Amazon ElastiCache for Valkey による耐久性のサポート

投稿日: 2026年6月2日

本日、AWS は Amazon ElastiCache における耐久性サポートを発表しました。耐久性がサポートされたことで、マイクロ秒単位の読み取りレイテンシーを必要としながらもデータの損失が許されないようなワークロードにおいても、ElastiCache を使用できるようになります。耐久性のサポートにより、ElastiCache はマルチ AZ トランザクションログを使用して、複数のアベイラビリティーゾーン (AZ) にまたがってデータを永続的に保存するようになります。これにより、万が一障害が発生した場合でも、迅速なフェイルオーバー、データベースリカバリ、ノードの再起動が可能となり、データの損失を防ぐことができます。

同期書き込みと非同期書き込みの 2 つの耐久性オプションから選択できます。同期書き込みは、クライアントに応答する前に、少なくとも 2 つの AZ にわたってデータを保持するため、1 桁ミリ秒の書き込みレイテンシーでデータ損失ゼロを実現するように設計されています。非同期書き込みは、クライアントへの応答後にデータを保持するため、追加コストなしでマイクロ秒単位の書き込みレイテンシーを維持します。ただし、万が一障害が発生した場合には、最大 10 秒分の未コミットデータが失われる可能性があります。どちらのオプションでも、マイクロ秒単位の読み取りレイテンシーが維持されます。これにより、AI エージェントの長期記憶、AI エージェントのワークフロー状態、RAG アプリケーションのナレッジベース、決済のトークン化、リアルタイムのインベントリ管理など、データ損失が許されない、キャッシュの枠を超えたより幅広いユースケースで ElastiCache を利用できるようになります。

ElastiCache の耐久性サポートは、Valkey 9.0 以降、すべての AWS 商用リージョン、AWS 中国リージョン、および AWS GovCloud (米国) リージョンでご利用いただけます。使用を開始するには、ElastiCache クラスターを新規作成し、AWS マネジメントコンソール、AWS Software Development Kit (SDK)、または AWS コマンドラインインターフェイス (CLI) を使用して、希望の耐久性オプションを選択してください。料金の詳細については、Amazon ElastiCache の料金ページをご覧ください。詳細については、ElastiCache のドキュメントおよびブログを参照してください。