Amazon Lightsail に関するよくある質問

全般

Amazon Lightsail は仮想プライベートサーバー (VPS) プロバイダーであり、クラウドにアプリケーションを構築およびホストするためのソリューションを必要とするデベロッパー、スモールビジネス、学生、その他のユーザーが AWS の利用を開始するための最も簡単な方法です。Lightsail には、デベロッパーがウェブサイトやウェブアプリケーションをクラウドにデプロイし、管理するのに必要なコンピューティング性能、ストレージ容量、ネットワーキング機能が用意されています。Lightsail には、仮想マシン、コンテナ、データベース、CDN、ロードバランサー、DNS 管理など、プロジェクトを迅速に立ち上げるために必要なすべてのものが、予測可能な低料金で含まれています。

「インスタンス」とも呼ばれる仮想プライベートサーバーで、ユーザーは費用対効果が高く、安全性と可用性の高い環境でウェブサイトとウェブアプリケーションを実行できます。

仮想プライベートサーバーを利用することには、手頃な価格、スケーラビリティ、セキュリティ、カスタマイズ可能なリソースなど、多くの利点があります。

アプリケーションのデプロイと管理を簡単に進めるために必要なものがすべて含まれた、事前設定済みの複数の VPS プランの中からお選びいただけます。Lightsail は、少数の仮想プライベートサーバーを必要とするプロジェクトや、シンプルな管理インターフェイスを好むユーザーに最適です。Lightsail の一般的なユースケースとしては、ウェブサイト、ウェブアプリケーション、ブログ、e コマースサイト、シンプルなソフトウェアなどが考えられます。

Lightsail プランはバンドルとも呼ばれ、一定量のメモリ (RAM) とコンピューティング (vCPUs) を備えた仮想プライベートサーバー、SSD ベースのストレージ (ディスク)、およびデータ転送枠が含まれます。Lightsail プランでは、静的 IP アドレス (アカウントごとに 5 つ)、DNS 管理 (アカウントごとに 6 つのドメインゾーン) も提供されます。Lightsail プランは時間ごとにオンデマンドベースで課金されるため、ご契約のプランを使用した時間に対してのみ課金されます。

Lightsail がより多くのリージョンで利用可能になるにつれ、当社のインフラストラクチャは進化し、より優れた総合的なカスタマーエクスペリエンスを提供できるようになります。その結果、特定のリージョンの仕様は、追加の vCPU など、他のリージョンのプランとは異なります。

Lightsail インスタンスは AWS クラウドに常駐する仮想プライベートサーバー (VPS) です。Lightsail インスタンスを使用して、データの保存、コードの実行、ウェブベースのアプリケーションやウェブサイトの構築が行えます。インスタンスは、パブリック (インターネット) とプライベート (VPC) ネットワーキングの両方を通じて、相互接続やその他の AWS リソースへの接続ができます。インスタンスの作成、管理、接続は Lightsail コンソールから直接、簡単に実行できます。

Lightsail には幅広いオペレーティングシステムとアプリケーションテンプレートが用意されており、新しい Lightsail インスタンスを作成するときに自動的にインストールされます。アプリケーションテンプレートには、WordPress、Drupal、Joomla!、Ghost、Magento、Redmine、LAMP、Nginx (LEMP)、MEAN、Node.js、Django などがあります。

ブラウザでの SSH や自分の SSH クライアントを使用して、インスタンスにソフトウェアを追加でインストールすることもできます。

インスタンスを作成して管理するには、Lightsail にログインして、Lightsail コンソール、コマンドラインインターフェイス (CLI)、または API を使用します。

コンソールへの初回ログイン時には、[インスタンスを作成] を選択します。インスタンスの作成ページで、ソフトウェア、ロケーション、およびインスタンスの名前を選択できます。[作成] を選択すると、数分で新しいインスタンスが自動的にスピンアップします。

はい。Lightsail コンソールでのすべての操作は、一般公開されている API により動作します。Lightsail CLI および API をインストールして使用する方法を参照してください。

Lightsail の使用を開始するには、[使用を開始] を選択し、ログインします。お持ちのアマゾン ウェブ サービスアカウントを使って Lightsail にアクセスします。アカウントをお持ちでない場合は、作成を案内する画面が表示されます。

Lightsail のリソース

Lightsail インスタンスは、ウェブサーバー、開発者環境、小規模データベースのユースケース向けとして AWS により特別に開発されました。このようなワークロードでは、頻繁に、または一貫して CPU がフルに使用されることはないものの、時折パフォーマンスの突発的な向上が必要になる場合があります。Lightsail で使用されるインスタンスでは、基本的なレベルの CPU パフォーマンスと同時に、それを上回る突発的なパフォーマンスの向上にも対応する機能が提供されます。この設計によって、必要なパフォーマンスを適切なタイミングで得られると同時に、パフォーマンスの変動や、他の環境でのオーバーサブスクリプションにより発生するその他の副次的な影響からも保護されます。バースト可能なパフォーマンスの詳細については、こちらをご覧ください。

高度に設定可能な環境と、アプリケーションで一貫して高い CPU パフォーマンスを要するインスタンス (動画エンコーディングや HPC アプリケーションなど) が必要な場合は、Amazon EC2 を利用することをお勧めします。

Lightsail では、ブラウザからインスタンスのターミナルにワンクリックで安全に接続できます。Linux/Unix ベースのインスタンスへの SSH アクセスおよび Windows ベースのインスタンスへの RDP アクセスがサポートされています。ワンクリック接続を利用するには、インスタンス管理画面を起動し、[SSH を使用して接続] または [RDP を使用して接続] をクリックします。これにより、新しいブラウザウィンドウが開き、インスタンスに自動的に接続されます。

独自のクライアントで Linux/Unix ベースのインスタンスに接続する場合、SSH キーの保存と管理は Lightsail 側で行われ、SSH クライアントで使用するセキュアキーが提供されます。

各 Lightsail インスタンスでは、プライベート IP アドレスとパブリック IP アドレスが自動的に取得されます。プライベート IP を使用すると、Lightsail インスタンスと AWS リソース間で、データをプライベートに送信できます。料金は発生しません。パブリック IP を使用すると、登録済みのドメイン名や SSH またはローカルコンピューターから RDP 接続を介して、インスタンスとインターネット間の接続を確立できます。また、パブリック IP の代わりに、インスタンスが停止および開始されても IP アドレスが変化しない静的 IP をインスタンスに接続することもできます。

静的 IP は、Lightsail アカウント専用の固定パブリック IP です。静的 IP をインスタンスに割り当てて、パブリック IP と置き換えることができます。別のインスタンスへの置き換えを決定した場合は、静的 IP を新しいインスタンスに再割り当てすることができます。このようにすれば、インスタンスを置き換えるたびに、DNS レコードなどの外部システムを再構築して新規 IP を指定する必要がなくなります。

DNS は、世界中に分散しているサービスで、人間が読み取れる名前 (www.example.com など) を数字の IP アドレス (192.0.2.1 など) に変換することにより、コンピュータが互いに接続できるようにします。Lightsail では、自分が登録しておいたドメイン名 (たとえば photos.example.com など) を、Lightsail インスタンスのパブリック IP に簡単にマッピングできます。これにより、人間が読み取れる名前 (たとえば example.com など) がユーザーによってブラウザに入力されると、Lightsail によりアドレスが目的のインスタンスの IP に自動変換されます。この変換は DNS クエリと呼ばれます。

Lightsail でドメインを使用するには、必ず先に登録しておく必要があります。LightsailAmazon Route 53 、またはお好みの DNS レジストラのドメインサポート機能を使用して、新しいドメインを登録することができます。

はい。Lightsail ファイアウォールを使用して、インスタンスのデータトラフィックをコントロールできます。Lightsail コンソールからルールを設定し、さまざまなタイプのトラフィックによるパブリックアクセスが可能なインスタンスのポートを指定できます。

スナップショットはインスタンス、データベース、ブロックストレージディスクなどのポイントインタイムバックアップを指します。ユーザーはいつでもリソースのスナップショットを作成したり、インスタンスやディスクで自動スナップショットを有効にし、Lightsail がスナップショットを作成するようにしたりできます。新しいリソースの作成やデータのバックアップのベースラインとしてスナップショットを使用できます。スナップショットにはリソースの復元に必要なデータのすべてが含まれています (スナップショットが作成された時点から)。スナップショットからリソースを作成することでリソースを復元する場合、新しいリソースはそのスナップショットを作成するのに使用した元のリソースと完全に一致するレプリカとして開始されます。

