200 USDCloudWatch の月額料金 = 1.00 USD + 7,200 USD = 7,201 USD
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例 15 – Synthetics を使用したエンドユーザーのモニタリング
5 分ごとに 1 回実行する 5 つの Canary を作成し、Canary によって生成されたメトリクスのうち 5 つにアラームを追加してデータを 1 か月間保存すると、毎月の請求額は次のようになります。
5 Canary * 1 時間あたり 12 実行 * 1 日 24 時間 * 1 か月 31 日 = 44,640 Canary 実行
CloudWatch の月額料金
Canary 実行料金 = 44,640 Canary 実行 * 1 回の Canary 実行ごとに 0.0012 USD = 1 か月あたり 53.57 USD
1 か月あたり 5 回のアラーム = 5 * 0.10 USD = 1 か月あたり 0.50 USD
CloudWatch の合計月額料金 = 53.57 USD + 0.50 USD = 54.07 USD月額追加料金
Canary 実行ごとに AWS Lambda 関数も実行され、ログと結果が CloudWatch Logs と指定された Amazon S3 バケットに書き込まれます。AWS Lambda、Amazon S3、CloudWatch Logs などの AWS のサービスの料金の詳細については、関連する AWS のサービスの詳細ページの料金セクションをご覧ください。
Lambda 料金 = リクエスト料金 + 時間料金
= 44,640 実行からのリクエスト * 1,000,000 あたり 0.2 USD + 20 秒間 * 44,640 Canary 実行 * 1 GB のメモリサイズ * 1 秒あたり 0.000016667/GB
= 0.01 USD + 14.88 USD = 1 か月あたり 14.89 USDCloudWatch Logs 料金 = 収集料金 + ストレージ料金
= 実行あたり 0.00015 GB の収集 * 44,640 実行 * GB あたり 0.5 USD + 実行あたり 0.00015 GB のストレージ * 44,640 Canary 実行 * 1 か月あたり 0.03 USD/GB
= 3.35 USD + 0.20 USD = 1 か月あたり 3.55 USDS3 料金 = プットリクエスト料金 + ストレージ料金
= 44,640 実行のプットリクエスト * 1,000 リクエストあたり 0.005 USD + 実行あたり 0.001 GB のストレージ * 44,640 Canary 実行 * 1か月 * 1 か月あたり 0.023 USD/GB
= 0.22 USD + 1.03 USD = 1 か月あたり 1.25 USD追加月額料金 = 14.89 USD + 3.55 USD + 1.25 USD = 19.69 USD
合計月額料金 = 54.07 USD + 19.69 USD = 73.76 USD
ここに表示している料金の値は、米国東部リージョンの場合です。各リージョンの最新の料金情報については、[料金] タブをご覧ください。
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例 16 – 複合アラームによるアラーム発報
複合アラームは、どのタイプの CloudWatch アラームとも組み合わせることができます。メトリックアラームは、アラームごとのメトリクス数に基づいて請求されますが、複合アラームの請求は、アラームユニットごとになります。複合アラームにかかる費用は、組み合わされているメトリックアラームの数に関わらず、1 つあたり月額 0.50 USD です。
標準解像度メトリックアラーム 4 つを組み合わせた複合アラーム 1 つを作成する場合、毎月の請求は以下のように計算されます。
4 つの標準解像度アラーム = アラームメトリクスごとに 0.10 USD * 4 つ = 月額 0.40 USD
複合アラーム 1 つ = 月額 0.50 USD
CloudWatch の月額料金 = 0.40 USD + 0.50 USD = 月額 0.90 USD
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例 17 – S3 リクエストメトリクス
Amazon S3 リクエストメトリクスによって、オペレーションの問題をすばやく特定し、措置を講じることができます。16 種類のメトリクスを利用できます。フィルターを設定し、共有プレフィックスやオブジェクトタグで指定することで、オブジェクトのサブセットだけをモニタリングさせることができます。フィルターにより、特定のビジネスアプリケーション、ワークフロー、社内組織に合わせてメトリクスを調整できます。メトリクスはバケットでのアクティビティに応じて生成されるため、16 種類のメトリクスすべてが毎日 1 時間ごとにパブリッシュされるとは限りません。
