投稿日: Nov 2, 2018
Amazon WorkMail 組織で送信メールのフロールールを追加できるようになりました。送信メールのフロールールを使用すると、メッセージの送信をブロックする、SMTP プロトコルを使用してメッセージをカスタムアプライアンスにルーティングするなど、簡単な制御を実行できます。このルールにより、サードパーティーやカスタムアプライアンスに対し、E メールの送信を制御したり送信処理を委任したりできるため、WorkMail サービスの拡張性が向上します。例えば、データ漏えい防止、E メールの暗号化、IP レピュテーションの管理、アーカイブのためにアプライアンスにルーティングできます。さらに、送信メールのフロールールごとに、メッセージの送信者と受信者のドメインおよび E メールアドレスに基づいた条件を指定できます。このルールは、送信者と受信者がルールの条件に一致する場合にのみ実行されます。これにより、送信者と受信者に応じて別々の方法でトラフィックをルーティングできます。この制御は特に、ユーザー単位のコストモデルでアプライアンスにルーティングし、必要としているユーザーにのみルーティングできるようにする場合に役立ちます。最後に、この機能の導入により Amazon WorkMail と Microsoft Exchange の相互運用性が強化されており、Exchange から WorkMail に移行中のお客様は、オンプレミスの既存の Exchange 環境から送信 E メールをルーティングできるようになります。
送信メールのフロールールの設定は、受信メールのフロールールと同じく簡単で、Amazon WorkMail コンソールでいくつかの手順を実行するだけで設定できます。開始するには、Amazon WorkMail 組織にアクセスし、[Organization Settings] をクリックしてください。ドロップ、バウンス、SMTP ルーティングの各アクションを使用してルールを指定できます。その際、ルールを適用する送信者と受信者の E メールアドレスも指定できます。
Amazon WorkMail の送信メールのフロールールは、本日より、Amazon WorkMail が提供されているすべての AWS リージョンでご利用いただけます。Amazon WorkMail の詳細、またはトライアルの開始については、Amazon WorkMail をご覧ください。