Lightsail インスタンス、ディスク、およびデータベースのスナップショットを手動で作成できるほか、自動スナップショットを使用して、Lightsail がインスタンスやディスクのスナップショットを毎日自動で作成するよう指定できます。詳細については、「Snapshots in Amazon Lightsail」をご覧ください。

自動スナップショットは Amazon Lightsail の Linux/Unix インスタンスのスナップショットを毎日の予定に組み込む手段の 1 つです。ユーザーが一日の中で時間を指定すると、Lightsail は自動的に毎日指定された時間にスナップショットを作成し、常時、最新の 7 回分の自動スナップショットを保持します。スナップショットの有効化は無料です。スナップショットで使用した実際のストレージの料金のみをお支払いいただきます。

自動スナップショットはタグ付けしたり、Amazon EC2 に直接エクスポートすることはできません。しかし、自動スナップショットはコピーしたり、手動のスナップショットに変換したりすることができます。自動スナップショットを手動スナップショットにコピーするには、自動スナップショットのコンテキストメニューから [Keep] を選択して、手動スナップショットとしてコピーします。

データをバックアップする場合、Lightsail コンソールまたは API でインスタンスのスナップショットを作成します。障害やコードのデプロイ不良が発生した場合、インスタンススナップショットを使用して後から新しいインスタンスを作成できます。完全で破損のないデータをバックアップできるよう、スナップショット作成時にはインスタンスを一時停止することをお勧めします。

インスタンスを停止すると、現在の状態でインスタンスの電源がオフになり、任意のタイミングで再開することができます。インスタンスの停止ではパブリック IP が解放されるため、停止後にも同じ IP を保持することが必要なインスタンスには、静的 IP の使用をお勧めします。

インスタンスの削除は、破壊的なアクションです。インスタンスのスナップショットを作成していない限り、すべてのインスタンスデータが失われ、復元できなくなります。インスタンスのパブリック IP とプライベート IP も解放されます。削除されたインスタンスで静的 IP を使用していた場合、その静的 IP はデタッチされますが、アカウントには残ります。

はい。インスタンスのスナップショットを作成し、API を使用して新しい大きなサイズのインスタンスを作成します。Lightsail コンソールまたは CLI を使用して、スナップショットから新しいインスタンスを作成できます。CLI の使用方法については、こちらを参照してください。

VPC ピア接続を使用して、Lightsail インスタンスを AWS アカウント内の VPC リソースにプライベートで接続できます。Lightsail アカウントページで [Enable VPC peering] を選択すれば、後の作業は Lightsail 側で実行されます。VPC ピア接続が有効になると、プライベート IP を使用して、デフォルトの AWS VPC でその他の AWS リソースに対応できます。手順はこちらを参照してください。

Lightsail との VPC ピア接続を動作させるには、AWS アカウント内にデフォルト VPC が設定されている必要があることにご注意ください。2013 年 12 月以前に作成された AWS アカウントにはデフォルト VPC が設定されていないため、設定が必要です。デフォルト VPC のセットアップの詳細については、こちらを参照してください。

Lightsail は現在、以下の AWS リージョンのすべてのアベイラビリティーゾーンで使用できます。

  • 米国東部 (バージニア北部)
  • 米国東部 (オハイオ)
  • 米国西部 (オレゴン)
  • カナダ (中部)
  • 欧州 (フランクフルト)
  • 欧州 (アイルランド)
  • 欧州 (ロンドン)
  • 欧州 (パリ)
  • 欧州 (ストックホルム)
  • アジアパシフィック (ムンバイ)
  • アジアパシフィック (シンガポール)
  • アジアパシフィック (シドニー)
  • アジアパシフィック (東京)
  • アジアパシフィック (ソウル)

アベイラビリティーゾーンは、物理的に異なる、独立したインフラストラクチャで稼働するデータセンターの集合で、高い信頼性を保つよう設計されています。発電機や冷却装置など、障害がよく発生すると予想される設備は、アベイラビリティーゾーン間では共有されていません。さらに、アベイラビリティーゾーンは物理的にそれぞれ別々の場所にあり、火災、竜巻、洪水などのきわめてまれな災害でも、その影響が 1 つのアベイラビリティーゾーンに限定されるよう設計されています。

どのクォータを引き上げることができるかなど、最新の Lightsail のサービスクォータについては、「AWS General Reference」の「Lightsail service quotas」をご覧ください。クォータを引き上げる必要がある場合は、カスタマーサービスでケースを開いてください。

喜んでお手伝いします。Lightsail の Quick Assist では、コンソール内のアクションについてのすぐに役立つヒントが得られます。Lightsail コンソールからは、入門ガイド、概要、ハウツートピックなどの文書にもアクセスできます。API や CLI を使用する場合、Lightsail にはサポートされているすべてのプログラム言語での完全な API リファレンスが用意されています。Lightsail サポートリソースも利用できます。

また、AWS サポートでは、個別のニーズをカバーする一連の有料プランが提供されています。

Lightsail は、現在 6 つの Linux または Unix 互換ディストリビューション (Amazon Linux、Debian、FreeBSD、OpenSUSE、Ubuntu) および 3 つの Windows Server バージョン (2012 R2、2016、および 2019) をサポートしています。

タグとは、Lightsail リソースに付けるラベルです。タグはそれぞれ、1 つのキーと 1 つの値で構成されており、どちらもお客様側が定義します。タグ値はオプションであるため、Lightsail コンソールのフィルタリングリソースに「キーのみ」タグを作成することができます。

タグを使ったさまざまなユースケースがあります。タグを使用すると、Lightsail コンソールと API でのリソースのグループ化およびフィルタ処理、請求書に含まれるコストの追跡と整理ができるようになるほか、アクセス管理ルールを通してリソースを表示したり変更したりできるユーザーを規制できるようになります。リソースにタグを付けると以下のことができるようになります。

  • 整理 - Lightsail コンソールと API フィルターを使用して、割り当てたタグに基づいたリソースを表示、管理します。割り当てたタグに基づいて特定のリソースをすばやく識別できるので、同じ型のリソースが多数ある場合に役立ちます。
  • コスト配分 - リソースにタグ付けし請求コンソールで「コスト配分タグ」を作成することによって、異なるプロジェクトやユーザーにかかるコストを追跡し割り当てます。例えば、請求書を分割し、プロジェクト別またはクライアント別にコストを把握できます。
  • アクセス管理 - AWS Identity and Access Management ポリシーを使用して、AWS アカウントにアクセスできるユーザーが Lightsail リソースをどのように編集、作成、削除できるか管理します。これにより、お客様の Lightsail リソースへのフルアクセスを与えることなく、他のユーザーとより簡単にコラボレーションすることができます。

Lightsail でのタグの使用に関する詳細はこちら >>

Lightsail では現在、以下のリソースへのタグ付けがサポートされています。

  • インスタンス (Linux および Windows)
  • コンテナサービス
  • ブロックストレージディスク
  • ロードバランサー
  • データベース
  • DNS ゾーン
  • インスタンス、ディスク、およびデータベースのスナップショット

手動スナップショットでもタグがサポートされますが、ソースリソースと同じタグが自動的に割り当てられます。スナップショットを使用して新しいインスタンス、ディスク、データベースを作成した際、これらのタグを編集することができます。

Lightsail コンソールでは、親リソースと同じタグが自動的にスナップショットにタグ付けされます。しかし、タグはリソースから自動スナップショットへ自動的にコピーされません。Lightsail API を使用してスナップショットを作成すると、スナップショットに任意のタグを付けることができます。

重要: 現在、データベースのスナップショットタグは請求レポート (コスト配分タグ) に含まれていません。

Lightsail タグはキー値ペアで、異なるカテゴリー (project:Blog、project:Game、project:Test など) にわたるインスタンスを含むリソースの整理を可能にします。これにより、リソース組織、請求レポート、アクセス管理などのすべてのユースケースへの完全なコントロールが得られます。コンソールで素早くフィルタリングするため、Lightsail コンソールではキーのみタグをリソースに付けることもできます。

