Amazon Keyspaces (Apache Cassandra 向け) で SELECT の now () 関数、uuid () 関数、Duration データ型のサポートを開始

投稿日: 2025年9月8日

Amazon Keyspaces (Apache Cassandra 向け) で SELECT 句の now () 関数と uuid () 関数のサポートが開始され、既にサポートされている WHERE 句、INSERT 句、UPDATE 句以外に機能が拡張されました。また、Duration データ型もサポートされるようになりました。これらの改善により、Apache Cassandra との互換性が向上し、アプリケーションでの時間ベースの操作や一意の識別子の操作が容易になります。

Amazon Keyspaces (Apache Cassandra 向け) は、スケーラブルで可用性の高い、Apache Cassandra 互換のマネージドデータベースサービスです。Amazon Keyspaces はサーバーレスであるため、料金は使用したリソース分のみに対して発生します。事実上無制限のスループットとストレージを備え、毎秒数千のリクエストに対応するアプリケーションを構築できます。

now () 関数を使用すると、SELECT ステートメントで現在のタイムスタンプを直接生成できます。そのため、データがいつ取得されたかを追跡したり、クエリ内で時間ベースの計算を実行したりすることが容易になります。同様に、uuid () 関数を使用すると、SELECT ステートメント内で一意の識別子を生成できます。これは、データ取得の操作時に参照値または一時識別子を作成する場合に特に役立ちます。新しい Duration データ型は 2 つのタイムスタンプ間の経過時間を表し、タスク完了時間やコード実行間隔の追跡などのユースケースをサポートします。これにより、時間間隔を文字列またはバイトとして保存する必要がなくなり、アプリケーションから手動で解析する手間を省くことができます。

now ()、uuid ()、Duration データ型の機能強化は、現在、Amazon Keyspaces が利用可能なすべての AWS 商用リージョンと AWS GovCloud (米国) リージョンでご利用いただけます。詳細については、Amazon Keyspaces CQL のドキュメントをご覧ください。