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コストアロケーションタグがAmazon DynamoDBに対応しました
Amazon DynamoDBのテーブルにタグを設定可能になりました。タグは多くのAWSサービスでサポートしている、シンプルでユーザがカスタマイズ可能なキー・バリューのペアです。DynamoDBのタグ対応は DynamoDBの利用料金の可視化に有効です。テーブル毎にタグを設定でき、タグ毎に料金を参照出来ます。
様々な環境(development/staging/production)で複数のDynamoDBテーブルを持っているシナリオを例に上げてご説明します。DynamoDBテーブルにタグを設定出来ます。例として、keyにEnvironment、valueにDevelopment, Staging, Productionとそれぞれ設定します。
DynamoDBコンソールでどのように設定するか見ていきましょう。設定を行う前にListTagsOfResourceとTagResourceのAPI操作を行う適切な権限を持っているか確認をして下さい。
- AWS Management Consoleにサインインをし、https://console.aws.amazon.com/dynamodb/からDynamoDBコンソールを開きます
- Tablesを選択し、設定を行ないたいテーブルを選択します
- Settingsタブで、Tagsをナビゲーションメニューから選択します
- Add Tagsセクションで、KeyにEnvironment、ValueにDevelopmentを入力し、Apply Changesをクリックします
標準の動作では、新しく追加されたキーはbillingでは無効化されています。以下の手順でBilling Consoleよりアクティベートを行えます:
- AWS Management Consoleにサインインをし、https://console.aws.amazon.com/billing/からBilling consoleを開きます
- ナビゲーションメニューからCost Allocation Tagsを選択します
- User-Defined Cost Allocation Tagsセクションから、タグキー内の Environmentタグ横のチェックボックスを選択し、Activateをクリックします
アクティベート済みのコストアロケーションタグがある場合、AWS Cost Explorerからタグ付けされたAWSリソースのコストを簡単にブレークダウンして閲覧出来ます:
- AWS Management Consoleにサインインをし、https://console.aws.amazon.com/billing/からBilling consoleを開きます
- ナビゲーションメニューからCost Explorerを選択し、Launch Cost Explorerを選択します
- 左上のメニューからMonthly costs by serviceを選択し、右のメニュー内の Time rangeから閲覧したいタイムレンジを指定します
- Filteringセクション内のFilter byからTagを選択します
- タグキーのオートコンプリートフィールドから Environmentを選択、Developmentをタグバリューのオートコンプリートセクションから選択し、Applyをクリックします
指定したタグ(Environment=Development)でコストがフィルタリングされます。コストはタグをAWSリソースに指定した時点から表示されます
DynamoDB Management Console, AWS CLIやAWS SDKからDynamoDBテーブルに50個までタグを設定出来ます。DynamoDBテーブルに設定されている、Global secondary indexes (GSIs) と local secondary indexes (LSIs)にもDynamoDBテーブルで設定したタグが自動的に設定されます。DynamoDBのタグサポートは全てのAWSリージョンで利用可能です。
更に詳細な、AWSリソースでのタグの活用はこちらをご覧下さい。
— Nitin Sagar(product manager for DynamoDB) (翻訳は星野が担当しました。原文はこちら)