投稿日: Aug 4, 2023
Amazon Web Services (AWS) で仮想プラベートクラウド (VPC) におけるプライマリ IPv6 アドレスの利用開始を発表しました。これにより、Elastic Network Interface (ENI) に関連付けられている最初の IPv6 アドレスを変更不可能にすることができます。最初の IPv6 アドレスが ENI でプライマリになると、ENI がインスタンスにアタッチされている限り、またはインスタンスが終了するまで IPv6 アドレスを削除することはできず、実質的にアドレスは変更不可能になります。プライマリ IPv6 アドレスは、Amazon が提供する IPv6 アドレスでも、Bring-Your-Own-IP (BYOIP) (IPv6) でもかまいません。
IPv4 の場合、インスタンスのプライマリ IPv4 アドレスはインスタンスの存続期間中は変更不可能であるため、インスタンスのプライマリ IPv4 アドレスを使用してトラフィックをルーティングします。この方法では、IPv4 アドレスを ENI に追加または削除しても、トラフィックフローや接続には影響を及ぼしません。IPv6 では、プライマリ IPv6 機能を使用してインスタンスにプライマリ IPv6 アドレスを設定し、IPv6 アドレスの変更を気にせずにトラフィックをルーティングできます。
この機能は、すべての AWS 商用リージョンおよび AWS GovCloud (米国) リージョンでご利用いただけます。追加コストはかかりません。詳細については、VPC のユーザーガイドをご覧ください。