はい。Amazon Lightsail を使用すると、インスタンス、ロードバランサー、データベースなどのさまざまなリソースのメトリックを収集できます。個々のリソースについては、各メトリックに対して 2 つのアラームしきい値を設定できます。アラームのしきい値に違反すると、Lightsail コンソールで通知を受け取ります。オプションで、電子メールメッセージや SMS メッセージを受信することもできます。Lightsail のアラートおよびモニタリング機能では追加料金は発生しません。ただし、SMS メッセージンに対して通信会社から料金が請求される場合があります。

請求とアカウント管理

期間限定で、Lightsail は無料利用枠を拡張し、一部のバンドルで 3 か月間無料となります。この提供は、2021 年 7 月 8 日以降に Lightsail の利用を開始した新規または既存の AWS アカウントに適用されます。1 アカウントにつき 1 つのバンドルにのみ適用されます。毎月、選択したバンドルの最初の 750 時間の使用後、標準料金が適用されます。詳細については、料金のページをご確認ください。 

Lightsail プランはオンデマンドの時間レートで課金され、使用した分のみ支払うことになります。どの Lightsail プランでも、固定された時間料金で月額プランの上限まで課金されます。最も価格の低い Lightsail プランは、0.0047 USD/時 (3.50 USD/月) から開始します。Windows Server ライセンスを含む Lightsail プランは、0.01075 USD/時 (8 USD/月) から開始します。

Lightsail インスタンスは、実行中または停止状態のときにのみ課金されます。月末までに Lightsail インスタンスを削除した場合、Lightsail インスタンスを使用した合計時間数に基づいて按分計算された料金のみが請求されます。たとえば、最低価格の Lightsail プランを月に 100 時間使用すると、47 セント (100 × 0.0047) が請求されます。

静的 IP を Lightsail インスタンスにアタッチしても追加料金はかかりません。静的 IP は IPv6 のみのインスタンスにはアタッチできません。IPv4 アドレスは希少なリソースであり、Lightsail はそれらを効率的に利用できるようにしています。そのため、1 時間を超える時間にわたってインスタンスにアタッチされていない静的 IP については、0.005 USD/時間という少額の課金を行っています。

ご契約のプランには無料のデータ転送枠が含まれています。データ転送枠は、インスタンスからの送受信両方のデータ転送に適用されます。Lightsail コンテンツ配信ネットワーク (CDN) ディストリビューションでは、ディストリビューションからのデータ転送のみが転送枠の計算に算入されます。
データ転送枠を超えた場合、Lightsail インスタンスのパブリック IP アドレスを使用してインターネットまたは AWS リソースに送信されたデータに対してのみ課金が発生します。Lightsail インスタンスでのデータ送受信にプライベート IP アドレスが使用された場合は、データ転送枠を超えても無料になります。Lightsail CDN ディストリビューションの場合、ディストリビューションのデータ転送枠を超えると、ディストリビューションからのすべてのデータ転送について請求が発生します。

すべての Lightsail プランには、無料データ送受信量が十分に含まれています。たとえば、最も低価格の Lightsail インスタンスバンドルでは、1 か月で最大 1 TB までのインターネットデータ送受信ができます。追加料金は発生しません。

実際に使用するあらゆるタイプのデータ転送が Lightsail プランの対象となり、データ転送枠に加算されます。インスタンスのデータ転送量がご契約プランの枠内であれば、データ転送料金は発生しません。データ転送枠は毎月リセットされ、月内はいつでも必要なときに使用できます。月末までにインスタンスを削除して、新しいインスタンスを作成した場合、データ転送枠は 2 つのインスタンス間で共有されます。

データ転送プランは、大多数のお客様がご契約の枠内で十分に利用でき、追加課金が発生することがないように設定されています。データインスタンス転送枠を超過した場合でも、一部のタイプのデータ転送は無料です。Lightsail インスタンスでのデータ受信は常に無料です。Lightsail インスタンスから同一リージョン内にある別の Lightsail インスタンスや AWS リソースにデータが送信された場合も、プライベート IP アドレスが使用されていれば無料になります。

ご契約のインスタンスプランの無料データ転送枠を超過した場合、Lightsail インスタンスからインターネットまたは別の AWS リージョンに送信されたデータに対して課金が発生します。また、パブリック IP アドレスが使用された場合には、同一リージョン内の AWS リソースへの送信でも課金が発生します。これらのタイプのデータ転送について、無料枠を超過した部分に対する課金は以下のとおりです。

  • 米国東部 (バージニア北部): 0.09 USD/GB
  • 米国東部 (オハイオ): 0.09 USD/GB
  • 米国西部 (オレゴン): 0.09 USD/GB
  • カナダ (中部): 0.09 USD/GB
  • 欧州 (フランクフルト): 0.09 USD/GB
  • 欧州 (アイルランド): 0.09 USD/GB
  • 欧州 (ロンドン): 0.09 USD/GB
  • 欧州 (パリ): 0.09 USD/GB
  • 欧州 (ストックホルム): 0.09 USD/GB
  • アジアパシフィック (ムンバイ): 0.13 USD/GB
  • アジアパシフィック (シンガポール): 0.12 USD/GB
  • アジアパシフィック (シドニー): 0.17 USD/GB
  • アジアパシフィック (東京): 0.14 USD/GB
  • アジアパシフィック (ソウル): 0.13 USD/GB

異なるアベイラビリティーゾーンに作成されたインスタンス間では、ゾーン間でのプライベートかつ無料の通信が可能です。また、同時に障害を受ける可能性が非常に低くなります。アベイラビリティーゾーンによって、可用性の高いアプリケーションとウェブサイトを構築できます。データ転送コストの増加やアプリケーションのセキュリティが低下することもありません。

Lightsail CDN ディストリビューションプランのデータ転送枠を超えると、すべてのデータ転送 (送信) についての請求が発生します。ディストリビューションの許容枠を超えるデータ転送の請求は、Lightsail インスタンスとは異なり、次のとおりとなります。

  • アジアパシフィック: 0.13 USD/GB
  • オーストラリア: 0.17 USD/GB
  • カナダ: 0.09 USD/GB
  • 欧州: 0.09 USD/GB
  • インド: 0.13 USD/GB
  • 日本: 0.14 USD/GB
  • 中東: 0.11 USD/GB
  • 南アフリカ: 0.11 USD/GB
  • 南米: 0.11 USD/GB
  • 米国: 0.09 USD/GB

すべての AWS リージョンには、amazonlightsail.com および amazonlightsail.com/pricing のリストに示すとおり、共通のデータ転送枠が設定されています。ただし、アジアパシフィック (ムンバイ) リージョンとアジアパシフィック (シドニー) リージョンを除きます。例外となる 2 つの AWS リージョンでの契約プランのデータ転送枠は以下のとおりです。

  • 512 MB プラン: 500 GB
  • 1 GB プラン: 1 TB
  • 2 GB プラン: 1.5 TB
  • 4 GB プラン: 2 TB
  • 8 GB プラン: 2.5 TB
  • 16 GB プラン: 3 TB
  • 32 GB プラン: 3.5 TB

ロードバランサーはデータ転送枠を消費しません。ロードバランサーとターゲットインスタンスまたはディストリビューションとの間のトラフィックは、インスタンスまたはディストリビューションのデータ転送枠として測定されカウントされます。これは、インターネットとの間でやりとりされるトラフィックが、ロードバランサーの背後にない Lightsail インスタンスのデータ転送枠としてカウントされるのと同じです。ロードバランサーへのトラフィック、およびロードバランサーからインターネットへのトラフィックは、インスタンスのデータ転送枠としては計算されません。

Lightsail 内での DNS 管理は無料です。最大 6 個の DNS ゾーンを作成でき、各ゾーンのレコード数は無制限です。また、全ゾーンで 1 か月あたり 300 万 DNS クエリを利用できます。1 か月のクエリ数が最初の 300 万を超えると、0.40 USD/100 万 DNS クエリの料金が適用されます。

Lightsail のスナップショットには、インスタンスのスナップショットでもディスクのスナップショットでも、月額 0.05 USD/GB が適用されます。つまり、30 GB SSD インスタンスのスナップショットを作成して 1 か月間保管した場合、月末に 1.50 USD をお支払いいただきます。

同じインスタンスに対して複数の連続的なスナップショットを作成すると、スナップショットのコストは Lightsail によって自動的に最適化されます。新しいスナップショットが作成されるたび、インスタンスの変更された部分に対してのみ課金されます。上記の例では、インスタンスで 2 GB 分のみ変更された場合、2 番目のインスタンスのスナップショットにかかる料金は 1 か月あたり 0.10 USD のみです。

