AWS Lambda が AWS Fault Injection Service (FIS) アクションのサポートを開始

投稿日: 2024年10月30日

本日、AWS Lambda は AWS Fault Injection Service (FIS) アクションのサポートを発表しました。FIS は制御されたフォールト挿入実験を実行するためのフルマネージドサービスであり、アプリケーションのパフォーマンス、オブザーバビリティ、回復性を改善できるようにします。可用性の高いアプリケーションを使用しているお客様は、一時的に呼び出しレイテンシーを増やしたり、関数の実行を防いだり、関数出力を変更したり、統合エラーを挿入したりすることで、アプリケーションの耐障害性をテストできるようになりました。

AWS Lambda は高可用性アプリケーションのニーズを満たすように設計されており、99.95% の可用性を実現します。AWS Lambda の FIS アクションにより、開発者とオペレーターは、コードを変更することなく、すべての言語ランタイムの Lambda エラーに対するアプリケーションの応答を確認できるようになりました。アプリケーションの障害を引き起こす可能性のある動作を再現することで、お客様はアプリケーションの構成、監視、アラーム、および運用上の対応におけるギャップを特定できます。たとえば、お客様は Amazon API Gateway 経由でカスタム HTTP ステータスコードを返したり、1% の呼び出しに対して起動遅延を 1 秒追加したりすることができます。開始するには、お客様は FIS マネージド拡張機能をインストールし、実験テンプレートを作成し、コンソールまたはパイプラインからアクションを実行します。アプリケーションを予期しない影響から保護するために、お客様が定義したアラームがトリガーされた場合にすべてのアクションを自動的に停止するように FIS 実験を設定できます。

これらのアクションは、AWS GovCloud (米国) リージョンを含む、FIS が提供されているすべての AWS リージョンで一般公開されています。

詳細については、Lambda FIS ユーザーガイドをご参照ください。