投稿日: Oct 2, 2023

Amazon OpenSearch Service で OpenSearch バージョン 2.9 を実行できるようになりました。OpenSearch 2.9 では、OpenSearch Service の検索、オブザーバビリティ、セキュリティ分析、機械学習 (ML) 機能にいくつかの改善が加えられました。

新しいバージョンには、オープンソースの OpenSearch バージョン 2.8 および 2.9 の一部としてリリースされた機能が含まれています。主な改善点としては、クエリリライターや結果リランカーなどのコンポーネントを統合する検索プロセッサのチェーンの構築に役立つ検索パイプライン、セマンティック検索などのアプリケーションを強化するニューラル検索プラグイン、外部 ML モデルの統合を簡単にする新しい ML フレームワークの導入などがあります。OpenSearch のベクトル検索機能には、3 つの拡張機能が含まれています。それは、Facebook AI Similarity Search (FAISS) エンジンを使用した事前フィルタリングのサポート、ネイティブメモリ割り当てを最適化するためのアップデートによる大規模なワークロードの安定性の向上、および k-NN インデックスの書き込みパフォーマンスを最適化する Apache Lucene のアップデートです。今回のリリースでは、Security Analytics が相関エンジンと Open Cybersecurity Schema Framework (OCSF) のサポートを提供するようになり、潜在的なセキュリティ脅威に迅速に対応できるようになりました。その他の改善点としては、異常検出用の複合モニターのサポート、ダッシュボードからのアラートと異常検出へのよりシンプルなアクセス、geoshape データ型の集計サポート、クラスター間の検索クエリの Piped Processing Language (PPL) サポートなどがあります。

OpenSearch 2.9 へのアップグレードについての詳細は、ドキュメントをご覧ください。OpenSearch 2.9 は、Amazon OpenSearch Service が利用可能なすべての AWS リージョンで利用できるようになりました。