はじめに
builders.flash 読者の皆さん、こんにちは ! シニアテクニカルトレーナーの 野邊 哲男 (のべ) です。
私は、テクニカルトレーナーとして主に AWS の有償トレーニングに登壇し、お客様に AWS をご理解いただき、より良く使っていただくための支援をしています。
トレーニングを受講されるお客様のバックグラウンドやスキルは、様々です。トレーニングのコースにもよりますが、AWS の初学者の方もいれば、IT の初学者、または ITの技術者ではないお客様が受講される場合もあります。
そんな中、トレーナーは限られた期間の中で、様々な受講者に「なるほど!わかった!」という体験をして頂けるよう、様々な工夫を行います。
本記事では、私がトレーニングで説明を工夫しているネタの一つを紹介したいと思います。
このネタにより、builders.flash の読者の皆さんにも、「なるほど ! わかった !」を体験してもらえると嬉しいです。
今回は、非同期処理とキューをテーマにしたネタを紹介します。
例えば AWSのトレーニングにおいて、Amazon SQS について説明する時は、「キューの機能を提供するマネージドサービスですよ」とか「キューのタイプとして、標準キューや FIFO キューがありますよ」など、Amazon SQS 自体の説明も重要ですが、そもそも、「非同期処理やキューとは何なのか、それにより、どのようなメリットがあるのか」ということをご理解いただくことが肝要です。
それを IT の初学者または IT の技術者ではないお客様にもわかりやすく説明するためのネタを紹介します。

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まず身近な比喩で「キュー」を使わない場合の問題点を理解しよう
再び身近な比喩で「キュー」を使うことで問題が解消できることを理解しよう
非同期処理と同期処理
まとめ
いかがでしたか ? 前置きとしては長いかもしれませんが、まず「キューを使った非同期処理ではどのようなメリットがあるのか」というアーキテクチャ上のポイントをまず理解していただき、その後にキューの実装である Amazon SQS というサービスの理解を進めたほうが、サービスとその活用についての理解を深めることができそうだと感じていただけたと思います。
こういった理解を深めていく上での「ネタ」は他にもあるので、またいつか builders.flash で紹介したいと思います ! お楽しみに !
筆者プロフィール
野邊 哲男
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
AWS トレーニングサービス本部 シニアテクニカルトレーナー
自分が体験した「成功」と「失敗」、そこから「学んだこと」を皆さんにお伝えするべく、日々 AWS のトレーニングの登壇をしています。
最近は「仮面サーバーレス」として サーバーレスのトレーニング や デジタルトレーニング の情報を皆様にお届けしています。

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