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【技術協賛報告】第20回情報危機管理コンテスト
第 29 回サイバー犯罪に関する白浜シンポジウムにて開催された第 20 回情報危機管理コンテストに技術協賛として参加しました。

情報危機管理コンテストとは
情報危機管理コンテストは、2005 年から継続開催され、2025 年で 20 回を迎える歴史あるセキュリティコンテストです。
このコンテストでは、単なる技術力だけでなく、電話や電子メールによるリアルタイムな顧客対応の適切さが求められます。詳細な記載は省きますが、サーバへの外部侵入を含む多様な内容が含まれます。競技終了時に複数のトラブルへの対応状況を総合的に判断する仕組みとなっており、実際の対応を想定したシナリオが用意されています。限られた時間内での迅速かつ適切な判断力が要求され、個人の技術力だけでなく、チーム全体での連携と役割分担が重要な要素となっています。
参加チームが情報システム担当として、次々と発生するトラブル(システム障害や顧客・外部からの苦情など)に対して適切な対処を行い、問題解決能力を競うコンテストです。主に大学生・大学院生のチームが参加し、実践的なサイバーセキュリティ人材育成の場として業界から高く評価されています。
技術協賛
この度、AWS は技術協賛として参加し、シナリオ作成協力や参加者へのハンズオンの提供を行いました。また、決勝戦当日は AWS の問い合わせ窓口役として、現役のソリューションアーキテクト 2 名が現地で対応を行いました。
決勝戦
1 次・2 次予選を勝ち抜いた 8 チームが白浜シンポジウムの会場で決勝戦を行いました。
決勝戦の結果は公式サイトの 決勝戦について を参照ください。
AWS賞の授与
特に印象的なチームに対し AWS から AWS 賞を授与しています。本コンテストでは 名古屋工業大学 C01UMBA に授与しました。同チームは優れた技術力とチームワークを発揮し、決勝戦参加チームの中でも、特に実際の運用に近い発想を持っていました。
さいごに
第 20 回情報危機管理コンテストへの技術協賛参加を通じて、次世代のサイバーセキュリティ人材の成長を間近で見ることができました。参加チームの皆さんの真剣な取り組みと成長ぶりは非常に印象的で、日本の情報セキュリティ分野の未来に大きな希望を感じました。
このブログは、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 パブリックセクター ソリューションアーキテクト 深井宣之 が執筆しました。