投稿日: Apr 28, 2023

AWS Graviton3 ベースの M7g および R7g データベースインスタンスの一般提供が、Amazon Relational Database Service (RDS) 向けに開始されました。Graviton3 ベースのインスタンスは、オープンソースデータベース用の RDS 上における Graviton2 ベースのインスタンスと比較して、パフォーマンスが最大 30%、料金/パフォーマンスが最大 27% 向上 (オンデマンド料金に基づきます) しています (データベースのエンジン、バージョン、ワークロードによって異なります)。これらのデータベースインスタンスは、Amazon RDS for MySQLAmazon RDS for PostgreSQLAmazon RDS for MariaDB を使用する際に起動できます。

AWS Graviton3 プロセッサは、AWS Nitro System で構築された、カスタム設計の最新世代 AWS Graviton プロセッサです。Graviton3 プロセッサには、第 2 世代 Graviton プロセッサからの改善点が複数あります。Graviton3 ベースの M7g および R7g は、最新の DDR5 メモリを搭載した初の AWS データベースインスタンスです。DDR4 と比較してメモリ帯域幅が 50% 向上し、メモリ内のデータへの高速アクセスが可能になりました。M7g および R7g データベースインスタンスは、最大 30 Gbps の拡張ネットワーク帯域幅と最大 20 Gbps の帯域幅を、Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) に提供します。Amazon RDS for MySQL および MariaDB での M7g と R7g は、Optimized Writes もサポートします。Optimized Writes を使用すると、追加料金なしで書き込みスループットを最大 2 倍高めることができます。

M7g および R7g データベースインスタンスは、RDS for MySQL バージョン 8.0.28 以降、RDS for PostgreSQL バージョン 13.4 (以降) および 14.5 (以降)、RDS for MariaDB バージョン 10.4.26 (以降)、10.5.17 (以降)、10.6.10 (以降) でサポートされています。これらのデータベースインスタンスは、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド) AWS リージョンで利用可能です。料金および利用可能なリージョンの詳細な情報については、Amazon RDS の料金ページをご覧ください。使用を開始するには Amazon RDS マネジメントコンソールへお進みください。

2023 年 8 月 2 日 - 料金/パフォーマンスの 27% の向上はオンデマンド料金に基づくことを明確にするため、オンデマンド料金に関する記載が追加されました。