Lightsail ブロックストレージには、1 か月あたり 0.10 USD/GB のコストがかかります。

Lightsail ロードバランサーには、1 か月あたり 18 USD のコストがかかります。

Lightsail の証明書と証明書管理は、Lightsail ロードバランサーを使用していれば無料です。

はい。 期間限定で、Amazon Lightsail を新規にご購入いただいたお客様は、一部のバンドルを最大 3 ヶ月間無料でご利用いただけます。この提供は、2021 年 7 月 8 日以降に作成された新規アカウントにのみ適用されます。詳細については、料金のページをご覧ください。

Lightsail は AWS のサービスであり、信頼と実績を持つ AWS のクラウドインフラストラクチャで実行されます。Lightsail と AWS マネジメントコンソールのログインには、同じ AWS アカウントと認証情報を使用します。

AWS アカウントの管理 (パスワード、ユーザー名、連絡先情報、課金情報の変更など) は、AWS 請求とコスト管理コンソールから行うことができます。

AWS 請求とコスト管理コンソールから、請求の支払いや管理を行えます。AWS ではほとんどの主要クレジットカードを受け付けています。お支払い方法管理に関する詳細はこちらを参照してください。

Lightsail for Research

Lightsail for Research では、Scilab、RStudio、Jupyter などのお好みのアプリケーションをプリインストールした強力な仮想コンピュータをクラウド上に簡単に作成することができます。これらの仮想コンピュータ上で動作するアプリケーションにアクセスし、インターネットを介してどこからでもウェブブラウザで直接データをアップロードまたはダウンロードすることができます。これらの仮想コンピュータはいつでも作成および終了することができますので、オンデマンドで仮想コンピュータにアクセスすることができ、仮想コンピュータを使用する間だけ料金を支払うことができます。

Lightsail は、Scilab、RStudio、Jupyter など、人気の高いプリインストールされたアプリケーションを提供します。 プリインストールされているすべての利用可能なアプリケーションについては、Lightsail for Research のドキュメントをご覧ください。また、これらのアプリケーションのインターフェイスを使用して、追加のパッケージや拡張機能をインストールすることもできます。さらに、基盤となる仮想コンピュータにアクセスし、環境を設定することができます。

Lightsail for Research バンドル (仮想コンピュータ) には、一定量のメモリ (RAM) とコンピューティング (vCPUs) を備えた仮想プライベートサーバー、SSD ベースストレージ (ディスク)、およびデータ転送枠が含まれます。ブロックストレージ、インスタンスとディスクのスナップショット、SSH アクセス、リモートデスクトップアクセス (NICE DCV 使用)、API などの Lightsail 機能は、Lightsail for Research の仮想コンピュータで使用することができます。静的 IP、DNS 管理、オブジェクトストレージ、ロードバランサー、コンテナ、データベース、CDN ディストリビューションなどの Lightsail の機能は適用されず、Lightsail for Research の仮想コンピュータで使用することはできません。

Lightsail for Research では、非 GPU と GPU の 2 種類の仮想コンピュータを提供しています。GPU を必要としないアプリケーションの利用やデータ分析を行う研究者には、非 GPU の仮想コンピュータの利用を推奨しています。ニューラルネットワークなどの解析技術や高度なシミュレーションを行う研究者には、GPU 仮想コンピュータをお薦めします。

Lightsail ブロックストレージ

Lightsail ブロックストレージは、個々のハードドライブと同様に、Lightsail インスタンスにアタッチできる追加のストレージボリューム (Lightsail では「アタッチされたディスク」と呼びます) を提供します。アタッチされたディスクは、インスタンスやシステムディスクに障害やその他の問題が起きたとき、アプリケーションやソフトウェアの特定のデータをコアサービスから切り離し、アプリケーションデータを保護する必要がある場合に役に立ちます。アタッチされたディスクは、保存データに頻繁にアクセスするアプリケーションやソフトウェアに必要な、一貫したパフォーマンスと低レイテンシーを提供します。

Lightsail ブロックストレージはソリッドステートドライブ (SSD) を使用します。このタイプのブロックストレージは低価格でありながら優れた性能を発揮し、Lightsail で実行するワークロードの大部分をサポートするように設計されています。持続的な IOPS パフォーマンスやディスクごとに大量のスループットが必要なアプリケーションや、MongoDB や Cassandra のような大規模なデータベースを実行しているアプリケーションを使用するお客様には、Lightsail の代わりに、GP2 またはプロビジョンド IOPS SSD ストレージを使用する EC2 のご利用をお勧めします。

アタッチされた各ディスクの最大容量は 16 TB です。

各 Lightsail インスタンスに最大 15 ディスクまでアタッチできます。

いいえ、1 度にアタッチできるのは 1 つのインスタンスにだけです。

いいえ、インスタンスにディスクをアタッチしないようにすることもできます。ディスクは、アタッチされていない状態でアカウントに残ります。ディスクがインスタンスにアタッチされていなくても料金は変わりません。

はい、ディスクのスナップショットを取り、スナップショットから大容量のディスクを新しく作成することで、ディスクのサイズを増やすことができます。

はい、お客様のデータの安全性を確保するために、Lightsail のアタッチされたディスクおよびディスクのスナップショットはすべて、Lightsail がお客様に代わって管理するキーを使用して、デフォルトで暗号化して保存されます。Lightsail はLightsail インスタンスやアタッチされたディスクの間でデータを移行するときにも、データの暗号化を行います。

Lightsail ブロックストレージは、高い可用性と信頼性を実現するように設計されています。コンポーネントに障害が発生した場合でも対応できるように、各アタッチされたディスクはアベイラビリティーゾーン内で自動的にレプリケートされます。Lightsail は SLA を保証していませんが、Lightsail ブロックスストレージディスクは可用性 99.99%、年間障害率 0.2% になるように設計されています。Lightsail はまた、データを定期的にバックアップできるようにディスクのスナップショットをサポートしています。

ディスクのスナップショットを取れば、ディスクのバックアップができます。ディスクのスナップショットを取ると、インスタンス全体とアタッチされたあらゆるディスクのバックアップもできます。

Lightsail プランに含まれているシステムディスクは、お客様のインスタンスのルートデバイスです。インスタンスを削除すると、システムディスクも削除されます。インスタンスエラーが発生した場合、システムディスクも影響を受けます。システムディスクをデタッチしたり、インスタンスと別個にバックアップしたりすることもできません。アタッチ済みディスクに保存されたデータは、インスタンスから独立した永続性を持ちます。アタッチされたディスクは、デタッチしてインスタンス間で移行することができます。また、ディスクのスナップショットを使って、インスタンスとは無関係にバックアップを取ることもできます。データを保護するには、Lightsail インスタンスのシステムディスクを一時データのためだけに使用することをお勧めします。高い耐久性を必要とするデータについては、アタッチされたディスクを使用し、ディスクまたはインスタンスのスナップショットを使ってご利用のディスクを定期的にバックアップすることをお勧めします。

Lightsail ロードバランサー

Lightsail ロードバランサーを使用すると、可用性の高いウェブサイトとアプリケーションを構築できます。Lightsail ロードバランサーは、異なるアベイラビリティーゾーンにある複数のインスタンスにトラフィックを分散し、トラフィックが正常なターゲットインスタンスにのみ向かうようにすることで、インスタンスやデータセンターの停止によって発生する問題が原因でお客様のアプリケーションが停止してしまうリスクを軽減します。Lightsail ロードバランサーと複数のターゲットインスタンスを使用すれば、お客様のウェブサイトまたはアプリケーションは、ウェブトラフィックの増加に対応でき、負荷のピーク時に訪問者に高いパフォーマンスを提供し続けることができます。

また、Lightsail ロードバランサーを使用して、安全なアプリケーションを構築し、HTTPS トラフィックを受け入れることができます。Lightsail は、SSL/TLS 証明書のリクエスト、プロビジョニング、メンテナンスに伴う複雑性を削減します。お客様の代わりに、組み込みの証明書管理機能が証明書のリクエストと更新を行い、自動でお客様のロードバランサーに証明書を追加します。

異なる AWS リージョンで実行されているインスタンスにはロードバランサーを使用できません。ただし、ロードバランサーを使用して異なるアベイラビリティーゾーン内のインスタンスでターゲットインスタンスを使用することができます。実際には、お客様のアプリケーションの可用性を最大化するために、アベイラビリティーゾーンをまたいで複数のターゲットインスタンスに分散することをお勧めします。

