Amazon Web Services ブログ

【開催報告】アップデート紹介とちょっぴり DiveDeep する AWS の時間 第十八回 (05/19)

みなさんこんにちは!
アマゾンウェブサービスジャパン合同会社 ソリューションアーキテクトの黒澤です。

2022 年 5 月 19 日に「第十八回 アップデート紹介とちょっぴり DiveDeep する AWS の時間」をオンラインで開催しました。本イベントは、AWS の数あるアップデートの中から「すぐ使える、運用に役立つ、あったらいいなと思ってた、おもしろい、重要」なものをピックアップし、ちょっぴり DiveDeep してカジュアルな雰囲気でお伝えするイベントです。

18 回目である今回は、クラウド移行とモダナイゼーション編ということでオンプレから AWS、非マネージドサービスからマネージドサービスへの移行に役立つ AWS サービスのご紹介を行いました。また、株式会社ディスコ様にもご登壇いただき、Microsoft SQL Server から Amazon Aurora PostgreSQL への移行手法、 DB 移行検討から現在までのプロセスについてお話しいただきました。

過去の開催報告はこちらからご確認いただけます!

実施内容

クラウド利用が加速する現在、AWS への移行を考えられているお客様も多いのではないでしょうか。今回はオンプレ環境から AWS へどうやって移行すべきか、移行に使えるツールやプログラムをご紹介しました。また、既存のAWS環境から、よりクラウドネイティブな環境への移行の考え方や方法もご紹介しました。
前回開催から短いスパンでの開催となりましたが、100名近くのお客様にご参加いただけました。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました!!

当日参加したメンバー(一部)

メンバー紹介

アジェンダ

今回は、AWS メンバーセッション 3 件、お客様事例紹介セッション 1 件の、全部で 4 セッション 合計 2 時間でお届けしました。

  • ももこの今月のお勧め 5 分間アップデート (5 分) スピーカー:ソリューション アーキテクト 浅井 ももこ (Momoko Asai)
    今月の AWS のサービスアップデートを 5 分でご紹介。たくさんのアップデートの中から 5 つをピックアップしました。

  • AWS への移行ステータスを一元管理。AWS Migration Hub のご紹介(30分)スピーカー:ソリューション アーキテクト 深見 修平 (Shuhei Fukami)
    AWS へのマイグレーションを行うには、移行するアプリケーションに関するポートフォリオを計画、実行、追跡する必要があります。AWS Migration Hub は、既存のサーバーを検出し、移行計画やそのステータスを統合的に可視化することで、マイグレーションプロセスの管理をシンプルにしてくれるサービスです。AWS への移行の戦略についても交えながら、このサービスをつかったマイグレーションの流れをご紹介します。
  • オンプレサーバーをサクッと AWS へリホストする話 (30分)スピーカー:ソリューション アーキテクト 太田 賢志郎 (Kenshiro Ota)
    EOL が迫っているブラックボックスなサーバー、ありますよね?AWS Application Migration Service (AWS MGN) は物理サーバーや仮想サーバーを数ステップで AWS へリホストするためのサービスです。今回は AWS MGN のご紹介とオンプレサーバーを AWS へ移行するデモをお見せいたします。サーバー移行をご検討中のお客様にぜひ見ていただきたいセッションです。
  • 【お客様事例セッション】キャリタスUC SQL Server から Amazon Aurora PostgreSQL への移行 (20分)スピーカー:株式会社ディスコ システム開発部 課長代理 青木 茂 (Shigeru Aoki) 様
    株式会社ディスコでは、キャリア支援クラウドサービス 「キャリタスUC」 を運営し、全国約 700 の学校、約 67,000 の企業にご利用いただいております。
    「キャリタスUC」 ではオープン時よりデータベースに Microsoft SQL Server を導入しておりましたが、 2021 年 12 月に Amazon Aurora PostgreSQL へと移行しました。このセッションでは、 DB 移行についての手法、 DB 移行検討から現在までのプロセスをご紹介いたします。
  • リファクタリングプロセスをお手伝い。ISV Refactor Space の紹介とデモ (20分)スピーカー:AWS ソリューション アーキテクト 前田 進吾 (Shingo Maeda)
    AWS へのマイグレーションは完了したが、マネージドサービスの活用などよりコスト効率や運用効率を上げたいといった要望はありませんか?今回紹介させていただく AWS Migration Hub Refactor Spaces では既存のアプリケーションを分散アプリケーションにリファクタリングするお手伝いが可能です。デモも交えてご紹介させていただきますので、ぜひリファクタリングもご検討ください。

