AWS Lambda が Python 関数と .NET 関数用の SnapStart のサポートを開始
本日より、Python および .NET のマネージドランタイムを使用する関数で Lambda SnapStart を使用することで、1 秒未満の起動パフォーマンスを実現できるようになりました。Lambda SnapStart は、リソースをプロビジョニングしたり複雑なパフォーマンス最適化を実装したりすることなく、応答性が高くスケーラブルなアプリケーションを簡単に構築できるようにするオプトイン機能です。
予期しないトラフィックの急増に対応する、レイテンシーの影響を受けやすいアプリケーションでは、起動時のレイテンシーが高くなると (コールドスタート)、ユーザーエクスペリエンスに遅延が生じる恐れがあります。Lambda SnapStart を使用すると、関数のコードが事前に初期化され、初期化済みの実行環境のスナップショットが作成されてキャッシュされるため、起動時間を短縮できます。関数が呼び出されてスケールアップされると、Lambda SnapStart は、ゼロから関数を初期化せずに、キャッシュされたスナップショットから新しい実行環境を再開します。そのため、起動時のレイテンシーが大幅に改善されます。Lambda SnapStart は、同期 API、インタラクティブなマイクロサービス、データ処理および ML 推論といった用途に最適です。
Lambda SnapStart for Python and .NET は、米国東部 (オハイオ、バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (シンガポール、東京、シドニー)、欧州 (フランクフルト、アイルランド、ストックホルム) の AWS リージョンで一般提供されています。
SnapStart は、Python 3.12 (およびそれ以降) および .NET 8 (およびそれ以降) で動作する新規または既存の Lambda 関数で有効にできます。SnapStart は、AWS Lambda API、AWS マネジメントコンソール、AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI)、AWS Cloud Formation、AWS サーバーレスアプリケーションモデル (AWS SAM)、AWS SDK、AWS Cloud Development Kit (AWS CDK) を使用して有効にできます。詳細については、Lambda のドキュメントまたはリリースに関するブログ記事をご覧ください。Python および .NET での SnapStart の料金の詳細については、「AWS Lambda の料金」をご覧ください。