投稿日: Sep 14, 2023
Amazon Simple Queue Service (SQS) 標準キューを Amazon Simple Notification Service (SNS) の先入れ先出し (FIFO) トピックにサブスクライブできるようになりました。具体的には、単一の SNS FIFO トピックから、ベストエフォート型の順序付けと少なくとも 1 回の配信を提供する SQS 標準キューと、厳密な順序付けと 1 回限りの配信をサポートする SQS FIFO キューにメッセージを配信できるようになりました。この新機能によって、サブスクライバーが使用すべき SQS キュータイプが SNS トピックタイプによって決まることがなくなったため、メッセージパブリッシャーとサブスクライバーがさらに分離されます。
Amazon SNS は、アプリケーション対アプリケーション (A2A) 間と、アプリケーション対個人 (A2P) 間の通信に使用できるメッセージングサービスです。A2A の機能により、分散型システム、マイクロサービス、イベント駆動型のサーバーレスアプリケーションの間において、高スループットかつプッシュベースの多対多メッセージングをトピックで利用できるようになります。SNS 標準トピックではベストエフォート型の順序付けと少なくとも 1 回の配信が可能ですが、SNS FIFO トピックでは厳密な順序付けと 1 回限りの配信がサポートされます。標準トピックと FIFO トピックはどちらも、複数のサブスクリプションへのメッセージのファンアウトをサポートし、高い耐久性、セキュリティ、メッセージフィルタリングに対応しています。
SQS 標準キューへの SNS FIFO メッセージ配信は、AWS GovCloud (米国) リージョンを除くすべての AWS リージョンで利用できます。
詳細は以下をご確認ください。
- Amazon SNS デベロッパーガイドのFIFO トピックのメッセージ配信
- Amazon SQS デベロッパーガイドのFIFO キューと標準キュー