たとえば、バックアップルーチンを毎日実行し、かつその実行が 1 時間以内に完了するアプリケーションを考えてみましょう。このアプリケーションでは、S3 に対して PUT リクエストだけが行われます。そのため、AllRequests、PutRequests、TotalRequestLatency、BytesUploaded といったメトリクスだけが生成され、DeleteRequests、SelectRequests、SelectReturnedBytes といったその他の操作に関するメトリクスは生成されません。例として、16 種類のうち 8 種類のメトリクスが生成されると仮定します。なお、メトリクスの詳細な一覧は Amazon S3 のドキュメントにあります。ルーチンが 1 時間のうちに始まり、完了したと仮定すると、生成されて CloudWatch にパブリッシュされるメトリクスの数は以下のようになります。
メトリクスの総数 = 8
パブリッシュされたメトリクスの合計時間 = 1 時間/日が 30 日 (30 日までの月と仮定) = 1 * 30 = 30 時間/月
合計時間/月 = 30 日 * 24 時間 = 720 時間/月
最初の 10,000 件についてカスタムメトリクス 1 種類あたり 0.30 USD = 0.30 USD * 8 (メトリクスの数) * 30 (毎月のメトリクス時間) / 720 (時間/月) = 月額 0.10 USD です。
S3 リクエストメトリクスの CloudWatch 月額料金 = 月額 0.10 USD
メトリクスの合計数が 10,000 を超えると、前出の料金表に基づいてボリューム料金が適用されます。
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例 18 – Lambda Insights を使用したモニタリング
1 か月に 100 万回呼び出される 1 つの Lambda 関数をモニタリングしている場合の料金は、次のようになります:
CloudWatch メトリクス
各関数についてレポートされるメトリクスの数は、事前に定義されています。どの関数も 8 つのメトリクスが報告されるように設定されています。CloudWatch メトリクスは、関数ごとに、その名前に基づいて集計されます。CloudWatch メトリクスはすべて 1 時間単位で比例配分されます。関数の呼び出しが 1 時間に 1 回未満の場合、呼び出された時間の分だけ請求されます。関数あたりの CloudWatch メトリクスの数(月間)
= 8 メトリクス x 1 (関数の数)
= 8 CloudWatch メトリクス
CloudWatch メトリクスの月額料金 = 0.30 USD (最初の 10,000 メトリクスにおけるメトリクスあたりのコスト) × 8 (メトリクス数) = 2.40 USD
アカウントでメトリクスの合計が 10,000 を超えると、ボリューム料金階層が適用されます。詳細については、メトリクスの料金表をご覧ください。CloudWatch Logs
関数が呼び出されるたびに 1 つのログイベントが生成されます。ログイベントのサイズは約 1.1 KB です。取り込む CloudWatch Logs の月間 GB = (1.1 KB/1024/1024) (GB) × 1,000,000 (月ごとの呼び出し数) = 1.05 GB/月
ログ取り込みの月額料金 = 取り込んだログ 1.05 GB あたり 0.50 USD * CloudWatch Logs としてのパフォーマンスイベント 1.05 GB = 月額 0.52 USD
月間 CloudWatch 料金 = 2.40 USD + 0.52 USD = 月額 2.92 USD
最低料金やサービス使用義務はありません。関数が呼び出されない場合、支払いは発生しません。
ここに示す料金の値は、米国東部 (バージニア北部) AWS リージョンに基づいています。お使いのリージョンの料金情報を、別途ご確認ください。
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例 19 – Metric Streams
アプリケーションが 24 時間 365 日間 (1 か月を 30 日とする) 実行し、毎分 10,000 メトリクス更新を送信し、CloudWatch メトリクスストリームが、米国東部の Kinesis Data Firehose 配信ストリームを介してパートナーの HTTP エンドポイントにデータを送信する場合、月額料金は以下のようになります。
CloudWatch Metric Streams
メトリクス更新の合計数 = 10,000 メトリクス更新/分 x 月に 43,200 分 = 432,000,000 メトリクス更新/月
432,000,000 メトリクス更新 (1,000 メトリクス更新あたり 0.003 USD) = 1,296 USD/月
CloudWatch の月額料金 =1,296 USD/1 か月Kinesis Data Firehose
取り込まれた Kinesis Data Firehose データ (GB/月) = 432,000,000 メトリクス更新 x 0.5KB (メトリクス更新あたりの推定平均サイズ) / 1,048,576 KB/GB = 206GB/月
