Mountpoint for Amazon S3 が高パフォーマンス共有キャッシュのサポートを開始

投稿日: 2024年11月21日

Mountpoint for Amazon S3 で Amazon S3 Express One Zone を高パフォーマンスのリードキャッシュとして使用できるようになりました。キャッシュは複数のコンピューティングインスタンスで共有でき、任意のデータセットサイズに伸縮自在にスケールできます。Mountpoint for S3 は、ローカルファイルシステム API コールを S3 オブジェクトに対する REST API コールに変換するファイルクライアントです。今回のリリースにより、Mountpoint for S3 は読み取り後にデータを S3 Express One Zone にキャッシュできるようになりました。これにより、それ以降の読み取りリクエストは S3 Standard からデータを読み取る場合と比べて最大 7 倍速く処理されます。

これまで、Mountpoint for S3 は最近アクセスされたデータを Amazon EC2 インスタンスストレージ、EC2 インスタンスメモリ、Amazon EBS ボリュームのいずれかにキャッシュできました。これにより、使用可能なローカルストレージのサイズまでのデータセットサイズについては、同じコンピューティングインスタンスから読み取りアクセスが繰り返される場合のパフォーマンスが向上しました。本日より、S3 Express One Zone へのデータキャッシュをオプトインすることもできます。これは、複数のコンピューティングインスタンスにわたって共有データセットを繰り返し読み取るアプリケーションに役立ちます。データセットの合計サイズに対する制限はありません。オプトインすると、Mountpoint for S3 は最大 1 メガバイトのサイズのオブジェクトを S3 Express One Zone に保持します。これは、アプリケーションが複数のインスタンスから何百万もの小さな画像を繰り返し読み取るコンピュータビジョンモデル向けの機械学習トレーニングなど、コンピューティング集約型のユースケースに最適です。

Mountpoint for Amazon S3 は AWS サポートが支援するオープンソースプロジェクトです。そのため、AWS ビジネスサポートプランと AWS エンタープライズサポートプランをご利用のお客様は、クラウドサポートエンジニアに 24 時間 365 日アクセスできます。使用を開始するには、GitHub ページ製品ページをご覧ください。