Amazon Web Services ブログ

AWS Device Farm のアップデート – デバイスにリモートアクセスしてインタラクティブなテストが可能に

昨年、 AWS Device Farm の記事を書いた際は、どのように実機デバイスにてモバイルアプリをテストするかについてお話しました。その時に説明したとおり、AWS Device Farm では Project を作成し Application を指定し Test を設定すれば、さまざまな iOS や Android 端末の上で Test を実行できるようになります。

デバイスにリモートアクセス

本日、新しい機能をローンチします。この機能により、デバイス(スマートフォンとタブレット)にリモートアクセスすることができるようになり、インタラクティブなテストを実施していただけます。ご希望のデバイスにて新しいセッションを開始して、デバイスが利用可能になるまで(通常は1〜2分程度)待つと、AWS Management Console 経由でデバイスをインタラクティブに操作できるようになります。

まるでそのデバイスが机のうえにあるかのように、もしくは、手のなかにあるかのように、リアルタイムにウェブブラウザ越しに、ジェスチャーして、スワイプして、インタラクティブに操作することができます。アプリケーションをインストールして実行することもできます!

こちらは簡易なデモです。[Start a new session] をクリックして開始します。

そして、希望のデバイスタイプ、OS バージョンを検索・選択し、セッションの名前を入力します。[Confirm and start session] をクリックして進めます。

そして、利用可能になるまで待ちます。(この場合は 30秒ほど)

デバイスが利用可能になると、コンソール経由でスクリーンを閲覧し操作できます。

マウスを使って Kindle Fire をインタラクティブに操作できます。言語をラテンアメリカスペイン語に設定すると、もしかすると私のアプリは期待通りに動作しないかもしれません。数クリックで Kindle Fire の設定を変更できます。

[Upload] をクリックして APK ファイルを選択すれば、 Kindle Fire に私のアプリをインストールできます。

セッションは最大 60 分まで実行できます。それ以降は自動的に停止します。

いますぐ利用可能

多くの Android スマートフォンとタブレットを選択できるようになっており、いますぐベータとして利用可能です。今年後半には iOS デバイスの追加を予定しており、さらにデバイスの設定と仮想ロケーションの管理を提供予定です。

AWS Device Farm は初回の 250 device minutes 枠を無料で利用できます。この無料枠を使いきった後は、device minute (1デバイス x 1分) ごとに 0.17 ドルが課金されます。もしくは、月額 250 ドルで 1 スロット(スロットは同時実行の単位です。スロット数内であればテストごとに機種を変更できます)を使い放題で利用できます。

Jeff (翻訳は清水が担当しました。原文:AWS Device Farm Update – Remote Access to Devices for Interactive Testing