Amazon Web Services ブログ
Savings Plan のよくいただくお問い合わせについて
みなさん、こんにちは。アマゾン ウェブ サービス ジャパン、プロダクトマーケティング
シニアエバンジェリストの亀田です。
2019年11月12日にリリースされました、AWSの新しい割引プランであるSavings Plansについて、多くのお問い合わせをお客様から頂いておりますので、改めてそのご回答を纏めてお届けいたします。
Savings Plansとは
・お客様が Amazon EC2で最大 72%、AWS Fargate で最大52% 節約することを可能にする新しい柔軟な料金モデルです。RI と同等の割引が適用されることに加え、スケールアップ等、構成の変更を行なった場合も柔軟に割引が適用されることが特徴です。
Savings Plans では、1年または3年の期間で、一貫したコンピューティング使用量をコミットすることにより、
コミット分に対し Savings Plans の割引価格が適用されます。
たとえば、1時間あたり10ドルのコンピューティング使用量をコミットすると、その使用量の Savings Plans の
価格が最大10ドルになり、コミットメントを超える使用量にはオンデマンド料金が請求されます。
Savings Plans には 2種類のプランがあります。
Compute Savings Plans
最も柔軟性が高く、コストを最大 66% 削減できます(コンバーティブル RI と同様)。
こちらは、インスタンスファミリー、サイズ、AZ、リージョン、OS、テナンシーに関係なく、EC2 インスタンスの使用量に対し自動的に適用されます。また、Fargate の使用量にも適用されます。
たとえば、C4 インスタンスから C5 インスタンスに移行したり、リージョンをダブリンからロンドンに移行したり、EC2 から Fargate に移行した場合にも、自動的に割引が適用されます。
EC2 Instance Savings Plans
リージョン内の特定のインスタンスファミリーに適用され、コストを最大 72% 削減できます(スタンダード RI と同様)。こちらは、サイズ、AZ、OS、テナンシーに関係なく、リージョンで選択したインスタンスファミリーのコストが自動的に削減されます。
たとえば、Windowsを実行しているc5.xlarge からLinuxを実行しているc5.2xlarge に移行した場合にも、自動的に割引が適用されます。
購入方法
・AWS Cost Explorer または API / CLI を使用して購入できます。本ブログでは、AWS Cost Explorer を使用した購入方法を紹介します。
・Savings Plans の割引額を最大限利用するには、「Savings Plans」内の「推奨事項」から購入します。
・「推奨事項オプション」を選択し、「推奨事項」を確認したら、「選択した Savings Plans をカートに追加」を選択します。
・画面左下に表示される「カートを見る」を選択します。
・カートに表示される内容を確認したら、「注文書の送信」を選択します。
・または、推奨事項以外に、「Savings Plans の購入」から、手動にて希望の条件を入力のうえ購入することもできます。
・Compute Savings Plans を購入する場合、「Savings Plans を計算する」から「期間・時間単位のコミットメント額・支払いオプション」を入力します。
EC2 Instance Savings Plans を購入する場合、「EC2 インスタンスの Savings Plans」から「期間・リージョン・インスタンスファミリー・時間単位のコミットメント額・支払いオプション」を入力します。
・Savings Plans については、以下の資料もぜひ一度目を通してみてください。
Pricing with Savings Plans
Savings Plans FAQ
AWS コンピューティングサービスの Savings Plans
What is a Savings Plan?
・いかがでしょうか。不明な点は、カスタマーサポートまでお問い合わせください。また、Savings Plans の導入の相談は、日本担当チームへお問い合わせください。
– シニアエバンジェリスト 亀田