米国東部での Kinesis Data Firehose 料金は、最初の 500 TB/月については取り込みデータ 1 GB あたり 0.029 USD = 206GB x $0.029 = 5.97 USD/月
Kinesis Data Firehose の料金 = 5.97 USD/1 か月データ出力 (Kinesis Data Firehose HTTP エンドポイントからモニタリングパートナーへ)
9.999 TB/月まで 0.09 USD/GB (最初の GB は無料のため、料金計算から 1 GB 差し引きます) = 205 GB x 0.09 USD = 18.45 USD
データ出力料金 = 18.45 USD/月合計月額料金 = 1,296 USD/月 + 5.97 USD/月 + 18.45 USD/月 = 1,320.42 USD/1 か月あたり
注: ここに示す料金の値は、米国東部 (バージニア北部) AWS リージョンに基づいています。お使いのリージョンの料金情報を、別途ご確認ください。
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例 20 – Evidently による割り当て (トラフィック分割)
例えば、1 つのトラフィック分割キャンペーンを実行して、100% のサンプリングレートで 1 か月あたり合計 200,000 ページビューのユーザートラフィックに対して 2 つの機能 (古いバージョンと新しいバージョン) を提供するとします。分析する必要はありません。アプリケーションは、ページビューごとに 1 つの割り当てイベントを生成します。この場合、割り当ては、どのユーザーにどの機能が表示されるか (つまり、トラフィック分割) を決定する Evidently API コールです。料金は次のようになります。
Evidently イベントの料金
Evidently イベント (割り当て) の総数= 200,000 ビュー * 1 ページビューあたりの Evidently イベント = 200,000 Evidently イベント
200,000 の Evidently 割り当てイベント @ 100 万 Evidently イベント あたり 5 USD = 1.00 USD毎月の CloudWatch の料金 = 1.00 USD
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例 21 – Evidently によるモニタリングの開始
100% のサンプリングレートで月間合計 200,000 ページビューのユーザートラフィックに対して、それぞれ 2 つの機能バリエーションを提供する 2 つの起動を実行するとします。各データイベントから生成される 3 つのメトリクス (つまり、3 つのルールの一致) をモニタリングする必要があります。アプリケーションは、ページビューごとに 1 つの割り当てイベントを生成します。この場合、割り当ては、どのユーザーにどの機能が表示されるかを決定する Evidently API コールです (トラフィック分割)。また、ページビューごとに 2 つのデータイベント (ユーザークリックなど) を生成します。料金は次のようになります。
Evidently イベントの料金
割り当ての場合、Evidently イベントの数 = 200,000 ビュー * 1 Evidently イベント/ページビュー * 2 回の起動 = 400,000 Evidently イベント
データイベントの場合、Evidently イベントの数 = 200,000 ビュー * 2 Evidently イベント/ページビュー = 400,000 データ Evidently イベント
Evidently イベントの合計 = Evidently 割り当てイベント + Evidently データイベント = 400,000 + 400,000 = 800,000
800,000 Evidently イベント @ 100 万 Evidently イベント あたり 5 USD = 4.00 USDEvidently 分析ユニットの料金
Evidently メトリクスの数 = 2 回の起動 * 3 メトリクス = 6 メトリクス
Evidently 分析ユニットの数 = 6 メトリクス * 400,000 Evidently データイベント = 2,400,000
分析料金 = 2,400,000 Evidently 分析ユニット @ 100 万 Evidently 分析ユニット あたり 7.50 USD = 18.00 USD月額 CloudWatch Evidently 料金 = イベント料金 + 分析料金 = 4.00 USD + 18.00 USD = 22.00 USD
CloudWatch メトリクス料金 = 12 メトリクス * 0.30 USD = 3.60 USD
(CloudWatch メトリクスはバリエーション単位 – 6 Evidently メトリクス × 2 バリエーション)
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例 22 – Evidently による実験と起動モニタリング
