Amazon S3 が保存されたデータセットの内容を検証する新しい方法を導入

投稿日: 2025年8月18日

Amazon S3 には、保存されたデータセットの内容を検証する新しい方法が用意されています。S3 バッチオペレーションを使用すると、何十億ものオブジェクトを効率的に検証し、整合性レポートを自動的に生成して、データセットが長期間にわたって損なわれていないことを証明できます。この機能は、ストレージクラスやオブジェクトサイズに関係なく、データを復元またはダウンロードしなくても、S3 に保存されているすべてのオブジェクトで有効です。データ保存、正確性チェック、またはコンプライアンス要件の目的でオブジェクトを検証する場合、必要なコスト、時間、労力を削減できます。

S3 バッチオペレーションを使用すると、オブジェクトのコンピューティングチェックサムジョブを作成できます。はじめに、オブジェクトのリスト (マニフェストと呼ばれる) を用意するか、プレフィックスやサフィックスなどのフィルターを使用してバケットを指定します。次に、オペレーションタイプとして「チェックサムを計算」を選択し、サポートされているアルゴリズムを SHA-1、SHA-256、CRC32、CRC32C、CRC64、MD5 などの中から選択します。ジョブが完了すると、処理されたすべてのオブジェクトのチェックサム情報を含む詳細なレポートを受け取ることができます。このレポートは、コンプライアンスまたは監査の目的で使用できます。この機能は S3 の組み込み検証を補完するもので、保存されたデータをいつでも個別に検証できます。

この新しいデータ検証はコンピューティングチェックサムオペレーションであり、すべての AWS リージョンで利用できるようになりました。料金の詳細については、S3 の料金ページをご覧ください。 詳細については、S3 ユーザーガイドをご覧ください。