投稿日: Dec 1, 2021
AWS と連携し、乗客の旅行体験をパーソナライズする革新的なデジタルサービスを新たに導入
※本プレスリリースは、2021 年 11 月 30 日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。
(シアトル - 2021 年 11 月 30 日発表) Amazon.com, Inc. の関連会社である Amazon Web Services, Inc. は本日、ユナイテッド航空が、AWS を推奨クラウドプロバイダーに選定したことを発表しました。AWS は、ユナイテッド航空のデジタルイノベーションをサポートする機械学習、IoT(モノのインターネット)、アナリティクス、データベース、コンピューティング、ストレージ、セキュリティ機能を提供し、デジタルテクノロジーで乗客の旅行体験を変革するという、航空業界における先進的な取り組みを支援していきます。
ユナイテッド航空 テクノロジー担当エグゼクティブバイスプレジデント 兼 チーフデジタルオフィサーである Linda Jojo(リンダ・ジョジョ)氏は次のように述べています。「AWS の優れた製品やサービスのポートフォリオ、顧客のために継続的なイノベーションに取り組む姿勢は、ユナイテッド航空のテクノロジーに対するアプローチを補完するものです。当社はこれまでも顧客体験の向上に向けたテクノロジー活用において経験を積み上げてきました。AWS を当社の推奨クラウドプロバイダーとすることで、イノベーションをさらに加速し、顧客や従業員により拡張性が高く、パーソナライズされたサービス提供を可能にします」
ユナイテッド航空では、顧客との関わり方の変革を目指し、全社的なテクノロジー活用の一環として AWS のサービスを広く利用しています。また AWS との連携により、新型コロナウイルス(COVID-19)感染症に関する旅行制限に関する乗客の理解促進、そして円滑な誘導のための独自アプリやデジタルチャネルの新機能など、業界初の機能強化を驚異的なスピードで導入しています。
具体的には、乗客はユナイテッド航空のアプリまたは United.com サイトの Travel-Ready Center(トラベルレディセンター)を通じて、目的地で必要な検査やワクチンの要件を容易に入手し、検査やワクチン接種記録をアップロードできるほか、COVID-19 検査の予約や、国ごとに必要な申請書への入力を行えます。また、Amazon SageMaker などの AWS の機械学習テクノロジーや Kubernetes アプリケーション を簡単に実行、拡張するマネージド型コンテナサービスである Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) を活用することで、ユナイテッド航空の乗客は、空港到着前に重要な渡航書類の審査をほぼリアルタイムで進められるため、より快適な旅を実現できます。ユナイテッド航空はこのようなサービスを自社のアプリやウェブサイトに組み込んで顧客に提供した最初の航空会社です。
ユナイテッド航空はまた、アナリティクス、IoT、機械学習などの AWS テクノロジーを活用して空港の業務を最適化し、空港勤務の職員が素早くスケーラブルにオペレーションを行えるよう支援しています。この取り組みの中核となる全社規模の分析・機械学習プログラムでは、AWS を活用した新サービスに向けた変革、効率化、迅速な遅延対応により、需要に応じた柔軟な対応を実現しています。たとえば、Amazon SageMaker(データサイエンティストが機械学習モデルを迅速に構築、トレーニング、デプロイできるようにする完全マネージド型サービス)を活用して、イレギュラーなオペレーションを予測するほか、顧客サービス、手荷物の移送経路、フライトスケジュールを最適化するためのインサイトも提供します。
Amazon Web Services, Inc. セールスおよびマーケティング担当 シニアバイスプレジデント Matt Garman(マット・ガーマン)は、次のように述べています。「毎日 4,900 便以上を運航し、6 つの大陸をまたぐ世界最大級の航空ネットワークを保有するユナイテッド航空は、テクノロジーを駆使して顧客体験を変革しています。AWS は多くの実績に基づく信頼性、幅広く奥深いサービス、旅行業界に関する知見の提供を通じて、ユナイテッド航空がビジネス全般にわたり取り組む特別な顧客体験の提供を支援しています。デジタルソリューションによって、よりシームレスな空の旅を実現し、世界中のお客様の旅の快適性を高めるというユナイテッド航空のビジョンを、AWS も一緒にサポートしていきます」