投稿日: Aug 3, 2023

VT1 インスタンスは、動画トランスコーディング専用のハードウェアアクセラレーションを提供する初の Amazon EC2 インスタンスであり、ライブストリーミング、動画を使用する会議、動画ライブラリの最適化、ジャストインタイムアセットトランスコーディングなどのワークロード向けに最適化されています。AMD-Xilinx Alveo U30 メディアアクセラレータが搭載されている VT1 では、60 フレーム/秒 (fps) で最大 4K UHD 解像度のストリームをサポートし、最大 64 の同時 1080p60 ストリームをリアルタイムでトランスコードできます。

VT1 インスタンスでは AMD-Xilinx Video SDK 3.0 のサポートを開始し、これによって超低レイテンシー (ULL) エンコーディング、ダイナミック GOP、最小/最大フレーム量子化パラメータ (QP) 境界の機能が追加されました。動画によるコラボレーションやクラウドゲームなどのインタラクティブな動画アプリケーションを使用している場合、ULL モードでのサブフレームエンコードのレイテンシーによって応答時間が短縮されます。また、ダイナミック GOP のサポートとオンザフライの最小/最大 QP 調整により、利用可能な帯域幅に合わせてビットレートを最適化することもできます。これらの機能強化は、GStreamer、FFmpeg、XMA に適用されます。このリリースには、バグ修正と OS/カーネルサポートの強化も含まれています。

VT1 インスタンスの使用をすぐに開始するには、AWS Marketplace で提供されている AMD-Xilinx Video SDK AMI を起動して事前構築された開発環境にアクセスします。ここで、FFmpeg や GStreamer で構築した既存の動画パイプラインをテストして移行できます。既存のお客様が新機能を利用するには、最新のドライバーバージョンにアップグレードし、インスタンスを再起動する必要があります。

VT1 インスタンスは、AWS の米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、アジアパシフィック (東京) の各リージョンでご利用いただけます。

VT1 インスタンスの使用を開始するには、製品詳細ページをご覧ください。