Amazon DynamoDB Streams が Kinesis クライアントライブラリ (KCL) 3.0 のサポートを追加

投稿日: 2025年6月11日

Amazon DynamoDB Streams はサーバーレスのデータストリーミング機能で、DynamoDB テーブルの項目レベルの変更をほぼリアルタイムで簡単に追跡、処理し、そうした変更に対応できます。本日、DynamoDB は KCL 3.0 のサポートを追加しました。KCL 3.0 では、ストリーミングデータを処理するためのコンピューティングコストを以前のバージョンの KCL と比較して最大 33% 削減できます。KCL 3.0 では、ストリーム処理ワーカーのリソース使用率を継続的に監視し、使用率の高いワーカーから使用率の低い他のワーカーに負荷を自動的に再配分する負荷分散アルゴリズムが強化されています。さらに、KCL 3.0 は AWS SDK for Java 2.x で構築されているため、パフォーマンスとセキュリティ機能が向上し、AWS SDK for Java 1.x への依存が完全に排除されています。

Kinesis クライアントライブラリ (KCL) は、Amazon DynamoDB Streams を使用したストリーム処理アプリケーションの開発を簡素化するオープンソースライブラリです。分散コンピューティングに関連する複雑なタスク (ストリーミングデータの負荷分散、耐障害性を確保したデータ処理、分散ワーカーの調整など) を管理するため、お客様はコアなビジネスロジックに専念できます。KCL 1.x で実行されているストリーム処理アプリケーションをアップグレードするには、KCL 3.0 を使用するよう現在のライブラリを置き換えるだけです。データ処理ロジックを変更する必要はありません。移行手順については、Migrating from KCL 1.x to KCL 3.x を参照してください。

KCL 3.0 は、すべての AWS リージョンの Amazon DynamoDB Streams で利用できます。詳細については、DynamoDB デベロッパーガイドの DynamoDB Streams の操作を参照してください。