Stabilability AI の SDXL 1.0 基盤モデルが Amazon SageMaker JumpStart で利用可能に

本日より、Stability AI の Stable Diffusion XL 1.0 (SDXL 1.0) 基盤モデルが Amazon SageMaker JumpStart で利用できるようになりました。SageMaker JumpStart は、機械学習 (ML) をすぐに使用するのに役立つ、事前トレーニング済みモデル、組み込みアルゴリズム、および事前に構築されたソリューションを提供する ML ハブです。SDXL 1.0 は、SageMaker Studio で数回クリックすることにより、または SageMaker Python SDK を介したプログラムによって、実装して使用できます。

SDXL 1.0 は Stable Diffusion の進化版で、次世代の画像向け生成系 AI です。このモデルは、現在入手可能な最高の画像モデルを超える品質レベルで、フォトリアリズムを含むさまざまなアートスタイルの複雑なコンセプトの画像を生成できます。基礎となっている Stable Diffusion シリーズと同様に、SDXL 1.0 はプロンプトの意図に忠実に、よりシンプルなプロンプト要件で高度なカスタマイズが可能です。また、手や文字、空間的に配置された物体や人物などの難しい概念を生成する能力も備えています。

パイプライン、デバッガ、コンテナログなどの SageMaker 機能を使用して、SDXL 1.0 モデルのパフォーマンスと MLOps 制御の利点を組み合わせて活用できるようになりました。モデルは VPC 制御下にある AWS の安全な環境にデプロイされ、データセキュリティが確保されます。

SDXL 1.0 は現在、SageMaker JumpStart で米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、欧州西部、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (東京)、およびアジアパシフィック (シドニー) の各リージョンで最初にご利用いただけます。推論タスク用に最適化された AWS Inferentia2 インスタンスにデプロイして、コストとパフォーマンスを改善できます。SageMaker JumpStart で SDXL 1.0 の利用を開始するには、ドキュメントとブログを参照してください。