Lightsail ロードバランサーは自動的にスケールしてアプリケーションへのトラフィックの急増に対応するため、手動で調整する必要はありません。アプリケーションで一時的にトラフィックが急増した場合、Lightsail ロードバランサーは自動的にスケールするため、間断なく効率的にトラフィックを Lightsail インスタンスに振り分けることができます。Lightsail ロードバランサーはトラフィックの急増に簡単に対応できるよう設計されていますが、トラフィック量が常に非常に多いアプリケーションではパフォーマンスの低下やスロットリングが生じることがあります。管理するデータが常に 1 時間あたり 5 GB を超えるアプリケーションや、接続数が常に多い (1 時間あたりの新規接続数が 400,000 を超える、アクティブな同時接続数が 15,000 を超える) アプリケーションでは、Amazon EC2 とアプリケーションロードバランシングを使用することをお勧めします。

Lightsail ロードバランサーは、ラウンドロビンアルゴリズムに基づいて、正常なターゲットインスタンスにトラフィックを送信します。

ロードバランサーの作成時に、ping 用の Lightsail のパス (共用ファイルまたはウェブページの URL) を指定するよう求められます。このパスを使用してターゲットインスタンスに到達できる場合、Lightsail はそこにトラフィックをルーティングします。ターゲットインスタンスの 1 つが応答しない場合は、Lightsail はそのインスタンスにはトラフィックをルーティングしません。必要に応じて、ロードバランサー管理画面でヘルスチェックパスを更新できます。

Lightsail タグはキー値ペアで、異なるカテゴリー (project:Blog、project:Game、project:Test など) にわたるインスタンスを含むリソースの整理を可能にします。これにより、リソース組織、請求レポート、アクセス管理などのすべてのユースケースへの完全なコントロールが得られます。コンソールで素早くフィルタリングするため、Lightsail コンソールではキーのみタグをリソースに付けることもできます。

はい。必要に応じて、インスタンスを追加して 1 つ以上のロードバランサーに複数のターゲットインスタンスを割り当てることができます。

ロードバランサーを削除する場合、アタッチされたターゲットインスタンスは引き続き通常どおり実行され、Lightsail コンソールに通常の Lightsail インスタンスとして表示されます。ロードバランサーを削除した後、以前のターゲットインスタンスの 1 つにトラフィックを送信するため、DNS レコードを更新する必要がある場合がありますので注意してください。

セッション永続性によって、ロードバランサーは訪問者のセッションを特定のターゲットインスタンスに結びつけることができます。これにより、そのユーザーのセッション中のすべてのリクエストが同じターゲットインスタンスに送信されます。Lightsail は、データの整合性を確保するために、訪問者が同じターゲットインスタンスにアクセスするよう要求するアプリケーションのセッション永続性をサポートしています。たとえば、ユーザー認証を必要とする多くのアプリケーションでは、セッション永続性を使用することに利点があります。ロードバランサーの作成後、特定のロードバランサーのセッション永続性をロードバランサー管理画面から有効にできます。

Lightsail ロードバランサーは、HTTP 接続および HTTPS 接続をサポートしています。

証明書管理

SSL/TLS 証明書は、お客様のウェブサイトまたはアプリケーションの ID と、ブラウザとお客様のウェブサイトとの間の安全な接続を確立するために使用されます。Lightsail は、ロードバランサーで使用する署名証明書を提供します。また、ロードバランサーは安全な AWS ネットワークを介して、検証済みトラフィックをターゲットインスタンスにルーティングする前に SSL/TLS 終了を提供します。Lightsail の証明書は、個々の Lightsail インスタンスではなく、Lightsail ロードバランサーでのみ使用できます。

Lightsail の証明書はドメイン検証済みです。つまり、証明書が認証機関によってプロビジョニングされる前に、お客様がウェブサイトのドメインを所有またはアクセス許可を持つことを検証することによって、ID の証拠を提供する必要があるということです。新しい証明書をリクエストするとき、お客様は Lightsail からドメインの DNS ゾーンまたは検証中のドメインに CNAME を追加するよう求められます。Lightsail DNS 管理、または外部の DNS ホスティングプロバイダー (例: Route 53、GoDaddy、Namecheap など) の、現在 DNS ゾーンを管理している場所ならどこにでも、この CNAME を追加します。証明書の検証が済んだら、必要に応じて DNS ゾーンから CNAME レコードを削除できます。

セキュリティ保護のため、お客様がドメインを所有しているかを検証する必要があります。つまり、お客様またはお客様の組織の担当者が何らかの理由で証明書を検証する DNS レコードを追加できない場合、HTTPS 対応のロードバランサーを Lightsail で使用できなくなります。

証明書ごとに最大 10 個のドメインまたはサブドメインを追加できます。Lightsail は現在、ワイルドカードドメインをサポートしていません。

証明書に関連付けられたドメインを変更するには (追加/削除)、証明書を再送信し、ドメインの所有権を再検証する必要があります。証明書管理画面で次の手順に従い、証明書を再生成して、指示に従いドメインを追加または削除してください。

Lightsail では、SSL/TLS 証明書を更新管理できます。つまり、期限が近づくと、Lightsail が自動的に証明書の更新を試みます。お客様が手続きを行う必要はありません。Lightsail 証明書が自動で更新されるためには、ロードバランサーにアクティブに関連付けられている必要があります。

ロードバランサーが削除された場合、証明書も削除されます。今後同じドメインの証明書を使用する必要がある場合は、新しい証明書をリクエストして検証する必要があります。

いいえ。Lightsail 証明書は Lightsail アカウントに結びついているため、削除したり Lightsail の外部で使用したりすることはできません。

EC2 へアップグレード

EC2 へアップグレードは、Amazon EC2 で Lightsail インスタンスのコピーを作成できるようにする機能です。また、EC2 にアップグレードすると、インスタンスタイプ、設定、料金モデルを EC2 が提供する幅広い選択肢の中から選択できるだけでなく、ネットワーク、ストレージ、コンピューティング環境に対するより細かく調整された制御を得ることができます。

Lightsail では、幅広いクラウドベースのアプリケーションを、セット価格で、予測可能な料金で、低コストに実行しスケールする簡単な方法が提供されます。さらに、Lightsail ではネットワーク管理やアカウント管理などのクラウド環境設定が自動的にセットアップされます。

EC2 へアップグレードすると、より高い CPU パワー、より多くのメモリとネットワーキング機能を備えた仮想マシンから、FPGA や GPU を備えた専用インスタンスまたは高速インスタンスまで、幅広いインスタンスタイプでアプリケーションを実行できます。さらに、EC2 では自動管理とセットアップの実行が少ないため、VPC などのクラウド環境の設定をより細かく制御できます。

使用開始するには、Lightsail インスタンスの手動スナップショットをエクスポートする必要があります。その後、EC2 へアップグレードウィザードを使用して EC2 でインスタンスを作成してください。

EC2 に慣れているお客様は、既存の EC2 AMI で作成していたように、EC2 作成ウィザードあるいは API を使用して新しい EC2 インスタンスを作成することができます。Lightsail では別の方法として、お客様が新しい EC2 インスタンスを簡単に作成する手助けとなる、ガイド付き Lightsail コンソールエクスペリエンスも用意されています。

注: 現時点では、Ghost および Django インスタンスの手動スナップショットの Amazon EC2 へのエクスポートはサポートされていません。ご不便をおかけして申し訳ございません。

EC2 へアップグレード機能の使用は無料です。EC2 にスナップショットをエクスポートすると、Lightsail のスナップショットに加えて、EC2 イメージの料金が別途請求されます。作成されたすべての新しい EC2 インスタンスもまた、それらの EBS ストレージボリュームおよびデータ転送を含んだ料金が EC2 によって請求されます。新しいインスタンスとリソースの料金に関する詳細は、EC2 料金表ページを参照してください。Lightsail アカウントで継続して実行される Lightsail リソースに関しては、削除されるまで引き続き通常レートで課金されます。

アップグレード機能によって Lightsail ディスクの手動スナップショットがエクスポートできるようになりますが、現在マネージドデータベースのスナップショットはサポートされていません。ディスクのスナップショットは、EC2 コンソールまたは API から EBS ボリュームとして復元できます。

