Amazon S3 Tables が圧縮コストを最大 90% 削減

投稿日: 2025年7月15日

Amazon S3 Tables では、Apache Iceberg テーブルに対してより費用対効果の高い圧縮操作が可能になり、処理手数料が最大 90% 削減されました。S3 Tables は、分析ワークロードに最適化されたストレージを提供します。これにより、圧縮などのメンテナンス操作が自動化され、クエリパフォーマンスが継続的に向上し、ストレージコストが削減されます。今回の圧縮料金の引き下げにより、オブジェクトあたりの料金が 50% 下がりました。バイトあたりの処理料金は binpack 圧縮で 90%、sort と z-order 圧縮で 80% 下がりました。

S3 Tables には、さまざまなクエリパターンに対応するように設計された 3 つの自動圧縮戦略が用意されています。デフォルトの binpack 戦略は、ファイルを結合してベーシックな最適化を実現します。sort 圧縮はデータを特定の列に基づいて整理し、クエリ中のファイルスキャンを減らします。z-order 圧縮は、複数の列を一度にクエリする場合に有効です。S3 Tables は、テーブルメタデータでソート順序が定義されている場合、圧縮時に階層ソートを自動的に適用します。z-order 圧縮は S3 Tables メンテナンス API で使用できます。

S3 Tables の引き下げ後の圧縮料金は、S3 Tables が利用可能なすべての AWS リージョンで 2025 年 7 月 1 日から適用され、AWS 請求書に自動的に反映されます。詳細については、 Amazon S3 料金ページS3 Tables のメンテナンスに関するドキュメントをご覧ください。