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Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) の年間契約
この記事は Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) annual contracts (記事公開日: 2021 年 12 月 3 日) を翻訳したものです。
2021 年 3 月に Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) を開始して以来、あらゆる業界の 20 カ国以上のお客様が、さまざまなワークロードで ROSA を利用しています。2021 年 10 月に、AWS は、ROSA ソフトウェアの 1 年契約サブスクリプションをコンソールから締結できる機能をリリースしており、お客様のコスト最適化にご利用頂けます。
Amazon EC2 Reserved Instances や AWS Savings Plans と同様に、ROSA の年間契約は、前払い契約に基づいてサブスクリプションコストを削減するものです。今回の ROSA の年間契約により OpenShift のサブスクリプションコストを削減することが出来、更に、Reserved Instances や Savings Plans と組み合わせて、基盤となる AWS リソースのコストを削減することができます。
ROSA 年間契約は、3 つのステップで AWS ROSA コンソールから有効化できます。AWS アカウント内で ROSA を有効化すると、年間契約を締結しない場合、標準の請求が適用されることに注意してください。
1. AWS ROSA コンソールから、Save money by purchasing a software contract を選択します。(訳釈 : ROSA が無効化されている状態では、こののリンクは表示されません。有効化すると表示されます。)
2. 年間契約を適用したいワーカーノードのインスタンスタイプを選択します。
3. 選択したワーカーノードのインスタンスタイプについて、年間契約の対象にするインスタンス数量を入力して、Create contract を選択します
コンソールの上部に、成功を示すバナーが表示されます。
新しい年間契約が有効になるまで、数分かかります。有効化された年間契約は、AWS ROSA コンソールで「Save money by purchasing a software contract」を選択するとポップアップ表示されます。複数の年間契約を作成できるため、ワークフローが完了するまで 10 分程度掛かる場合もあります。
年間契約が有効になると、年間契約で指定されたインスタンスタイプと一致する、クラスタ上の稼働中ワーカーノードに自動的に適用されます。年間契約に含まれるインスタンス数を超えて稼働しているワーカーノードや、年間契約の対象外となるタイプのワーカーノードは、引き続きオンデマンド料金で課金されます。
お客様の次回の請求書には、年間契約の全額に加え、年間契約の締結前に利用したオンデマンド利用分の請求が含まれます。また、年間契約の対象外となるワーカーノードは、引き続きオンデマンドで課金されます。
実際に削減されるコストはどのくらいでしょうか?
以下の Amazon EC2 の AWS コスト試算を見ると、Savings Plan を利用した場合、コストに大きな差があります。
同様に ROSA の年間契約を見てみましょう。
このように、OpenShift サブスクリプションのコストは 30% 近く削減されることになります
まとめ
お客様は、ROSA の年間契約と Reserved Instances、Savings Plans、または ROSA の時間課金を組み合わせて、OpenShift on AWS のコスト削減を最大化できます。
追加情報
- Blog post: EC2 の値下げ – EC2 Instance Savings Plans と標準リザーブドインスタンス
- Blog post: Red Hat OpenShift Service on AWS の新機能
- Red Hat on AWS
- ROSA Getting Started documentation
– シニアソリューションアーキテクト Ryan Niksch
翻訳はソリューションアーキテクトの杉山 卓が担当しました。原文はこちらです。