100% のサンプリングレートで月間合計 200,000 ページビューのユーザートラフィックに対して、それぞれ 2 つの機能バリエーションを提供する 2 つの起動と 3 つの実験を実行するとします。各データイベントから生成される 3 つのメトリクス (つまり、3 つのルールの一致) をモニタリングする必要があります。アプリケーションは、ページビューごとに 1 つの割り当てイベントを生成します。この場合、割り当ては、どのユーザーにどの機能が表示されるかを示す Evidently API コールです (トラフィック分割)。また、ページビューごとに 2 つのデータイベント (ユーザークリックなど) を生成します。料金は次のようになります。
Evidently イベントの料金
割り当ての場合、Evidently イベントの数 = 200,000 ビュー * 1 Evidently イベント/ページビュー * (2 回の起動 + 3 回の実験) = 1,000,000 Evidently イベント
データイベントの場合、Evidently イベントの数 = 200,000 ビュー * 2 Evidently イベント/ページビュー = 400,000 データ Evidently イベント
Evidently イベントの合計 = 1,000,000 Evidently イベント (割り当て) + 400,000 Evidently イベント (データ) = 1,400,000
1,400,000 Evidently イベント @ 100 万 Evidently イベント あたり 5 USD = 7.00 USDEvidently 分析ユニットの料金
Evidently メトリクスの数 = (2 回の起動 + 3 回の実験) * 3 メトリクス = 15 メトリクス
Evidently 分析ユニットの数 = 15 メトリクス * 400,000 Evidently データイベント = 6,000,000
分析料金 = 6,000,000 Evidently 分析ユニット @ 100 万 Evidently 分析ユニット あたり 7.50 USD = 45.00 USD月額 CloudWatch Evidently 料金 = イベント料金 + 分析料金 = 7.00 USD + 45.00 USD = 52.00 USD
CloudWatch メトリクス料金 = 30 メトリクス * 0.30 USD = 9.00 USD
(CloudWatch メトリクスはバリエーション単位 – 15 Evidently メトリクス * 2 バリエーション)
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例 23 – CloudWatch RUM
アプリケーションで 1 か月に 500,000 回の訪問があり、ページ読み込みパフォーマンスの 100% サンプリングで CloudWatch RUM イベントを収集し、20 個のデータイベント (1 つの開始イベント、1 つのページビューイベント、10 のパフォーマンスイベント (3 つのウェブ、1 つのペイント、1 つのナビゲーション、5 回のリソースのロード)) でエラーがあり、訪問ごとに 8 つのエラーが発生する場合、料金は次のようになります。
RUM データイベントの総数 = 20 データイベント/訪問 * 500,000 訪問 = 10,000,000 データイベント
10,000,000 RUM データイベントの料金 @ 100,000 データイベントあたり 1 USD = 10,000,000 * 1 USD/100,000 = 100 USD毎月の CloudWatch RUM データイベント料金 = 月額 100 USD
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例 24 – Metrics Insights
CloudWatch コンソールを介して Metrics Insights クエリを実行する場合、料金は発生しません。
AWS CLI、SDK、または AWS CloudFormation を使用してプログラムで Metrics Insights クエリを実行すると、結果の出力方法に関係なく、分析されたメトリクスの数に基づいてクエリの料金が発生します。
アカウントに 1,000,000 メトリクスがあり、分析に 1,500 メトリクスを選択するクエリを実行し、その分析で結果に 10 時系列が返される場合、料金は次のようになります。
クエリ料金 = 1,500 メトリクス分析 * 1,000 メトリクス分析あたり 0.01 USD = 0.015 USD
アカウントに 5,000,000 メトリクスがあり、分析に 100 メトリクスを選択するクエリを実行し、その分析で結果に 1 時系列のみが返される場合、料金は次のようになります。
クエリ料金 = 100 メトリクス分析 × 1,000 メトリクス分析あたり 0.01 USD = 0.001 USD
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例 25 – CloudWatch アラームと Metrics Insights クエリ、および月額料金の日割り計算