Lightsail の EC2 へアップグレード機能は、Linux と Windows インスタンス、およびそれらのブロックストレージ (アタッチされている場合) の EC2 へのエクスポートをサポートするよう設計されています。さらに、アタッチされていないブロックストレージディスクの EBS へのエクスポートもサポートされます。現在、ロードバランサー、データベース、静的 IP、DNS レコードのエクスポートはサポートされていません。

マネージドデータベース

Lightsail のマネージドデータベースは、ウェブサーバーやメールサーバーのようなその他のワークロードではなく、データベースを実行する専門のインスタンスです。Lightsail データベースには複数のユーザー作成データベースを含めることができ、スタンドアロンのデータベースで使用するのと同じツールとアプリケーションを使ってアクセスすることができます。Lightsail では、データベースの基盤となるインフラストラクチャとオペレーティングシステムのセキュリティと正常性のメンテナンスを行なっており、インフラストラクチャ管理の深い専門知識がなくてもデータベースを実行できます。

通常の Lightsail インスタンスのように、Lightsail データベースのプランには、時間の経過とともにスケールアップできる固定容量のメモリ、コンピューティング能力、SSD ベースのストレージが含まれています。Lightsail では作成時に、お客様が選択したデータベースが自動的にインストール、設定されます。

Lightsail のマネージドデータベースでは、データをクラウドに保存する、簡単で手間のかからない方法が提供されます。Lightsail データベースは、新しいデータベースとして実行することができます。既存のオンプレミスデータベースやホストされたデータベースから Lightsail に移行することによって実行することも可能です。

また、データベースをハードウェア専有インスタンスに分離することによって、大量のトラフィックとより集中的な負荷を受け入れるようにアプリケーションをスケーリングすることもできます。Lightsail データベースは、複数のインスタンスをスケールする際データを同期された状態のまま維持する必要のある、WordPress や最も一般的な CMS などのステートフルアプリケーションに特に有用です。Lightsail データベースは、強力で拡張されたアプリケーションを作成するため、Lightsail ロードバランサーおよび 2 つ以上の Lightsail インスタンスとペアリングすることができます。Lightsail High Availability プランを使用するとさらに、データベースに追加の冗長性を作成することができます。これによりアプリケーションの高い稼働率が確保されます。

Lightsail では、データベースとその基盤となるインフラストラクチャの範囲での保守作業およびセキュリティが管理されます。Lightsail ではデータベースが自動的にバックアップされ、データベースの復元ツールを使用して過去 7 日間のポイントインタイム復元ができます。これによりデータ損失やコンポーネントの障害から保護されます。さらに Lightsail では、セキュリティの強化のため保管時および移動中のデータが自動的に暗号化され、データベースへの簡単で安全な接続のためにデータベースのパスワードが自動的に保存されます。メンテナンス側では、設定されたメンテナンスウィンドウの間にデータベースのメンテナンスが実行されます。このメンテナンスには、最新のマイナーデータベースバージョンへの自動アップグレード、基盤となるインフラストラクチャおよびオペレーティングシステムにおけるすべての管理が含まれます。

Lightsail では、スタンダードプランおよび高可用性プランで 4 つのサイズのデータベースが提供されます。各プランには、固定容量のストレージと月次データ転送許容量が含まれます。必要であれば、時間の経過とともに大きなプランへスケールアップすることも、スタンダードプランと高可用性プランを切り替えることもできます。高可用性プランはスタンダードプランと同じリソースをミラーリングし、さらに冗長性の確保のため、プライマリデータベースとは別のアベイラビリティーゾーンで実行されているスタンバイデータベースが含まれます。

マネージドデータベースは、スタンダードプランおよび高可用性プランで利用可能です。スタンダードプランと高可用性プランに含まれる、メモリ、ストレージ、データ転送許容量などのプランリソースは全く同じです。高可用性プランでは、プライマリデータベースとは別のアベイラビリティーゾーンにスタンバイデータベースが自動的に作成され、それと同時にデータをスタンバイデータベースに複製し、インフラストラクチャ障害時およびメンテナンス中にスタンバイデータベースにフェイルオーバーを提供することで、データベースの冗長性と耐久性を高めます。これによりデータベースが Lightsail によって自動的にアップグレードあるいはメンテナンスされている場合でも、稼働時間を確保できます。高い稼働率が必要とされる本番環境用のアプリケーションやソフトウェアを実行する場合、高可用性プランを選択してください。

データベースのスナップショットを作成し、スナップショットからより大きく新しいデータベースプランを作成するか、緊急の復元機能を使用してより大きく新しいデータベースを作成することによって、データベースのスケールアップができます。どちらかのメソッドを使用することによって、スタンダードプランから高可用性プランへ、またその逆へと切り替えることもできます。データベースのスケールダウンはできません。詳細については、Amazon Lightsail でスナップショットからデータベースを作成するをご覧ください。

Lightsail ではデータは自動的にバックアップされ、特定の時点から新しいデータベースに復元することができます。自動バックアップはデータベースの無料サービスですが、保存されるのは過去 7 日間のデータのみです。データベースが削除されると、すべての自動バックアップレコードは削除され、ポイントインタイム復元は不可能になります。データベース削除後のデータの保持やバックアップを過去 7 日間以上保持するには、手動スナップショットをご利用ください。

Lightsail マネージドデータベースの手動スナップショットはデータベース管理ページで作成できます。手動スナップショットにはデータベースのすべてのデータが含まれており、永久保存したいデータのバックアップとして使用できます。手動スナップショットを使用するとさらに、新しくより大きなデータベースを作成したり、スタンダードプランと高可用性プランを切り替えたりすることができます。手動スナップショットは削除するまで保存され、料金は 1 GB あたり 0.05 USD/月 です。

マネージドデータベースを削除すると、データベース自体およびすべての自動バックアップは削除されます。データベースを削除する前に手動スナップショットを作成していない限り、データを復元することは不可能です。データベースの削除中、Lightsail から手動スナップショットを作成するワンクリックオプションが提供されます。誤ったデータ損失を防ぐために、必要に応じてお使いください。削除の前の手動スナップショット作成はオプションですが、作成することを強くお勧めします。将来、保存されたデータが必要なくなった時に手動スナップショットは削除できます。

マネージドデータベースを作成すると、Lightsail インスタンスをウェブサービスやアプリケーション専用のワークロードとして使用することによって、すぐにデータベースをアプリケーションで使えるようになります。Lightsail インスタンスをデータベースに接続するには、データベースエンドポイントを使用し、安全に保存されたパスワードを参照して、アプリケーションのコード内でデータベースをデータストアとして設定します。接続データはデータベース管理画面から見つけることができます。データベース設定ファイルの名前と場所はアプリケーションによって異なります。同じテーブルあるいは異なるテーブルを使用して、複数のインスタンスを 1 つのデータベースに接続することができます。

Lightsail CDN ディストリビューション

Lightsail コンテンツ配信ネットワーク (CDN) ディストリビューションを使用すると、Lightsail リソースでホストされているコンテンツを Amazon CloudFront が提供する Amazon のグローバル配信ネットワークに格納して提供することにより、そのコンテンツの配信を容易に加速できます。また、ディストリビューションは、シンプルな SSL 証明書の作成とホスティングを提供することにより、ウェブサイトが HTTPS トラフィックをサポートできるようにするのにも役立ちます。最後に、ディストリビューションは、Lightsail リソースの負荷を軽減し、ウェブサイトがトラフィックの急増に対処するのに役立ちます。Lightsail のすべての機能と同様に、数回クリックするだけでセットアップを完了でき、わかりやすい月額料金を支払います。

Lightsail ディストリビューションでは、Lightsail インスタンス、コンテナ、ロードバランサー、または Lightsail バケットをオリジンとして使用できます。

はい、静的 IP は、オリジンとして指定されているインスタンスにアタッチする必要があります。

ディストリビューションを作成し、WordPress インスタンスをオリジンとして選択し、プランを選択するだけで、準備は完了です。Lightsail ディストリビューションは、ほとんどの WordPress の設定のパフォーマンスを最適化するようにディストリビューション設定を自動的に行います。

Lightsail ディストリビューションに複数のオリジンをアタッチすることはできませんが、Lightsail ロードバランサーに複数のインスタンスをアタッチして、ディストリビューションのオリジンとして指定できます。

