Elastic Fabric Adapter (EFA) がサブネット間通信のサポートを開始
この度、AWS が、同じアベイラビリティーゾーン (AZ) 内にある Amazon EC2 インスタンスの Elastic Fabric Adapter (EFA) インターフェイス間のサブネット間通信をサポートするようになったことをお知らせします。この機能強化により、EFA が提供する低レイテンシーと高スループットの恩恵を受けながら、サブネットをまたいだ EC2 インスタンスとの通信が可能になりました。EFA は、Amazon EC2 インスタンスに接続できるネットワークデバイスで、これによりハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) と機械学習 (ML) アプリケーションを高速化することができます。
以前は、EFA トラフィックは同じサブネットに制限されていたため、すべてのインスタンスを単一のサブネット内に設定する必要がありました。今回の更新により、既存のインスタンスと新しいインスタンスの両方に、サブネットをまたいで EFA 経由でトラフィックを送信できるようになりました。この機能を利用するには、他のサブネットのインスタンスのセキュリティグループ間でトラフィックを許可するようにセキュリティグループルールを設定する必要があります。また、EFA 経由でサブネット間通信を行うように EFA 対応インスタンスをプロビジョニングおよび管理する際に、アプリケーションの設定とオーケストレーションロジックが他のサブネットのホストに対応していることを確認する必要があります。
EFA でのサブネット間通信のサポートは、すべての AWS 商用リージョン、AWS GovCloud (米国) リージョン、Sinnet が運営する Amzon Web Services 中国 (北京) リージョン、および NWCD が運営する Amazon Web Services 中国 (寧夏) リージョンで利用できます。EFA の詳細については、EFA のドキュメントページを参照してください。