投稿日: Oct 26, 2023
AWS は、Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) インスタンス用のマルチ仮想プライベートクラウド (VPC) における Elastic Network Interface (ENI) アタッチメントの一般提供を発表しました。この機能により、お客様は、ある VPC でプライマリ ENI を持つインスタンスを起動し、別の VPC からセカンダリ ENI をアタッチできるようになりました。マルチ VPC の ENI アタッチメントを使用すると、ネットワーク間で VPC レベルの分離を維持しながら、集中アプライアンスやデータベースなどの特定のワークロード間で通信できます。
通信事業者など、AWS リージョン内やオンプレミスと AWS との間で異なる種類のネットワークトラフィックを送信するお客様は、ワークロードを論理的に分離する必要があります。制御トラフィックやデータプレーントラフィックなど、さまざまなタイプのネットワークトラフィックに異なる VPC を使用することで、お客様は VPC レベルでトラフィックをセグメント化し、仮想ルーター、ファイアウォール、データベースなどの共有ワークロードは 2 つの間の接続を維持できるようになります。マルチ VPC の ENI アタッチメントを使用すると、セグメント化されたこれらの VPC 間を接続したワークロードを実行し、特定の機能が確実に各 VPC と通信できるようにすることができます。
マルチ VPC の ENI アタッチメントは、すべての商用リージョン、AWS GovCloud (米国) リージョン、Sinnet が運営する Amzon Web Services 中国 (北京) リージョン、および NWCD が運営する Amazon Web Services 中国 (寧夏) リージョンで利用できます。詳細については、EC2 のユーザーガイドをご覧ください。