Amazon EMR での Amazon S3 Express One Zone ストレージクラスのサポートを発表

投稿日: 2024年8月13日

Amazon EMR (Elastic MapReduce) は、データ処理、相互分析、機械学習を行う業界をリードするクラウドビッグデータソリューションであり、Apache Spark、Hive、Trino などのオープンソースフレームワークを AWS で効率的に実行するように設計されています。Amazon S3 Express One Zone ストレージクラスが、すべての EMR デプロイモデル (EMR on EC2、EMR on EKS、および Spark、Trino、Flink、Hive、HBase ワークロード向けの EMR Serverless) でサポートされるようになったことを発表いたします。

Amazon S3 Express One Zone は単一アベイラビリティーゾーン (AZ) の高性能ストレージクラスです。1 桁ミリ秒の一貫したデータアクセスを提供することで、アクセス頻度が最も高いデータや低レイテンシーを必要とするアプリケーションに対応できるよう専用に構築されました。今回のリリースに伴い、Amazon EMR と Amazon S3 間のデータ移動が高速化されるため、ジョブの実行時間が短縮され、ワークロードのパフォーマンスが向上します。これは、厳格なサービスレベルアグリーメント (SLA) が定められているワークロードや、低レイテンシーのデータアクセスが必要なワークロードに特に役立ちます。Amazon S3 Express One Zone は、EMR on EC2 上の Spark、Trino、Flink、Hive、HBase ワークロード、EMR on EKS 上の Spark および Flink ワークロード、EMR Serverless 上の Spark および Hive ワークロードでサポートされています。

EMR での Amazon S3 Express One Zone のサポートは、S3 Express One Zone が利用可能な AWS リージョンの Amazon EMR リリース 7.2.0 以降で利用できます。Amazon EMR で Amazon S3 Express One Zone を使い始めるには、Amazon EMR on EC2EMR on EKS、および EMR Serverless のユーザーガイドをご覧ください。