投稿日: Aug 17, 2023
AWS から、Amazon Lex 向けの確認スロットタイプの一般提供が開始されたことをお知らせいたします。これにより、開発者はユーザーからの「Yes」と「No」の応答を効果的にキャプチャできます。Amazon Lex は、音声やテキストを使用して、任意のアプリケーションに対話型インターフェイスを構築するサービスです。Amazon Lex を使用すると、高度な自然言語による会話型ボット (「チャットボット」)、仮想エージェント、自動音声応答 (IVR) システムをすばやく簡単に構築できます。
これまで、開発者はユーザーからの確認と拒否の応答をキャプチャするためにカスタムスロットを作成する必要がありました。そのためには、確認を表すカスタムスロットに、口語的なフレーズのバリエーションを複数追加する必要がありました。たとえば、「Yes」のバリエーションをキャプチャするために、開発者は「Yeah」、「Th's right」、「Correct」などの複数の同義語を追加していました。今回のリリースにより、確認用のプロンプトに Confirmation の組み込みスロットタイプを直接使用できるようになりました。Confirmation スロットタイプは、ユーザー入力のバリエーションを解釈し、それを 4 つの値 (「Yes」、「No」「Maybe」、「Don’t Know」) のいずれかに効率的に解決できます。開発者は、複数の確認プロンプトやユーザーの応答に基づく分岐会話を含む洗練された会話フローを迅速かつ効率的に作成できるようになり、ボットを迅速に作成できるほか、ユーザーエクスペリエンスの向上、メンテナンスのオーバーヘッドの削減が可能になります。
Confirmation スロットタイプは、Lex V2 が動作するすべての AWS リージョンの英語ロケールで使用できます。詳細については、Amazon Lex のドキュメントをご覧ください。