投稿日: Aug 1, 2023

本日より、Amazon CloudWatch アラームを使用してインスタンス更新のロールバックをトリガーできるようになりました。EC2 Auto Scaling のインスタンスの更新では、Auto Scaling グループ内のインスタンスのローリング置換を実行できます。インスタンスの更新が想定どおり完了しなかった場合は、インスタンス更新のロールバックにより、行われた変更を元に戻すことができます。今回のリリースにより、インスタンスの更新中に CloudWatch アラームをモニタリングし、アラームがトリガーされた場合に変更を自動的に元に戻すように Auto Scaling を設定できるようになりました。

この新機能により、デフォルトまたはカスタムの CloudWatch メトリクスにアラームを使用できるため、新しいインスタンスを Auto Scaling グループに確実にデプロイできます。指定したアラームでしきい値の超過が示された場合、Auto Scaling によってインスタンスの更新がキャンセルされ、ロールバックが開始されます。ロールバックは、個々のメトリクスまたは CloudWatch の複合アラームに基づいてトリガーできます。例えば、Auto Scaling グループをモニタリングして、平均 CPU 使用率が 65% のしきい値を超過した、アプリケーションのレイテンシーが 300 ミリ秒を超えたといったインスタンス更新中の状況を確認し、ロールバックをトリガーできます。

CloudWatch アラームを使用したインスタンス更新のロールバックのサポートは、AWS GovCloud (米国) リージョンを含むすべての AWS リージョンで提供されます。この機能は、AWS マネジメントコンソール、AWS SDK、AWS コマンドラインインターフェイスでご利用いただけます。AWS CloudFormation のサポートは近日中に提供が開始されます。

インスタンスの更新とインスタンス更新のロールバックの詳細については、インスタンスの更新インスタンス更新のロールバックに関する製品ページをご覧ください。