AWS では、24 時間 365 日、数ヶ月間稼働するアプリケーションを構築し、自動スケーリングされた EC2 インスタンスを使用します。EC2 インスタンスを Metrics Insights クエリでモニタリングし、EC2 インスタンス全体の CPU 使用率の平均が80% のしきい値を超えたらアラートが表示されます。
7 月、お客様のアプリケーションは一貫して 3 つのインスタンスを使用しています。
8 月の場合、アプリケーションは 8 月 16 日 00:00 UTC に 4 インスタンスにスケールアップし、月末まで 4 インスタンスを使用し続けることになります。アラームの月額費用を計算する場合
7 月 (31 日の月) は、毎日継続してアラームを使用します。この数式は、Metrics Insights のクエリで 3 つの指標から平均値を取得し、標準解像度のアラームの月額料金を計算する方法を示しています。
1 (アラーム) × 3 (Metrics Insights クエリで分析したメトリクス数 ) × 0.10 USD (アラームごとに分析したメトリクスあたりの料金) = 0.30 USDこのアラームの 7 月分の料金は合計 0.30 USD です。
アラームの月次按分料金を算出する場合
8月 (31 日の月) は、毎日継続してアラームを使用します。この数式は、標準解像度のアラームで、Metrics Insights のクエリで 3 つのメトリクスから平均値を 15 日間取得し、Metrics Insights のクエリで 4 つのメトリクスから平均値を 16 日間取得する場合の月額料金の計算方法を示しています。360 時間 (1 日目の 00:00 UTC から 15 日目の 23:59 UTC まで)、標準解像度のアラームが Metrics Insights クエリーを介して 3 つのメトリクスから平均値を評価する場合、その期間の料金は次のとおりです。
1 (アラーム) × 3 (Metrics Insights クエリで分析したメトリクス数) × 360/744 (月の時間数で按分) × 0.10 USD (アラームごとに分析したメトリクスあたりの料金) = 0.15 USD
384 時間 (16 日 00:00 UTC から 31 日 23:59 UTC まで)、標準解像度のアラームが Metrics Insights クエリーを介して 4 つのメトリクスから平均値を評価する場合、その期間の料金は次のとおりです。1 (アラーム) ×4 (Metrics Insightsクエリで分析したメトリクス数) × 384/744 (月の時間数で按分) × 0.10 USD (アラームごとに分析したメトリクスあたりの料金) = 0.21 USD
このアラームの 8 月分の料金は、0.15 USD + 0.21 USD = 0.36 USD です。
Metrics Insight クエリーを使用するかどうかにかかわらず、すべてのアラーム料金は日割りで計算されることにご注意ください。同じ日割り計算ロジックを適用して、月内に作成、削除、またはメトリックの追加や削除のために変更されたアラームの料金を予測することができます。
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例 26 - Internet Monitor
45,000 都市ネットワークをモニタリングするモニターに、CloudFront ディストリビューションを 10、仮想プライベートクラウド (VPC) を 20 追加した場合の料金は以下のとおりです。
- モニタリング対象リソース料金:
モニタリング対象リソース総数 = 10 の CloudFront ディストリビューション + 20 VPC = 30
30 のモニタリング対象リソース (モニタリング対象リソースあたり 0.01 USD/時間) = 30 × 0.01 USD = 0.30 USD/時間
- モニタリング対象都市ネットワーク料金:
モニタリング対象都市ネットワーク合計 = 45,000
最初の 100 都市ネットワーク = 0 USD
44,900 都市ネットワーク (10,000 都市ネットワークあたり 0.74 USD/時間) = 44,900 × 0.000074 USD = 3.3226 USD/時間
Internet Monitor 月額料金合計 = (0.30 USD + 3.3226 USD) × 月間 730 時間 = 2,644.498 USD - CloudWatch Logs の料金:
45,000 都市ネットワークのうち、Internet Monitor が CloudWatch Logs を公開するのは上位 500 都市ネットワークのみで、1 日あたりのログデータ量は 500 MB 未満、すなわち (500 MB × 30) = 15 GB/月のデータ量になります。無料対象 (例: 5 GB) を除外すると、課金される残りのログデータは 10 GB (15 GB - 5 GB) となります。仮に 1 GB あたりの料金が 0.50 USD/月と妥当な例であれば、CloudWatch Logs の月額料金は 0.50 USD × 10 GB = 5 USD/月以下となります。
- モニタリング対象リソース料金:
料金に関するその他のリソース
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