はい。Lightsail ディストリビューションを使用すると、ディストリビューションの管理ページから直接、証明書を簡単に作成、検証、およびアタッチできます。

証明書は、ディストリビューションでカスタムドメイン名を使用する場合にのみ必要です。すべての Lightsail ディストリビューションは、HTTPS 対応の一意の Amazon CloudFront ドメイン名で作成されます。ただし、ディストリビューションでカスタムドメインを使用する場合は、カスタムドメインの証明書をディストリビューションにアタッチする必要があります。

はい、詳細については、Lightsail のサービスクォータを参照してください。

Lightsail ディストリビューションは、コンテンツが安全に提供されるようにするため、すべての HTTP リクエストを HTTPS に自動的にリダイレクトします。

apex ドメインが CDN ディストリビューションをポイントするようにするには、apex ドメインをディストリビューションのデフォルトドメインにマップするドメインのドメインネームシステム (DNS) に ALIAS レコードを作成する必要があります。DNS ホスティングプロバイダーが ALIAS レコードをサポートしていない場合は、Lightsail DNS ゾーンを使用して、ディストリビューションのドメインをポイントするように apex ドメインを簡単に設定できます。

データ受信とデータ送信はインスタンスのデータ転送クォータにカウントされますが、ディストリビューションのクォータにカウントされるのはデータ送信のみです。さらに、ディストリビューションのクォータを超えるすべてのデータ送信については超過料金が請求されますが、インスタンスについては無料となるデータ送信の種類もあります。最後に、Lightsail ディストリビューションは異なるリージョンの超過モデルを使用しますが、レートの大部分はインスタンスデータ転送の超過について請求される際のレートと同じです。

はい、ディストリビューションのプランは月に 1 回変更できます。もう一度プランを変更したい場合は、翌月の初めまで待つ必要があります。

Lightsail ディストリビューションは、ディストリビューションが受け取ったリクエストの総数、ディストリビューションがクライアントとオリジンに送信したデータの量、 エラーが発生したリクエストの割合など、ディストリビューションのパフォーマンスを追跡するさまざまなメトリクスを提供します。さらに、ディストリビューションメトリクスとリンクするアラートを作成できます。

Lightsail ディストリビューションは、インスタンスやロードバランサーなどの Lightsail リソースでウェブサイトまたはウェブアプリケーションをホストしているユーザー向けに特別に設計されています。AWS で別のサービスを使用してウェブサイトやアプリをホストしている場合、複雑な設定が必要な場合、または 1 秒あたりのリクエスト数が多いワークロードや大量の動画ストリーミングが必要な場合は、Amazon CloudFront を使用することをお勧めします。

Amazon Lightsail CDN ディストリビューションは、サービスの使用コストをシンプルかつ予測可能なものとすべく、固定料金のデータ転送バンドルを使用して作成されています。ディストリビューションバンドルは、1 か月分の使用量をカバーするように設計されています。超過料金が発生を回避する態様でディストリビューションバンドルを使用すること (バンドルの頻繁なアップグレードまたはダウングレード、または単一のオリジンによる過度に多数のディストリビューションの使用を含みますが、これらに限定されません) は、意図された使用方法を超えるものであり、許可されていません。また、1 秒あたりのリクエスト数が多いワークロードや大量の動画ストリーミングは許可されていません。これらを行うと、データサービスまたはアカウントが抑制または停止される可能性があります。

はい、CloudFront で同様に構成されたディストリビューションを作成することで、Lightsail ディストリビューションを移動できます。Lightsail ディストリビューションで構成可能なすべての設定は、CloudFront ディストリビューションでも構成できます。ディストリビューションを CloudFront に移動するには、次の手順を実行します。

1.ディストリビューションのオリジンとして設定されている Lightsail インスタンスのスナップショットを取得します。スナップショットを Amazon EC2 にエクスポートし、EC2 のスナップショットから新しいインスタンスを作成します。詳細については、「Exporting Amazon Lightsail snapshots」をご覧ください。

注: ウェブサイトまたはウェブアプリケーションの負荷を分散する必要がある場合は、Elastic Load Balancing で Application Load Balancer を作成します。詳細については、「Elastic Load Balancing ユーザーガイド」をご覧ください。

2.Amazon Lightsail ディストリビューションのカスタムドメインを無効にして、証明書をアタッチしている場合は、これをデタッチします。詳細については、「Disabling custom domains for your Amazon Lightsail distributions」をご覧ください。

3.AWS コマンドラインインターフェイス (CLI) を使用して、get-distributions コマンドを実行し、Lightsail ディストリビューションの設定のリストを取得します。詳細については、「AWS CLI リファレンス」の「get-distributions」をご覧ください。

4.Amazon CloudFront コンソールにサインインし、Lightsail ディストリビューションと同じ構成設定でディストリビューションを作成します。詳細については、「Amazon CloudFront デベロッパーガイド」の「Creating a Distribution」をご覧ください。

5.CloudFront ディストリビューションにアタッチする証明書を AWS Certificate Manager (ACM) で作成します。詳細については、「ACM ユーザーガイド」の「Request a Public Certificate」をご覧ください。

作成した ACM 証明書を使用するように CloudFront ディストリビューションを更新します。詳細については、「CloudFront ユーザーガイド」の「Updating your CloudFront distribution」をご覧ください。

コンテナ

Lightsail コンテナサービスは、コンテナ化されたアプリケーションをクラウドで実行する簡単な方法を提供します。シンプルなウェブアプリから多層マイクロサービスまで、コンテナサービスでさまざまなアプリケーションを実行できます。必要なのは、コンテナサービスに必要なコンテナイメージ、性能 (CPU、RAM)、およびスケール (ノード数) を指定することだけです。Lightsail はコンテナサービスの実行を処理します。お客様は、基盤となるインフラストラクチャを管理する必要はありません。Lightsail は、コンテナサービスで実行されているアプリケーションにアクセスするための負荷分散された TLS エンドポイントを提供します。

はい。Lightsail は Linux ベースの Docker コンテナをサポートしています。Window コンテナは現在サポートされていません。

Docker Hub などのレジストリでコンテナイメージを使用するか、独自のカスタムイメージを作成して、AWS CLI を使用したいくつかの簡単な手順で Lightsail にプッシュできます。詳細については、「Pushing and managing container images on your Amazon Lightsail container services」をご覧ください。

現在、Lightsail コンテナサービスでサポートされているのはパブリックコンテナレジストリのみです。あるいは、カスタムコンテナイメージをローカルマシンから Lightsail にプッシュして、非公開にすることもできます。

はい、コンテナサービスの性能とスケールは、サービスが作成された後でもいつでも変更できます。

Lightsail は、すべてのコンテナサービスに「<service-name>.<random-guid>.<aws-region-name>.cs.amazonlightsail.com」の形式で HTTPS エンドポイントを提供します。カスタマイズできるのはサービス名のみです。あるいは、カスタムドメイン名を使用することもできます。詳細については、「Enabling and managing custom domains for your Amazon Lightsail container services」をご覧ください。

はい。Lightsail 内で、カスタムドメイン名を使用して SSL/TLS 証明書を作成してコンテナサービスにアタッチできます。証明書はドメインで検証されている必要があります。証明書が添付された後、Lightsail DNS でドメインを管理している場合は、A/AAAA/CNAME レコードを簡単に追加して、ドメインのトラフィックをコンテナサービスにルーティングすることができます。代わりに、ALIAS レコードの追加をサポートしている DNS ホスティングプロバイダーを使用して、お客様のドメインの頂点を Lightsail コンテナサービスのパブリックドメイン (パブリック DNS) にマッピングすることができます。詳細については、「Enabling and managing custom domains for your Amazon Lightsail container service」をご覧ください

Lightsail コンテナサービスはオンデマンドの時間レートで課金され、使用した分のみ支払うことになります。どの Lightsail コンテナサービスでも、固定された時間料金でサービスの月額料金の上限まで課金されます。最大月額サービス料金は、サービスの性能の基本料金にサービスのスケールを乗じることで計算できます。たとえば、Micro の性能とスケール 2 のサービスは、最大 10 USD*2=20 USD/月の費用がかかります。最も低額の Lightsail コンテナサービスは、0.0094 USD/時 (7 USD/月) から開始します。各サービスについて 500 GB/月の無料クォータを超える使用には、追加のデータ転送料金が適用される場合があります。

