投稿日: Aug 24, 2023
5 月に、Red Hat は ROSA クラスターの新しいデプロイモデルであるホスト型コントロールプレーン (HCP) を備えた Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) のプレビューを発表しました。本日、AWS マネジメントコンソールにおける HCP を備えた ROSA 向けの AWS アカウント設定ワークフローを紹介します。現在は ROSA クラシックと呼ばれている元の ROSA デプロイモデルでは、ROSA コントロールプレーンの実行に必要なすべての AWS インフラストラクチャは、お客様の AWS アカウントでホストされます。これにより、サービスアカウントでホストおよび管理されるコントロールプレーンを使用して ROSA クラスターを作成できます。プレビュー中は、HCP を備えた ROSA クラスターでは ROSA のサービス料金は発生しないため、本番環境のワークロードには使用しないでください。
HCP を備えた ROSA では、ROSA コントロールプレーンが AWS 上の Red Hat によってホストおよび管理されるため、ROSA クラスターを実行するための AWS インフラストラクチャコストを削減できます。この新しいデプロイモデルでは ROSA クラスターの作成時間が短縮され、コントロールプレーンとワーカーノードマシンプールの OpenShift バージョンのアップグレードを個別にスケジュールできます。コントロールプレーンのインフラストラクチャを AWS アカウントから移動することで、ホスト型コントロールプレーンを備えた ROSA では、アカウントで実行されたアクションによって ROSA コントロールプレーンの性能が低下するリスクが軽減されます。
現時点で、HCP を備えた ROSA のプレビューは、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ジャカルタ)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド) の AWS リージョンでご利用いただけます。
HCP を備えた ROSA を使い始めるには、ROSA ユーザーガイドの「Getting started with ROSA with HCP」を参照してください。Red Hat アカウントでログインして、Red Hat テクノロジープレビュー機能のサポート範囲の詳細を確認してください。