当日の様子

当日の内容を抜粋してご紹介します。

AWS への移行ステータスを一元管理。AWS Migration Hub のご紹介

AWS Migration Hub は AWS 各種マイグレーションサービスとサードパーティ製のサービスを統合して管理することができるサービスです。各サービスから移行情報を収集して可視化などを行える非常に便利なサービスです!

AWS Migration Hub

オンプレサーバーをサクッと AWS へリホストする話

AWS Application Migration Service は AWS へのリホスト(既存環境を AWS へ改修を最小限にして単純移⾏)に特化したサービスになっています。アプリケーション移行の際にはぜひ検討していただきたいサービスです。

AWS MGN

【お客様事例セッション】キャリタスUC SQL Server から Amazon Aurora PostgreSQL への移行

株式会社ディスコ様から青木 茂 (Shigeru Aoki) 様にご登壇いただきました。今回 SQL Server on EC2 からAmazon RDS for SQL Server と Amazon Aurora PostgreSQL を比較検討し、Amazon Aurora PostgreSQL の採用を決定するまでの過程から、実際に移行を行った具体的なプロセスをお話しいただけました。ここまで具体的に移行の中身をお話しいただける事例は少なく非常に勉強・参考になるセッションです。ぜひ動画の方もご覧ください!

DB移行のタイムスケジュール

リファクタリングプロセスをお手伝い。ISV Refactor Space の紹介とデモ

オンプレミスから AWS へのリホストしたところから、さらにクラウドネイティブなアーキテクチャに移行することで、パブリッククラウドのメリットを最大限に活かすことができるようになります。そこで多くのお客様はよりクラウドネイティブな環境に適合するためにリファクタリング(マイクロサービス化やマネージドサービスの利用など)を行います。AWS Migration Hub Refactor Spaces はリファクタリングのサポートを行うサービスです。

Refactor Spaces

実施後のアンケートでは「実際にデモが見れるのでイメージしやすい」「ディスコ様のセッション最高!」などの意見をいただきました。AWS 一同、今後もよりわかりやすいコンテンツをご提供できるように邁進してまいります。次回もお楽しみに!

各種資料・動画のダウンロード

本イベントの動画と各セッションの資料は以下からダウンロードできます。

  • ももこの今月のお勧め 5 分間アップデート[資料動画
  • AWS への移行ステータスを一元管理。AWS Migration Hub のご紹介[資料動画
  • オンプレサーバーをサクッと AWS へリホストする話[資料動画
  • 【お客様事例セッション】キャリタスUC SQL Server から Amazon Aurora PostgreSQL への移行
    資料動画
  • リファクタリングプロセスをお手伝い。ISV Refactor Space の紹介とデモ[資料動画

次回予告

次回はお客様事例セッションが2つもございます。ふるってご参加ください!

第十九回 「アップデート紹介とちょっぴり Dive Deep する AWS の時間」
データベースマイグレーション編

  • 開催日時:2022 年 6月 23日(木)16:00 – 18:00 オンライン開催
  • アジェンダ
    • イチから覚える AWS Schema Conversion Tool
      スピーカー:ソリューション アーキテクト 内山 義夫 (Yoshio Uchiyama)
    • 【お客様事例セッション】「mcframe 7」 における PostgreSQL 対応事例のご紹介
      スピーカー:ビジネスエンジニアリング株式会社 プロダクト事業本部 商品開発本部 商品開発 1 部 マネージャ 近藤 裕之 ( Hiroyuki Kondo ) 様
    • 【お客様事例セッション】 AWS Database Migration Service (AWS DMS) を利用してオンプレ Oracle の大規模データを Amazon Aurora へ継続的にレプリケーションした事例の紹介
      スピーカー:株式会社リクルート プロダクト統括本部 旅行プロダクト開発G 辛 剣徳 (Shin Kento) 様
    • Purpose-built Database つかってみませんか?
      スピーカー:ソリューション アーキテクト 桑野 章弘 (Akihiro Kuwano)