Lightsail コンテナサービスは、実行中または無効な状態の場合にのみ課金されます。月末までに Lightsail コンテナサービスを削除した場合、Lightsail コンテナサービスを使用した合計時間数に基づいて按分計算された料金が請求されます。たとえば、Micro の性能とスケール 1 の Lightsail コンテナサービスを月に 100 時間使用する場合、1.34 USD (0.0134 USD*100) が請求されます。

すべてのコンテナサービスには、データ転送クォータ (500 GB/月) が付属しています。これは、サービスのデータ転送 IN と OUT の両方についてカウントされます。クォータを超過した場合、Lightsail コンテナサービスからインターネットまたは別の AWS リージョンに送信されたデータに対して課金が発生します。また、パブリック IP アドレスが使用された場合には、同一リージョン内の AWS リソースへの送信でも課金が発生します。これらのタイプのデータ転送について、無料枠を超過した部分に対する課金は以下のとおりです。

  • 米国東部 (バージニア北部): 0.09 USD/GB
  • 米国東部 (オハイオ): 0.09 USD/GB
  • 米国西部 (オレゴン): 0.09 USD/GB
  • カナダ (中部): 0.09 USD/GB
  • 欧州 (フランクフルト): 0.09 USD/GB
  • 欧州 (アイルランド): 0.09 USD/GB
  • 欧州 (ロンドン): 0.09 USD/GB
  • 欧州 (パリ): 0.09 USD/GB
  • 欧州 (ストックホルム): 0.09 USD/GB
  • アジアパシフィック (ムンバイ): 0.13 USD/GB
  • アジアパシフィック (シンガポール): 0.12 USD/GB
  • アジアパシフィック (シドニー): 0.17 USD/GB
  • アジアパシフィック (東京): 0.14 USD/GB
  • アジアパシフィック (ソウル): 0.13 USD/GB

コンテナサービスを無効にすると、コンテナノードは無効な状態になり、サービスのパブリックエンドポイントは HTTP ステータスコード「503」を返します。サービスを有効にすると、最後のアクティブなデプロイに復元されます。性能とスケールの設定も保持されます。パブリックエンドポイント名は、再度有効にしても変更されません。デプロイ履歴とコンテナイメージは保持されます。

コンテナサービスの削除は、破壊的なアクションです。サービスのすべてのコンテナノードは完全に削除されます。サービスに関連付けられている HTTPS パブリックエンドポイントアドレス、コンテナイメージ、デプロイ履歴、およびログも完全に削除されます。エンドポイントアドレスを復元することはできません。

はい、無効状態の場合でも、コンテナサービスの性能とスケールの設定に応じて課金されます。

コンテナサービスは現在、Lightsail CDN ディストリビューションのオリジンとしてサポートされていません。

いいえ。現在、コンテナサービスは Lightsail ロードバランサーのターゲットとして利用できません。ただし、コンテナサービスのパブリックエンドポイントには、組み込みの負荷分散が付属しています。

Lightsail コンテナサービスのパブリックエンドポイントは、コンテンツが安全に提供されるようにするため、すべての HTTP リクエストを HTTPS に自動的にリダイレクトします。

コンテナサービスは、サービスのノード全体の CPU 使用率とメモリ使用率のメトリクスを提供します。これらのメトリクスに基づくアラートは現在サポートされていません。

オブジェクトストレージ

Lightsail でイメージ、動画、HTML ファイルなどの静的コンテンツを、ウェブサイトやアプリケーションで使用可能なオブジェクトストレージに保存できる機能がご利用いただけるようになりました。Lightsail のオブジェクトストレージは数回クリックするだけで、ご使用の Lightsail CDN ディストリビューションに関連付けられるので、世界の利用者にお客様のコンテンツを素早く、簡単に届けられます。また、コストを抑え、安全なバックアップソリューションとして使用できます。

Lightsail オブジェクトストレージは、Lightsail が利用可能なすべての AWS リージョンにおいて、3 種類の固定料金のバンドルがあります。1 つ目のバンドルは月額 1 USD で、最初の 12 か月間は無料です。このバンドルには、5 GB のストレージ容量と 25 GB のデータ転送量が含まれています。2 つ目のバンドルは月額 3 USD で、100 GB のストレージ容量と 250 GB のデータ転送量が含まれています。最後に、3 つ目のバンドルは月額 5 USD で、250 GB のストレージ容量と 500 GB のデータ転送量が含まれています。Lightsail オブジェクトストレージには、お客様のバケットへの無制限のデータ転送が含まれており、バンドルされたデータ転送許容量は、お客様のバケットからのデータ転送にのみ使用されます。

オブジェクトストレージプランの月間ストレージ容量またはデータ転送許容量を超えると、追加分の料金が発生します。詳細については、Lightsail の料金ページをご覧ください。

データ転送許容量は、次の場合を除き、Lightsail オブジェクトストレージに、そしてLightsail オブジェクトストレージからデータを転送したりすることで消費することができます。

  • インターネットから Lightsail オブジェクトストレージに転送されたデータ
  • Lightsail オブジェクトストレージリソース間のデータ転送
  • Lightsail オブジェクトストレージから同一リージョン内の別の Lightsail リソースに転送されたデータ (同一 AWS リージョン内の別のアカウントへの転送を含む)
  • Lightsail オブジェクトストレージから Lightsail CDN ディストリビューションへのデータ転送

はい、お客様は毎月の AWS 請求サイクル内で 1 回だけ Lightsail オブジェクトストレージのプランを変更することができます。

はい、Lightsail オブジェクトストレージから Amazon S3 へのコピーはサポートしています。適切な AWS CLI コマンドに関するドキュメントはこちらでご覧いただけます。

Lightsail オブジェクトストレージを使用するには、まずデータを保存するためのバケットを作成する必要があります。詳細については、Creating buckets in Amazon Lightsail を参照してください。バケットが起動したら、Lightsail コンソールを使ってファイルをアップロードしたり、ログや他のアプリケーションデータなどのコンテンツをバケットに入れるようにアプリケーションを設定することで、バケットにオブジェクトを追加し始めることができます。また、AWS Command Line Interface (AWS CLI) を使用して Lightsail オブジェクトストレージを始めることもできます。

Lightsail のバケットとオブジェクトは、デフォルトではプライベートに設定されており、適切な許可を得たユーザーのみがバケットとオブジェクトにアクセスできるようになっています。ユーザーはこのデフォルト設定を変更することができ、プライベートな Bucket 内の個々のオブジェクトを公開して読み取り専用にしたり、バケット全体を公開して読み取り専用にすることができます。ユーザーがバケットやオブジェクトを公開すると、世界中の誰もがそのコンテンツを読むことができます。

プログラムによるバケットへのアクセスには、アクセスキーとロールを使用することができます。まず、Lightsail コンソールでプログラムで接続したいバケットを選択します。次に、「Permissions」タブの下に、アクセスキーを作成するか、Lightsail インスタンスにロールを割り当ててから、ウェブサイトやアプリケーションのコードでバケットを使用するように設定します。この動作は、ウェブサイトやアプリケーションでオブジェクトストレージをどのように使用する予定かによって異なる場合があります。詳しいドキュメントはこちらをご覧ください 。

Lightsail では、Lightsail コンソールの「クロスアカウントアクセス」で指定した AWS アカウント ID でバケットへのアクセスを共有することができるので、クロスアカウント共有が簡単にできます。AWS アカウント ID を指定すると、そのアカウントはバケットへの読み取り専用のアクセス権を持つことになります。

バージョニングにより、バケット内のすべてのオブジェクトストレージのすべてのバージョンを保存、取得、復元することができ、偶発的な上書きや削除からの保護が強化されます。バージョニングの有効化についてのドキュメントは、こちらからご覧ください。

Lightsail オブジェクトストレージは、数回のクリックで Lightsail CDN ディストリビューションに関連付けることができ、世界中の視聴者にコンテンツの配信を迅速かつ簡単に行うことができます。そうするためには、Lightsail CDN ディストリビューションを作成し、Lightsail CDN ディストリビューションのオリジンとして Lightsail バケットを選択するだけです。詳しいドキュメントはこちらをご覧ください 。

アカウントごとに最大 20 個の Lightsail オブジェクトストレージバンドルを作成できます。1 つのバケットに保存できるオブジェクトの数に制限はありません。

Lightsail オブジェクトストレージでは、お客様はバケット内の総使用容量やバケット内のオブジェクト数などのメトリクスを簡単に見ることができます。また、これらのメトリクスに基づいたアラートもサポートされています。