投稿日: Oct 30, 2017
Amazon CloudWatch に AWS GovCloud (米国) リージョンでのメトリクス保存期間の延長、メトリクスのパーセンタイル統計、高解像度のカスタムメトリクスおよびアラームのサポートが追加されました。
今回の発表により、CloudWatch Metrics で選択できる保存期間スケジュールは、次の 3 種類になりました。
- 1 分ごとのデータポイントを 15 日間保存
- 5 分ごとのデータポイントを 63 日間保存
- 1 時間ごとのデータポイントを 455 日間保存
さらに、CloudWatch でメトリクスのパーセンタイル統計がサポートされるようになりました。これにより、p90、p95、p99、p99.9、またはその他のパーセンタイル統計でメトリクスとアラームを視覚化できます。パーセンタイルは、大きく変化するメトリクスに適用すると、特に有効です。また、メトリクスの分散を理解する上でも役立ち、異常値やメトリクスの異常な動作を理解するために不可欠な場合があります。
さらに、CloudWatch では、カスタムアプリケーションやインフラストラクチャをほぼリアルタイムで、1 秒あたりの解像度までモニタリングできます。既存の PutMetricData API を使用して、カスタムメトリクスを 1 秒の解像度まで発行できます。これにより、存続時間の短いスパイクや関数の確認など、カスタムアプリケーションの状態とパフォーマンスについて即時の可視性とより細かい詳細度が得られます。さらに、最小 10 秒間隔の高解像度のアラームにより、よりすばやいアラートが可能です。さらに、collectd を使用してメトリクスを収集する場合、1 秒までの高解像度の期間をサポートする、更新された collectd プラグインを使用して、これらのメトリクスを CloudWatch に発行できます。
これらの新しい機能は、AWS マネジメントコンソール、AWS コマンドラインインターフェース (CLI)、および AWS SDK で試すことができます。詳細については、CloudWatch のドキュメント、および CloudWatch の料金ページをご覧ください。
メトリクス保存期間の延長、パーセンタイル統計、高解像度のカスタムメトリクスおよびアラームは、AWS GovCloud (米国) リージョンおよびすべての AWS パブリックリージョンで利用できます。