投稿日: Jul 13, 2023
Amazon QuickSight では、スモールマルチプルとレーダーチャート用の新しい軸の構成がサポートされるようになり、ユーザーはユースケースに応じて軸の設定をカスタマイズできるようになりました。スモールマルチプルでは、ユーザーは X 軸と Y 軸の両方、特に折れ線グラフと棒グラフについて、共有または独立した軸の構成を選択できるようになりました。
スモールマルチプルで独立した Y 軸を使用すると、パネル間のカテゴリ値の分布を簡単に比較でき、期間ごとの変化に関する時間データの分析が容易になります。さらに、さまざまな大きさやスケールのデータを比較する場合にも有効で、他のチャートのスケーリングの影響を受けずに、個々のチャートを正確かつ集中的に分析できます。同様に、製品階層や地域階層などの階層ディメンションでは、独立したX軸を使用すると、共通の軸設定で欠落している値が空白で表示されるのではなく、関連する X 軸ラベルが表示されるため、パネル内の個々のアイテムに焦点を合わせて比較できます。詳細については、こちらをご覧ください。
レーダーチャートでは、新しい共有の軸オプションにより、さまざまな学生のテストスコアを比較するなど、カテゴリ軸間で簡単に比較できます。"自動" オプションでは、ユーザー固有のユースケースに基づいて最適なスケールが自動的に決定されるため、さまざまなチャート構成を切り替えてデータを探索する際にシームレスな操作が可能になります。詳細については、こちらをご覧ください。
新しいスモールマルチプルとレーダーチャート用の新しい軸の構成は、Amazon QuickSight Standard および Enterprise の両方のエディションに対応しており、QuickSight が提供されているすべてのリージョンで利用できます。利用可能なリージョンは、米国東部 (オハイオおよびバージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ムンバイ、ソウル、シンガポール、シドニー、東京)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト、アイルランド、ロンドン)、南米 (サンパウロ)、AWS GovCloud (米国西部) です。