投稿日: Aug 14, 2023
本日より、AWS Distro for OpenTelemetry (ADOT) コレクターで、Kubernetes 属性プロセッサの一般提供が開始されました。ADOT は、OpenTelemetry プロジェクトのセキュアで本番環境に対応した、AWS サポートのディストリビューションです。今回のリリースでは、ADOT コレクターを使用して、名前空間やポッドなどの Kubernetes 固有のメタデータを使用したフィルタリングと関連付けのユースケースを利用できるようになります。
ADOT コレクターで Kubernetes 属性プロセッサを使用できるようになりました。収集時に、StatsD レシーバー、X-Ray レシーバー、OpenTelemetry Protocol (OTLP) レシーバーなどのレシーバーを使用する場合、パイプラインで Kubernetes 属性プロセッサを構成して、Kubernetes 固有のメタデータを使用してテレメトリ信号を強化できます。その後、分析時にこのメタデータを使用して、Kubernetes ワークロードからのトレースとメトリクスをフィルタリングできます。例えば、Amazon Managed Grafana で、Kubernetes 名前空間またはポッドでトレースとメトリクスをフィルタリングできます。さらに、Kubernetes 固有のメタデータを使用して、Amazon Managed Service for Prometheus、Amazon CloudWatch、AWS X-Ray、Amazon OpenSearch などのオブザーバビリティの送信先の関連付けに役立てることができます。
ADOT コレクターの最新バージョンは、AWS CloudFormation テンプレート、AWS Command Line Interface、kubectl コマンド、ADOT EKS アドオンを使用して設定およびデプロイできます。ADOT の詳細と最新リリースのダウンロードについては、開発者ポータルにアクセスしてください。