Amazon Web Services ブログ
Amazon Chime の更新 – 既存の Active Directory を使用してドメインを要求
Amazon Chime については 2 月のブログ「Amazon Chime – 統合されたコミュニケーションサービス (Amazon Chime – Unified Communications Service)」で紹介し、世界中にいる相手と繋がったり共同作業を行う方法についてご説明しました。Amazon Chime はリリースされるとすぐに AWS チームが好んで使用するコミュニケーションツールになりました。私は 1 日に渡り、1 対 1 のチャットやグループチャットにいくつも参加しています。また、Amazon Chime を使用した会議に「チャイムイン」することも頻繁にあり、今後のリリースや講演のチャンスなどについて話し合っています。本日、その Amazon Chime に新しい 2 つの機能を追加することになりました。ドメインを独自のものとして要求したり、既存の Active Directory のサポートが可能になります。
ドメインの要求
ドメインを要求することで、そのドメイン内のユーザー全員による Amazon Chime の使用状況を管理できます。新社員を公式な方法で Amazon Chime に登録させることで、社員が退社した場合はそのアカウントを停止にすることができます。ドメインを要求するには、特定のドメイン名を所有していることをアサートし、ご自分のドメインの DNS エントリに TXT レコードを入力することでアサーションをバックアップします。お客様の組織が使用するメールアドレスのドメインおよびサブドメインそれぞれにおいて、この手順を行ってください。では次に、私が自分のドメインを要求したケースをお見せします。
[Verify this domain] をクリックすると Amazon Chime が私の DNS レコードを提供します。
そうすると、ドメインのステータスが [Pending Verification] に変わります。Amazon Chime が、予期していたように新しいレコードが存在することを確認するとステータスが [Verified] に変わり、チームアカウントがエンタープライズアカウントになります。
Active Directory のサポート
この機能はユーザーが既存の Active Directory のアイデンティティと認証情報を使用して Amazon Chime にサインインできるようにします。設定が完了すると、パスワードローテーションやパスワードの複雑なルール、多要素認証などアドバンスド AD セキュリティ機能を有効にして活用することができます。さらに、グループベースで Amazon Chime の Plus や Pro ライセンスの割り当てを管理することもできます (各ライセンスタイプの詳細についてはプランと料金表をご覧ください)。この機能を使うには Amazon Chime エンタープライズアカウントを使用している必要があります。チームアカウントをご利用されている場合は、操作を始める前に「エンタープライズアカウントを作成するには (Create an Enterprise Account)」に記載されている手順をご覧ください。次に AWS Directory Service でディレクトリをセットアップします。この時点ではオプションが 2 つあります。
- AWS Directory Service AD Connector を使用して、既存のオンプレミス Active Directory インスタンスに接続します。
- スタンドアロン使用で設定されている Microsoft Active Directory を使います。このオプションの詳細については「Microsoft AD Directory を作成するには (How to Create a Microsoft AD Directory)」をご覧ください。
ディレクトリの設定が完了したら [Settings] をクリックし [Active directory] を選択してドロップダウンメニューでご自分のディレクトリを選ぶと、Amazon Chime コンソールから接続できるようになります。
完了したら、ディレクトリ内の各グループを選び、適切なサブスクリプション (Plus または Pro) をグループベースで指定できます。希望通りの設定が完了したら、ユーザーが既存のディレクトリ認証情報で Amazon Chime にログインできるようになります。これらの新機能はすでに利用可能であり、すぐに使用を開始できます。Amazon Chime の詳細については AWS テックトークをご覧ください:「Amazon Chime で従来のミーティングを近代化 (Modernize Meetings with Amazon Chime)」: トークのプレゼンテーション:
— Jeff;