投稿日: Feb 8, 2018

Amazon RDS のマルチ AZ 配置は、エンタープライズグレードのプロダクション環境ワークロードの高可用性要件に対応します。Amazon RDS for SQL Server は、マルチ AZ をアジアパシフィック (シンガポール) リージョンでをサポートするようになりました。今回の新しいオプションでは、SQL Server ミラーリング機能を活用して、新たな改良が加えられています。

AWS アベイラビリティーゾーン (AZ) は、それぞれ物理的に離れた場所にある独立したインフラストラクチャで、他のアベイラビリティーゾーンの障害の影響を受けないように設計されています。マルチ AZ 配置オプションでは、データベースの更新内容が自動的に 2 つの AWS アベイラビリティーゾーンにレプリケートされるため、可用性とデータの耐久性が向上します。 

マルチ AZ オプションを使用して、SQL Server データベース・インスタンスを作成したり、既存のインスタンスを変更することができます。Amazon RDS は、1 つの AZ のプライマリ DB を自動的にプロビジョニングして、異なる AZ に同期スタンバイレプリカを維持します。計画されたデータベース保守または計画外のサービス中断が発生した場合、Amazon RDS は自動的にデータベースを最新のレプリカにフェイルオーバーするので、手動による介入なしにデータベース操作を迅速に再開できます。 

Amazon RDS for Microsoft SQL Server を使用すると、クラウドでの SQL Server 配備の設定、操作、拡張が簡単になります。マルチ AZ 配置の詳細については、ドキュメントを参照してください。各リージョンで利用可能な情報については、AWS Region Tableを参照してください。