投稿日: May 8, 2018
SAM Local とも呼ばれる AWS Serverless Application Model (SAM) コマンドラインインターフェイス (CLI) が、SAM の全機能をサポートするようになりました。このリリースで CLI がオープンソースの SAM 実装を使用するようになったため、CLI で SAM の全機能を即座に利用できるようになりました。 以前のバージョンでは、CLI に SAM の新機能のサポートが追加されるまで待つ必要がありました。
SAM CLI では、AWS SAM テンプレートで定義したサーバーレスアプリケーションをローカルでビルド、テスト、デバッグできるため、AWS CloudFormation を使用してデプロイする前に SAM を使用してサーバーレスアプリケーションを検証できます。SAM init コマンドを使用して好みのランタイムで SAM アプリケーションを初期化し、SAM validate コマンドを使用してローカルで SAM テンプレートのエラーをチェックできます。SAM validate コマンドで合格した SAM テンプレートは、CloudFormation を使用してデプロイされる場合にも検証に合格します。SAM CLI をインストールするには pip install aws-sam-cli コマンドを使用します。
SAM CLI は、AWS Lambda がご利用いただけるすべてのリージョンで利用可能です。SAM CLI を使用してサーバーレスアプリケーションをビルド、テスト、デプロイする方法については、AWS のドキュメントと GitHub のコードリポジトリを参照してください。AWS Cloud9 で SAM CLI を使用することもできます。Cloud9 は Lambda 関数をローカルでより簡単にテストおよびデバッグできるインターフェイスを備えたクラウドベースの IDE です。SAM CLI は、Visual Studio Code、Eclipse といった他の IDE で使用することもできます。
また、SAM の開発に貢献するには、Slack 上の SAM コミュニティにご参加ください。