投稿日: Oct 25, 2023
apg_plan_mgmt 拡張機能でサポートされている Amazon Aurora PostgreSQL クエリプラン管理には、読み取り専用のレプリカインスタンスのクエリプランをキャプチャする機能が含まれるようになりました。このバージョンのクエリプラン管理 (QPM) には、推定コストに基づいてクエリプランのキャプチャを制限するなど、その他の改善が含まれます。
PostgreSQL クエリオプティマイザは、ある時点における SQL ステートメントのクエリ実行プランを作成します。条件が変更されると、オプティマイザはパフォーマンスを変更する別のプランを選択する場合があります。QPM には、オプティマイザを問題のないことがわかっている少数のプランに限定したり、インデックスの作成または削除の影響を評価したり、より低コストのプランを自動的に検出したりする機能があります。新しい拡張関数 create_replica_plan_capture を使用することで、すべてのレプリカから生成されたクエリプランをキャプチャし、キャプチャしたプランを postgres_fdw 拡張を使用して apg_plan_mgmt スキーマテーブルに保存できるようになりました。その後、QPM は、指定した承認済みプランを Amazon Aurora Global Databases を含むすべてのレプリカに適用できます。
apg_plan_mgmt 拡張機能のバージョン 2.5 は、AWS GovCloud (米国) リージョンを含むすべての AWS リージョンにおいて、Aurora PostgreSQL 15.4、14.9、13.12、12.16 以降でご利用いただけます。
Amazon Aurora は MySQL および PostgreSQL との完全互換性を備えており、圧倒的な高パフォーマンスおよび可用性を世界規模で実現します。このサービスは、組み込みのセキュリティ、継続的なバックアップ、サーバーレスコンピューティング、最大 15 のリードレプリカ、自動化されたマルチリージョンレプリケーション、AWS の他のサービスとの統合を提供します。クエリプラン管理の詳細については、Aurora PostgreSQL クエリプラン管理のベストプラクティスを参照してください。