投稿日: Sep 6, 2023

Amazon CloudWatch Logs のフィルターパターン構文で正規表現がサポートされるようになったことを発表いたします。これにより、関連するログの検索とマッチングがさらに簡単になります。現在、お客様はフィルターパターン構文を使用してログを検索したり、メトリクスフィルターを使用してメトリクスを抽出したり、サブスクリプションフィルターを使用して特定のログを他の送信先に送信したりしています。本日のリリースにより、お客様は柔軟で強力な正規表現をフィルターパターン内で使用し、ニーズに合わせてこれらの操作をさらにカスタマイズできるようになります。お客様は、各バリエーションに対応するために複数のフィルターを定義するのではなく、{ $.statusCode=%4[0-9]{2}% } などの正規表現を使用して複数の IP サブメットや HTTP ステータスコードを照合する 1 つのフィルターを定義できます。そのため、ログの設定や管理にかかるオーバーヘッドが削減されます。

フィルターパターンによって、メトリクスフィルターサブスクリプションフィルターログイベントのフィルタリングでログイベント内の一致する用語を検索するために使用される構文が形成されます。用語には、単語、完全一致フレーズ、数値を使用できます。正規表現を使用してメトリクスフィルターまたはサブスクリプションフィルターを作成する場合、ロググループごとに 5 つの正規表現パターンという新しいクォータが設定されています。メトリクスフィルターとサブスクリプションフィルターの特定のフィルターパターンには、2 つの正規表現パターンというクォータがあります。

Amazon CloudWatch Logs のフィルターパターン構文での正規表現のサポートは、Amazon CloudWatch Logs を利用できる AWS のすべての商用リージョンでご利用いただけます。

詳細については、フィルターとパターン構文のドキュメントをご覧ください。