投稿日: Aug 9, 2023

Amazon FSx for OpenZFS で、ファイルシステムを作成する際にマルチ AZ 配置オプションを使用できるようになりました。これは、複数の AWS アベイラビリティーゾーン (AZ) にまたがるファイルストレージを簡単にデプロイできるようにして、高可用性と耐久性の向上が求められるビジネスに不可欠なワークロードをサポートします。

Amazon FSx for OpenZFS は、一般的な OpenZFS ファイルシステムを基盤とするフルマネージド型で費用対効果の高い共有ファイルストレージを提供し、ZFS を活用した豊富なデータ管理機能 (スナップショット、データのクローニング、圧縮など) と共に、ミリ秒未満のレイテンシーと最大 10 GB/秒のスループットを実現するように設計されています。この新しいマルチ AZ ファイルシステムは、複数の AZ に分散した可用性の高いファイルサーバーのペア (アクティブ/パッシブファイルサーバー) を使用して構築されています。このシステムは耐久性が向上するように、AZ 間でデータを同期的にレプリケートするように構成されています。また、アクティブファイルサーバーが使用できなくなった場合や、AZ 全体が使用できなくなった場合でも、ファイルサーバー間で自動的にフェイルオーバーしてデータを継続的に利用できるように設計されています。今回のリリースにより、Amazon FSx for OpenZFS の能力、俊敏性、シンプルさを活用して、幅広いワークロードに対応できます。その中には、データベース、基幹業務 (銀行中核業務、小売プラットフォーム、半導体チップ設計など)、ウェブサービス提供アプリケーションなど、複数の AZ にまたがる可用性の高い共有ストレージが必要な、ビジネスに不可欠なワークロードが含まれます。

マルチ AZ ファイルシステムは、現在、米国東部 (オハイオ、バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、アジアパシフィック (東京、シンガポール) の AWS リージョンで利用できます。

この機能の詳細については、FSx for OpenZFS のドキュメントのページを参照してください。