Amazon CloudWatch クエリアラームがメトリクスの個別モニタリングをサポート

投稿日: 2025年9月3日

Amazon CloudWatch では、単一のアラームで複数の個別のメトリクスをモニタリングできるようになりました。クエリを通じて動的にモニタリング対象メトリクスを追加するこの新機能により、動的なリソースフリートに対して個別のアラームを手動で管理する必要がなくなります。

自律的なチームや自動スケーリングリソースへの依存度が高まる中、お客様はメンテナンス不要の集約型モニタリングと、リソースごとのアラーム維持に伴う運用コストのどちらかを選択する必要に迫られています。複数のメトリクスを評価するアラームは、リソースの作成や削除に応じてリアルタイムで自動調整される単一のアラームを通じて、個別のアクションを伴うきめ細かいモニタリングを実現します。これにより運用負荷が軽減され、お客様はモニタリング対象外のリソースを発生させることなく、オブザーバビリティの価値に集中できるようになります。

単一アラームでの複数メトリクスのモニタリングは、すべての商用 AWS リージョン、AWS GovCloud (米国) リージョン、および中国リージョンで利用できるようになりました。

複数のメトリクスに対するアラームを開始するには、GROUP BY 条件と ORDER BY 条件を使用して、Metrics Insights (SQL) メトリクスクエリに対してアラームを作成します。アラームは、評価ごとにクエリ結果を自動的に更新し、リソースの変更に応じて対応するメトリクスを照合します。アラームは CloudWatch コンソール、AWS CLI、CloudFormation、または CDK で設定できます。Metrics Insights クエリアラームの料金が適用されます。詳細については、CloudWatch の料金表を参照してください。クエリアラームによる複数メトリクスのモニタリングとモニタリングの効率化について詳しくは、CloudWatch アラームのドキュメントをご覧ください。