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AWS Weekly Roundup: Amazon ECS、Amazon CloudWatch、Amazon Cognito など (2025 年 12 月 15 日)
信じられますか? 2025 年がもうすぐ終わろうとしています。今年もすばらしい 1 年でした! re:Invent のまとめイベントから、AWS Summit、AWS Innovate、AWS re:Inforce、Community Day、DevDay、そして有終の美を飾る最近の re:Invent 2025 まで、この 1 年も新しい近代的な世界を形作り続けるエキサイティングな瞬間とテクノロジーの進歩でいっぱいでした。
re:Invent といえば、すべての新しいリリースや発表をまだご覧になっていなければ (あらゆる分野でエキサイティングなリリースがたくさんありました)、AWS re:Invent 2025 での注目の発表を取り上げた厳選記事をぜひお読みください。主要リリースのすべてをわかりやすいカテゴリー別にまとめて、関心を持った事柄をさらに深く掘り下げることができるようにリンクを記載しています。
2025 年は終わりに近づいているかもしれませんが、私たちのチームは今も、お客様からリクエストされた事柄や、お客様の生活を楽にするために私たちがプロアクティブに作成している事柄における作業で大忙しです。先週もいつものように興味深いリリースが多数行われました。皆さんの役に立つと思われるものをいくつか選んだので、一緒に見ていきましょう。
2025 年12 月 8 日週のリリース
Amazon WorkSpaces Secure Browser がウェブコンテンツフィルタリングを導入 – 組織は、25 個以上の事前定義済みカテゴリー全体でのカテゴリーベースのフィルタリング、きめ細かな URL ポリシー、統合されたコンプライアンスロギングを通じてウェブアクセスを制御できるようになりました。既存の Chrome ポリシーと連動し、モニタリングを強化するためのセッションロガーと統合するこの機能は、WorkSpaces Secure Browser が従量制料金で提供される 10 個の AWS リージョンでご利用いただけ、追加料金はかかりません。
Amazon Aurora DSQL が数秒間のクラスター作成のサポートを開始 – 開発者は、数分から数秒に短縮されたセットアップ時間で Aurora DSQL を瞬時に作成できるようになりました。これは、統合された AWS コンソールクエリエディタ、または Aurora DSQL モデルコンテキストプロトコルサーバー経由での AI 駆動開発を通じたラピッドプロトタイピングを可能にします。Aurora DSQL が提供されているすべての AWS リージョンで利用でき、追加料金はかかりません。AWS 無料利用枠も利用できます。
Amazon Aurora PostgreSQL が Kiro power との統合のサポートを開始 – 開発者は、事前にパケージ化されたモデルコンテキストプロトコルサーバーのリポジトリである Kiro power を用いた AI 支援のコーディングを使用して、Aurora PostgreSQL アプリケーション開発を迅速化できるようになりました。Aurora PostgreSQL 統合は、クエリ、スキーマ管理、クラスター操作のための直接的なデータベース接続を提供し、開発者が作業すると同時に関連するコンテキストを動的にロードします。すべての AWS リージョンで、Kiro IDE にワンクリックでインストールできます。
Amazon ECS が AWS Fargate でのカスタムコンテナ停止シグナルのサポートを開始 – Fargate タスクがコンテナイメージ内に設定された停止シグナルに従うようになりました。そのため、デフォルトの SIGTERM ではなく、SIGQUIT や SIGINT といったシグナルに依存するコンテナの正常シャットダウンが可能になります。ECS コンテナエージェントは OCI 準拠のイメージから STOPSIGNAL 命令を読み取り、タスク終了中に適切なシグナルを送信します。すべての AWS リージョンでご利用いただけ、追加料金はかかりません。
Amazon CloudWatch SDK が最適化された JSON プロトコルと CBOR プロトコルをサポート – CloudWatch SDK が JSON プロトコルと CBOR プロトコルをデフォルトとし、従来の AWS クエリプロトコルよりも低いレイテンシー、小さいペイロードサイズ、少ないクライアント側 CPU およびメモリ使用量を実現するようになりました。すべての AWS リージョンと SDK 言語バリアントでご利用いただけ、追加料金はかかりません。
Amazon Cognito アイデンティティプールが AWS PrivateLink とのプライベート接続のサポートを開始 – 組織は、一次的な AWS 認証情報用のフェデレーティッドアイデンティティをプライベート VPC 接続経由でセキュアに交換できるようになり、認証トラフィックをパブリックインターネット経由でルーティングする必要がなくなりました。Cognito アイデンティティプールがサポートされているすべての AWS リージョン (AWS 中国 (北京) リージョンと AWS GovCloud (米国) リージョンを除く) でご利用いただけます。
AWS Application Migration Service が IPv6 をサポート – 組織は、IPv4 通信と IPv6 通信の両方をサポートするデュアルスタックサービスエンドポイント経由で、IPv6 アドレッシングを使用したアプリケーションの移行を行えるようになりました。レプリケーション、テスト、カットオーバーの各フェーズ中に IPv4、IPv6、またはデュアルスタック構成を使用して、ターゲット環境でサーバーを起動できます。MGN および EC2 デュアルスタックエンドポイントをサポートするすべての AWS リージョンでご利用いただけ、追加料金はかかりません。
AWS News Blog Weekly Roundup は、12 月 15 日週だけでなく、2025 年でも最後の回になります! 少しの間お休みをいただきますが、1 月から再び AWS の最新リリースとアップデートをお届けしていきます。
2025 年の締めくくりに 1 年を振り返り、年の初めからどれだけ変化してきたかを見るのは実にすばらしいものです。AWS は、画期的な AI 機能から革新的なインフラストラクチャイノベーションまで、クラウドの可能性を再形成する数々のリリースで驚くべき 1 年を実現してきました。その間ずっと、AWS ニュースブログは Weekly Roundup シリーズでニュースを毎週お届けすることで、皆さんが常に最新情報を把握し、新たな機会が訪れるとともにそれらを活用できるようにしてきました。この旅に参加してくださった皆さんに感謝しています。2026 年 1 月からも最新の AWS イノベーションを引き続き皆さんにお届けしていくのが待ちきれません。
2026 年がこれまで以上にエキサイティングな 1 年になりますように! ハッピービルディング!
Matheus Guimaraes | @codingmatheus
原文はこちらです。