投稿日: Sep 11, 2019

AWS Elemental MediaTailor で、SCTE インフラストラクチャなしでライブ HLS ビデオストリームを収益化できるようになりました。コンテンツ所有者は、MediaTailor を使用してストリーム開始前にプリロール広告を挿入し、ライブストリームの開始をパーソナライズされた広告で上書きすることにより、すべてのストリーム開始を収益化し、低投資でハイリターンな収益化戦略をサポートできます。

プリロール広告の期間は、MediaTailor 構成の一部として定義することも、広告設定サービス (ADS) の応答内で定義することもできます。マニフェストの冒頭部分を上書きすることにより、MediaTailor はライブエッジを維持して、視聴者がライブ視聴体験に取り残されないようにすることができます。ライブストリームのプリロールサポートが VOD ストリームの既存のサポートに追加されました。詳細については、MediaTailor のドキュメントページをご覧ください。

広告に SCTE マーカーを使用する場合は、国内および地方の広告時間にきめ細かな設定を適用したり、特定の時間に広告時間に対する動的な広告挿入をスケジュールしたりできます。AWS Elemental MediaPackage と MediaTailor が連携して、個別の segmentation_type_id 値を使用するカスタムビジネスルールに基づいた広告マーカーを使用するようになりました。詳細については、MediaPackage のドキュメントページを参照してください。

MediaPackage および MediaTailor が利用可能な AWS リージョン一覧については、リージョン表をご覧ください。 

AWS Elemental MediaTailor は、コンテンツのパーソナライズと収益化のためのサービスです。このサービスを使用すると、マルチスクリーンの動画アプリケーションでブロードキャストレベルのサービス品質を維持しつつ、ターゲット広告付きの動画をビューワーに提供できます。MediaPackage および MediaTailor は、単独でも、クラウドベースの動画ワークフローの基盤となるサービスファミリーである AWS Elemental メディアサービスの一部としても機能するとともに、動画の伝送、作成、パッケージ化、収益化、および配信に必要な機能をお客様に提供します。